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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ホイルンドの交渉は難航…マンチェスター・ユナイテッドにジョアン・フェリックスは必要なのか?

アタランタが要求しているラスムス・ホイルンドの移籍金は、8000万ポンド超ともいわれています。昨年のハーランドより高額のタグが事実なら、どのクラブも手を出さないでしょう。予算1億2000万ポンドのうち、半額近くをメイソン・マウントに費やしたクラブは、5000万でも手を引く可能性があります。

「アスレティック」は、マンチェスター・ユナイテッドは何人かの候補を出して、スワップを提案したと伝えています。セリエAのクラブは、これを拒否。あくまでもキャッシュといっているようです。20歳のデンマーク代表を巡るディールは、ここで止まってしまうかもしれません。一部のイギリスメディアは、別なターゲットの話題にスイッチしています。

「ザ・サン」「デイリー・メール」なので、よくあるアレの香りが漂ってきますが、ジョアン・フェリックスをローンで獲得するという話自体は現実的です。1月にチェルシーに加わったアタッカーは、プレミアリーグ16試合4ゴールという微妙なスタッツしか残せず、アトレティコ・マドリードに出戻っています。

プレシーズンの合宿に参加したジョアン・フェリックスは、シメオネ監督との険悪な関係は相変わらずで、ファーストチームのミニゲームから外されるなど、主力として扱われていないようです。すんなり退団できれば、クラブも本人もハッピーなのですが、ネックとなっているのは2019年にベンフィカに支払った1億1300万ポンドです。

今、彼を売れば大幅な減額は必至。高く見積もっても5000万まででしょう。アトレティコ・マドリードとしては、契約満了の1年前の2026年までレンタルフィーで稼いで、何とか売り抜けるというプランが妥当です。これを実現するためには、ローンで移籍したクラブで活躍し、評価を高めてもらわなければなりません。

マンチェスター・ユナイテッドは、ジョアン・フェリックスをどう評価しているのでしょうか。チームとして機能していなかったチェルシーでのパフォーマンスは度外視するのか、プレミアリーグではうまくやれないと判断するのか。現状はニューカッスルやアストン・ヴィラとともに、ローン移籍の条件を探っている段階と報じられています。

うまくはまれば、いい補強になる可能性はあるものの、ブルーノ・フェルナンデス、エリクセン、カゼミーロなどピンポイントのラストパスやスルーパスを出せるパサーが揃うチームには、スピードでちぎれるタイプかワンタッチゴーラーのほうが機能する気がします。どのみちギャンブルが必要なら、ジョアン・フェリックスよりバログンでしょう。

「デイリー・メール」のフィル・ヘイ記者によると、23歳のアタッカーはチャンピオンズリーグでプレイしたがっており、プレミアリーグに対しても前向きに考えているとのこと。ヴィラはECLですが、オールド・トラフォードとセント・ジェームズ・パークは条件を満たします。アトレティコ・マドリードの目論見通りに事は進むのでしょうか。しばし続報を待ちましょう。


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