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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ブライトンは1億ポンドを要求!カイセドの移籍交渉にあのクラブが乱入したら、チェルシーはどうする?

1億2000万ポンドといわれていたデクラン・ライスの着地は、1億500万ポンド。モイセス・カイセドに対するブライトンの値付けが1億ポンドなら、8000万は出すといっているチェルシーは受け入れられるのではないかと思っていました。

1月に破談となったアーセナルのオファーは7000万ポンド。その後、2027年まで契約延長したとはいえ、1億は高すぎます。2020年にブライトンに入団し、プレミアリーグ出場は45試合。レギュラーとして活躍したのは、昨季だけです。プレミアリーグ6シーズンで204試合に出場し、キャプテンとしてECL制覇に貢献したデクラン・ライスと同格という評価は無理があります

9000万の手前で決まりだろうと思いきや、ブライトンは本気で1億を要求と伝えられています。「テレグラフ」のマイク・マグラス記者によると、彼らの物差しはデクラン・ライスで、「実力は同等で3歳若い」と主張しているとのこと。ブルーズにしてみれば、「ククレジャに5600万ポンドも払ったじゃん!」と、泣き言のひとつもいいたくなるでしょう。

記事を読みながら、マンチェスター・ユナイテッドのことを思い出しました。メイソン・マウントに対する3度めのオファーを拒否された彼らは、ターゲットをカイセドに変えると報じられました。あれ、嫌がらせですよね?「マウントを安くしてくれないと、カイセドの値段を上げちゃうよ??」。ディール成立からは、カイセドを狙うという話はすっかり消え去っています。

1億2000万ポンドしか予算がなく、本命だったはずのハリー・ケインにオファーなしで撤退したクラブが、高額必至のカイセドにいくわけがありません。いや、なるほど。そう考えると、ブライトンの1億も、嫌がらせに近い要求なのかもしれません。「コルウィルを譲ってくれないと、カイセドの値段を上げちゃうよ??」。これはこれで、いかにもありそうな話です。

シーズンローンでサウスコーストに出されたコルウィルは、プレミアリーグで13試合に先発出場。ルイス・ダンクの相棒としてパーフェクトで、ブライトンにとって喉から手が出るほどほしいタレントです。おとなしくCBを出すか、諦めて1億を出すか。カイセドを人質にして、チェルシーのギブアップを待つという戦術は妥当な選択でしょう。

ここからは、妄想です。ペップ率いるマン・シティがデクラン・ライス争奪戦を仕掛けたように、「アーセナルがカイセド獲得をめざして8500万ポンドでオファー」となったら、チェルシーは一気に1億まで積むでしょうか。ベン・ホワイトとトロサールをお買い上げいただいたクラブなら、ブライトンは頼みやすいでしょう。

いや、ここはマジで「トーマスを出してくれたら、6000万でOK」とか。…すみません。わがマンチェスター・ユナイテッドの「メイソン・マウントがダメならカイセド」という意味不明な方向転換(あるいは単なるゴシップ)から、「嫌がらせ妄想」が過ぎたようです。話を戻しましょう。「ガーディアン」によると、チェルシーは1億を呑む気はないようです。

個人合意を盾にとって強気に押すクラブが、シーガルズを根負けさせるのか。高額の移籍金を引き出すのがうまいクラブが、ブルーズのセンターを2億ポンドコンビに仕立てるのか。しばらくは、ガチンコのチキンレースとなるでしょう。「プレミアリーグのライバルが乱入しない限り」ではありますが。


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