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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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トッテナムに続いてアストン・ヴィラが参入…コナー・ギャラガーはやはり売られてしまうのか?

チェルシー残留を熱望していたキャプテンは、やはり移籍するしかなさそうです。24歳になったコナー・ギャラガー。2023-24シーズンはトップ下、8番、中盤センターとさまざまな役割をこなし、厳しい状況に陥っていたチームを支え続けました。プレミアリーグ37試合5ゴール7アシスト。リース・ジェームズが長期離脱となったため、24試合でキャプテンマークを巻いています。

シーズンを終えた直後に退団したポチェッティーノ監督は、彼の去就を巡って経営ボードと激しく戦っていたと伝えられています。メディアが売却濃厚と書き立てると、サポーターもチームに必要な存在と猛抗議。スタンフォード・ブリッジには、「コナー・ギャラガー、生まれたときからチェルシー」というチャントが鳴り響きました。

終盤の巻き返しは、5ゴール3アシストと結果を残したキャプテンがいなければ、なしえなかったでしょう。指揮官とサポーターから絶大な支持を受けている選手の売却は、ビッグクラブから断れない額のオファーが舞い込んだ中小クラブがやることです。なぜ彼は、退団する見通しといわれているのでしょうか。

アストン・ヴィラが獲得に向かうと報じた「インディペンデント」のミゲル・デラニー記者は、チェルシーがPSR違反を回避したければ、6月30日までに大規模な売却が必要になると伝えています。利益を創出するためには、獲得時の移籍金の減価償却がない生え抜きを売るのが手っ取り早く、そのなかでも最も高額になりそうなのがコナー・ギャラガ―というわけです。

1年前に3000万ポンドという強気の値付けをしていたアルマンド・ブロヤは、フラムで失敗して減額必至。昨夏から売却候補だったトレヴォ・チャロバーも、3000万には届きそうもありません。イアン・マートセンは、ローン移籍先のドルトムントが引き留めたがっているようですが、バイアウト条項の記載は3500万ポンドと伝えられています。

対してキャプテンは、4000万ポンド以上のタグを付けても引き合いがありそうです。以前から注視していたトッテナムに加えて、ドゥグラス・ルイスの脇に置きたいウナイ・エメリも狙っているといわれており、チャンピオンズリーグの出場権をチラつかせて本人を口説き落とそうとしているようです。

8歳でチェルシーに入団したコナー・ギャラガーは、2018年にプロデビューを果たすも、最初の5シーズンは出番なし。チャールトン、スウォンジー、WBA、クリスタル・パレスで武者修行を続け、ようやく戻ってこられたのは2022-23シーズンになってからでした。チェルシーで過ごした2年の公式戦出場は95試合。不完全燃焼のままで、古巣を離れたくはないでしょう。

チェルシーは、イングランド代表に選ばれるようになった生え抜きの成長株をライバルに譲るのでしょうか。エメリの4-4-2の中央に入ったら、やっかいな存在になりそうです。サウジプロリーグやバイエルンからも注視されているボックス・トゥ・ボックスのMFが、新たなシーズンをどこで迎えるのかに注目しましょう。


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