2023.06.19 移籍ニュース2023-24移籍ニュース
アーセナル、チェルシー、リヴァプール、あるいはペップが…どうなるロメオ・ラヴィア⁉
夏のトランスファーマーケットで、プレミアリーグのビッグ6の注目を集めているロメオ・ラヴィアは、結局どこにいくのでしょうか。昨年の夏にマンチェスター・シティからサウサンプトンに移籍したベルギーのMFは、開幕戦でアンカーとしてデビュー。デュエルの強さとパスワークをアピールした18歳は、そのままレギュラーに定着しました。
9月にハムストリングを痛め、2ヵ月の離脱を余儀なくされたものの、プレミアリーグ初年度は29試合1ゴールでフィニッシュ。CBの前でのボール奪取とキープ力は、ビッグクラブのスカウトの目にも魅力的に映ったようです。アンデルレヒトで頭角を現し、15歳のときにペップ・グアルディオラの目に留まったベルギー代表MFは、16歳でマン・シティに移籍したエリートです。
2020-21シーズンにU-18プレミアリーグでプレイし始めると、9試合に出場しただけでU-21にステップアップ。翌シーズンのカラバオカップで、トップチームデビューを果たしています。2022-23は、ロドリのバックアッパーとして期待されたものの、ペップとチキは時期尚早と判断し、カルヴァン・フィリップスを獲得。出番を失ったラヴィアはセインツに活躍の場を求めました。
とはいえ、マン・シティとヤングスターはケンカ別れをしたわけではありません。サウスコーストに旅立った彼は、成長をサポートしてくれた関係者に感謝のメッセージを送っています。1400万ポンドで手離したクラブも、2024年の夏に発生する4000万ポンドの買い戻しオプションを設定。主力の去就によっては、たった1年で買い戻しに乗り出す可能性があります。
ブライトンが8000万ポンドを主張するモイセス・カイセドに対して、ラヴィアは4500万ポンド(約82億円)と報じられています。両者ともにブレイクしたのは直近のシーズンで、プレイからはこれほどの差は感じられませんが、ヨーロッパリーグ出場権獲得と降格のコントラストが移籍金にも反映されているのでしょう。
逆にいえば、この価格差が、ビッグクラブの注目度を高めている理由のひとつです。彼の獲得を選択肢のひとつとしているのは、デクラン・ライスとカイセドのダブルを狙っていたアーセナル、ファビーニョのポジションを強化したいリヴァプール、カンテとコヴァチッチを失うチェルシー。3クラブとも、ラヴィアの位置づけは本命獲得に失敗した際の押さえです。
デクラン・ライスを獲得しようとしているアーセナルは、カイセドが無理ならラヴィア。スポルティングCPのウガルデを獲り損ねたチェルシーは、カイセドもコケたらガブリ・ヴェイガかラヴィアです。リヴァプールのターゲットは、ケフラン・テュラム、マヌ・コネ、ヴェイガ、フラーフェンベルフ。セインツのMFは、4番手か5番手でしょう。
マージーサイドとウェストロンドンは、バイアウト条項が3400万ポンドのお買い得案件、セルタ・デ・ヴィーゴのヴェイガの争奪戦に突入と伝えられています。ラ・リーガで36試合11ゴール4アシストのMFは、ラヴィアとはタイプが異なる即戦力ですが、投資を検討する順番はU-21スペイン代表が先になる可能性が高そうです。
最も自在に動けそうなのは、デクラン・ライスさえ押さえたらまっすぐ向かえるガナーズでしょう。しかし、「トーマス・パーティーがこの夏アーセナルを去る可能性がある」というファブリツィオ・ロマーノさんのツイートがラヴィア獲得に起因するなら、ちょっと待った!といいたくなります。
ラヴィアがいきなりトーマスと同等のパフォーマンスを見せられるなら、ライバルがリストアップする前にペップが買い戻しているはずです。プレミアリーグの初年度でイエローを9枚もらった19歳のMFが、優勝をめざすクラブの中盤を冷静にコントロールできるようになるまでには、相応の時間が必要と考えたほうがいいでしょう。
ジョルジーニョが来るまで唯一無二の存在だったガーナ代表は、契約が残り1年となる2024年まではキープするべきではないでしょうか。ジャカとトーマスを売ってデクラン・ライスとラヴィア獲得というプランは、将来投資としてはありかもしれませんが、勝負のシーズンの選択肢ではありません。
