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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

現地記者がレポート!「リヴァプールがマーク・グエイを獲らなかった理由」

「フットボールは長きに渡り、多くのことを与えてくれた。マンチェスター・シティで成長し続けられることは、私と家族にとって、とてもスペシャルな節目になる」。クリスタル・パレスに別れを告げ、マンチェスターに向かったマーク・グエイの喜びの声を触れたとき、違和感を拭えずにいました。彼はなぜ、マージーサイドに行かなかったのか?

2025年9月1日、トランスファーマーケットのデッドラインデー。マーク・グエイはロンドンのクリニックに足を運び、メディカルチェックを受けていました。リヴァプールとクリスタル・パレスが握った移籍金は3500万ポンドで、10%のセルオン状況も含まれていました。個人条件も合意に至っており、スティーヴ・パリッシュオーナーが動かなければ、すんなり決まる状況でした。

ロンドンのクラブが突如、ほぼ決まりの契約を破棄したのは、オリヴァー・グラスナー監督が猛反対したからです。プレミアリーグとカンファレンスリーグを両立させたい指揮官は、守備陣が足りないと主張し、オーナーは2025-26シーズンが終わるまで残留させると約束しました。レッズにとっては寝耳に水ですが、このときは破談ではなく、あくまでも延期と見做されていました。

クリスタル・パレスを愛していたグエイにしてみれば、欧州で戦えるチームにもう1年所属するのは、悪い話ではありません。既にパルマから2600万ポンドでジョヴァンニ・レオーニを獲得していたリヴァプールも、1年後にフリーエージェントで獲得できれば問題なしです。かくしてグエイは、イーグルスでFAカップに続くタイトルをめざすことになりました。しかし…。

それから1ヵ月も経たないうちに、レオーニが前十字靭帯損傷でシーズンアウト。リヴァプールのCBはファン・ダイク、イブラヒマ・コナテ、ジョー・ゴメスの3人となってしまいました。冬のマーケットが始まる直前の話題は、「リヴァプールは前倒しでグエイを獲得するのか」「クリスタル・パレスは許容するのか」。年明けの記事には、マン・シティの名前はありませんでした。

マン・シティが支払った移籍金は2000万ポンド? グエイにとって最高のクラブ? マージーサイドとサウスロンドンの関係が悪化したという話はありません。リヴァプールに対する疑念を抱えたまま、昨日の朝、「アスレティック」をのぞいてみると、「Why Liverpool didn’t go back in for Marc Guehi – and where it leaves them」という見出しが目に入りました。

「リヴァプール・エコー」で14年を過ごしたジェームズ・ピアース記者によると、「グエイの移籍金がたったの2000万ポンドという話には、欺瞞がある」そうです。ある関係者が「シティはグエイのエージェントに多額のマージンを支払っており、選手の週給は30万ポンド」といっており、これを知ったリヴァプールが手を引いたとレポートしています。

マン・シティは高額のサラリーを否定しているようですが、レッズがエージェントの要求を呑まなかったという話には納得感があります。複数の選手と契約延長交渉を進めていたリチャード・ヒューズSDが、グエイに関する情報が増額の根拠になるのを避けたかったのだと思われます。実額はわかりませんが、リヴァプールに行こうとしていたCBが抗えない待遇だったのでしょう。

リヴァプールは新たなターゲットの調査を進めているのか。この冬はDFを獲らないと腹をくくっているのか。デッドラインデーまで10日しかありませんが、「狙っている」「注視している」などの情報はあれど、具体的に交渉の進展を伝える記事はありません。グエイがマン・シティに移籍したように、何が起こるかわからないのがトランスファーマーケットではありますが…。


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