2023.08.16 移籍ニュース2023-24移籍ニュース
アルテタとエドゥの最初のチャレンジは3年前…GKコーチが獲得を勧めたダヴィド・ラヤが入団決定!
「キャリアのなかで、これほどのチャレンジの機会を得て、ステップアップできるのは感無量だ。今シーズンがどんな形で終わるか、とても楽しみにしている。ボスと話して、アーセナルの価値観を教えてもらった。クラブは進化を遂げ、さらに成長している。この素晴らしい挑戦にノーとはいえない」
アーセナルがダヴィド・ラヤの入団を発表しました。ブレントフオードとの契約は買い取りオプション付きのローンで、今季のレンタル料は300万ポンド。1年後に2700万ポンドを払えば、完全移籍にスイッチできます。「アスレティック」のアール・ド・ロシェ記者とジェイ・ハリス記者によると、アルテタとエドゥは3年前からラヤに興味を抱いていたそうです。
ラヤ獲得のキーマンは、GKコーチのイナキ・カナ。デンマークのノアシェランからブレントフォードを経て、ノースロンドンにやってきたスペイン人は、2019年12月のアルテタ就任時に有能なスタッフと評されて加わった人物です。この年の7月に、ブレントフォードに入団したラヤを見てきたコーチは、アルテタのコンセプトの体現に必要なタレントといい続けてきました。
2020年の夏のチャレンジは、チャンピオンシップのプレーオフで敗れたブラントフォードが、プレミアリーグ昇格に欠かせないGKと主張して売却を拒否。以前にノアシェランに所属していたルナルソンを獲得したのは、イナキ・カナが推薦したからです。2021年は、アーセナルの関心はアーロン・ラムズデールに向いており、ラヤはプレミアリーグ昇格を決めたクラブに残りました。
それから2年。2021-22シーズンにセーブ率77.7%を記録し、ジョゼ・サに次ぐショットストッパーとなったラヤは、昨季プレミアリーグでも同じ数字を叩き出してリーグTOPとなりました。フットサル出身のGKはパスワークも高評価で、ユルゲン・クロップに「10番のシャツを着てもいい選手」と称えられています。
今年になって、イサキ・カナの熱意が実ったのは、選手のサラリーを厳格に管理するブレントフォードがラヤとの契約延長を断念したからです。1年後にフリーで出ていかれるより、夏に売却したほうがいいと判断したウェストロンドンのクラブは、5月にマーク・フレッケンを獲得してエースの退団に備えていました。
デクラン・ライス、カイ・ハヴェルツ、ユリエン・ティンバーにビッグマネーを投じたアーセナルは、GKにまわす予算はなかったのですが、マット・ターナーを1000万ポンドでノッティンガム・フォレストに売却できるならグリーンライトです。それでも買い取りオプション付きのレンタルという着地だったのは、アーセナルにとってぎりぎりの選択だったからでしょう。
多くのプレミアリーグファンが、「ラムズデールがいるのに、なぜ?」と訝しんだ補強でしたが、アルテタが来たときから本命はラヤのほうだったようです。「アスレティック」のインサイドレポートを読んで、選手の移籍は運と縁とタイミングが揃わなければ実現しないものなのだとあらためて思いました。
イサキ・カナが早期にノースロンドンを離れていたら、話は立ち消えになっていたでしょう。ブレントフォードが完全移籍のみと主張していたら、ガナーズは断念していたかもしれません。マット・ターナーが売れなかったら、交渉は進まなかったはずです。すべてが同じ方向を指し示し、2つのクラブがイエスといえるようになるまで、3年半という時間が必要だったのです。
開幕戦のラムズデールは、セーブ1回、失点1、パス成功率76%、ロングボール成功33%というスタッツを残しています。パスに関する数字はアリソンとオナナより上、エデルソンには及ばず。クリスタル・パレス戦はラムズデールだと思われますが、ラヤは早期にチャンスをもらえるのでしょうか。今季のガナーズは、最後方のポジション争いも注目ポイントのひとつです。
アーセナルがダヴィド・ラヤの入団を発表しました。ブレントフオードとの契約は買い取りオプション付きのローンで、今季のレンタル料は300万ポンド。1年後に2700万ポンドを払えば、完全移籍にスイッチできます。「アスレティック」のアール・ド・ロシェ記者とジェイ・ハリス記者によると、アルテタとエドゥは3年前からラヤに興味を抱いていたそうです。
ラヤ獲得のキーマンは、GKコーチのイナキ・カナ。デンマークのノアシェランからブレントフォードを経て、ノースロンドンにやってきたスペイン人は、2019年12月のアルテタ就任時に有能なスタッフと評されて加わった人物です。この年の7月に、ブレントフォードに入団したラヤを見てきたコーチは、アルテタのコンセプトの体現に必要なタレントといい続けてきました。
2020年の夏のチャレンジは、チャンピオンシップのプレーオフで敗れたブラントフォードが、プレミアリーグ昇格に欠かせないGKと主張して売却を拒否。以前にノアシェランに所属していたルナルソンを獲得したのは、イナキ・カナが推薦したからです。2021年は、アーセナルの関心はアーロン・ラムズデールに向いており、ラヤはプレミアリーグ昇格を決めたクラブに残りました。
それから2年。2021-22シーズンにセーブ率77.7%を記録し、ジョゼ・サに次ぐショットストッパーとなったラヤは、昨季プレミアリーグでも同じ数字を叩き出してリーグTOPとなりました。フットサル出身のGKはパスワークも高評価で、ユルゲン・クロップに「10番のシャツを着てもいい選手」と称えられています。
今年になって、イサキ・カナの熱意が実ったのは、選手のサラリーを厳格に管理するブレントフォードがラヤとの契約延長を断念したからです。1年後にフリーで出ていかれるより、夏に売却したほうがいいと判断したウェストロンドンのクラブは、5月にマーク・フレッケンを獲得してエースの退団に備えていました。
デクラン・ライス、カイ・ハヴェルツ、ユリエン・ティンバーにビッグマネーを投じたアーセナルは、GKにまわす予算はなかったのですが、マット・ターナーを1000万ポンドでノッティンガム・フォレストに売却できるならグリーンライトです。それでも買い取りオプション付きのレンタルという着地だったのは、アーセナルにとってぎりぎりの選択だったからでしょう。
多くのプレミアリーグファンが、「ラムズデールがいるのに、なぜ?」と訝しんだ補強でしたが、アルテタが来たときから本命はラヤのほうだったようです。「アスレティック」のインサイドレポートを読んで、選手の移籍は運と縁とタイミングが揃わなければ実現しないものなのだとあらためて思いました。
イサキ・カナが早期にノースロンドンを離れていたら、話は立ち消えになっていたでしょう。ブレントフォードが完全移籍のみと主張していたら、ガナーズは断念していたかもしれません。マット・ターナーが売れなかったら、交渉は進まなかったはずです。すべてが同じ方向を指し示し、2つのクラブがイエスといえるようになるまで、3年半という時間が必要だったのです。
開幕戦のラムズデールは、セーブ1回、失点1、パス成功率76%、ロングボール成功33%というスタッツを残しています。パスに関する数字はアリソンとオナナより上、エデルソンには及ばず。クリスタル・パレス戦はラムズデールだと思われますが、ラヤは早期にチャンスをもらえるのでしょうか。今季のガナーズは、最後方のポジション争いも注目ポイントのひとつです。
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