ラヴィアにオファーを出す前にやるべきことを考えると、アーセナルが最も有利でチェルシーは厳しそうですが、中堅クラブでも手が届く4500万ポンドというタグを見ると、第4のクラブがさらう可能性も捨てられません。カイセドに高値を付けたクラブとか、ルベン・ネヴェスをサウジアラビアに売るといわれているクラブとか、デクラン・ライスの後釜とか…。
9月にハムストリングを痛め、2ヵ月の離脱を余儀なくされたものの、プレミアリーグ初年度は29試合1ゴールでフィニッシュ。CBの前でのボール奪取とキープ力は、ビッグクラブのスカウトの目にも魅力的に映ったようです。アンデルレヒトで頭角を現し、15歳のときにペップ・グアルディオラの目に留まったベルギー代表MFは、16歳でマン・シティに移籍したエリートです。
2020-21シーズンにU-18プレミアリーグでプレイし始めると、9試合に出場しただけでU-21にステップアップ。翌シーズンのカラバオカップで、トップチームデビューを果たしています。2022-23は、ロドリのバックアッパーとして期待されたものの、ペップとチキは時期尚早と判断し、カルヴァン・フィリップスを獲得。出番を失ったラヴィアはセインツに活躍の場を求めました。
とはいえ、マン・シティとヤングスターはケンカ別れをしたわけではありません。サウスコーストに旅立った彼は、成長をサポートしてくれた関係者に感謝のメッセージを送っています。1400万ポンドで手離したクラブも、2024年の夏に発生する4000万ポンドの買い戻しオプションを設定。主力の去就によっては、たった1年で買い戻しに乗り出す可能性があります。
ブライトンが8000万ポンドを主張するモイセス・カイセドに対して、ラヴィアは4500万ポンド(約82億円)と報じられています。両者ともにブレイクしたのは直近のシーズンで、プレイからはこれほどの差は感じられませんが、ヨーロッパリーグ出場権獲得と降格のコントラストが移籍金にも反映されているのでしょう。
逆にいえば、この価格差が、ビッグクラブの注目度を高めている理由のひとつです。彼の獲得を選択肢のひとつとしているのは、デクラン・ライスとカイセドのダブルを狙っていたアーセナル、ファビーニョのポジションを強化したいリヴァプール、カンテとコヴァチッチを失うチェルシー。3クラブとも、ラヴィアの位置づけは本命獲得に失敗した際の押さえです。
デクラン・ライスを獲得しようとしているアーセナルは、カイセドが無理ならラヴィア。スポルティングCPのウガルデを獲り損ねたチェルシーは、カイセドもコケたらガブリ・ヴェイガかラヴィアです。リヴァプールのターゲットは、ケフラン・テュラム、マヌ・コネ、ヴェイガ、フラーフェンベルフ。セインツのMFは、4番手か5番手でしょう。
マージーサイドとウェストロンドンは、バイアウト条項が3400万ポンドのお買い得案件、セルタ・デ・ヴィーゴのヴェイガの争奪戦に突入と伝えられています。ラ・リーガで36試合11ゴール4アシストのMFは、ラヴィアとはタイプが異なる即戦力ですが、投資を検討する順番はU-21スペイン代表が先になる可能性が高そうです。
最も自在に動けそうなのは、デクラン・ライスさえ押さえたらまっすぐ向かえるガナーズでしょう。しかし、「トーマス・パーティーがこの夏アーセナルを去る可能性がある」というファブリツィオ・ロマーノさんのツイートがラヴィア獲得に起因するなら、ちょっと待った!といいたくなります。
ラヴィアがいきなりトーマスと同等のパフォーマンスを見せられるなら、ライバルがリストアップする前にペップが買い戻しているはずです。プレミアリーグの初年度でイエローを9枚もらった19歳のMFが、優勝をめざすクラブの中盤を冷静にコントロールできるようになるまでには、相応の時間が必要と考えたほうがいいでしょう。
ジョルジーニョが来るまで唯一無二の存在だったガーナ代表は、契約が残り1年となる2024年まではキープするべきではないでしょうか。ジャカとトーマスを売ってデクラン・ライスとラヴィア獲得というプランは、将来投資としてはありかもしれませんが、勝負のシーズンの選択肢ではありません。
ラヴィアにオファーを出す前にやるべきことを考えると、アーセナルが最も有利でチェルシーは厳しそうですが、中堅クラブでも手が届く4500万ポンドというタグを見ると、第4のクラブがさらう可能性も捨てられません。カイセドに高値を付けたクラブとか、ルベン・ネヴェスをサウジアラビアに売るといわれているクラブとか、デクラン・ライスの後釜とか…。
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