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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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前線強化、中盤の守備力、最終ラインの高齢化と課題山積…トッテナムの補強最新トピックス!

次のステップに踏み出そうとしていると報じられたハリー・ケインの争奪戦は、マンチェスター・ダービーといわれており、8ヵ月前に獲得したばかりのタンギ・エンドンベレにバルセロナが触手を伸ばしているというニュースもありました。エリクセンがイタリアに去り、エースとソン・フンミン、シソコが長期離脱となったトッテナムは、後半戦のプレミアリーグ10試合で3勝3分4敗と停滞。4位チェルシーと7ポイント差の8位というポジションから、CL出場権を奪還するのは相当難易度の高いミッションです。

最前線の強化、高齢化が進んだ最終ラインの立て直し、中盤センターの守備力と展開力の向上と、ジョゼ・モウリーニョ監督の目の前には重い課題が山積しています。現地メディアが配信している移籍関連のニュースやゴシップをチェックすると、スパーズがポールポジションといわれているのは、クイーンズ・パーク・レンジャーズのU-21イングランド代表MFエベレチ・エゼのみ。今季のチャンピオンシップで37試合12ゴール8アシストとブレイクした21歳は、フィジカルの強さとシュート力が高評価を得ており、いかにもモウリーニョ好みのアタッカーです。

ライプツィヒとのCLラウンド16のセカンドレグで、2ゴールを喰らったマルセル・ザビッツァーも獲得候補といわれていますが、エゼの2000万ポンドに対して25歳のオーストリア代表は4500万ポンド(約60億円)。中盤では、守備に安定をもたらしてくれるバレンシアの中央アフリカ代表MFジェフリー・コンドグビアの名前も挙がっていますが、マティッチとオーバーラップする188cmのレフティには7200万ポンドのバイアウト条項が存在するともいわれており、ハリー・ケインを売らなければ手を出せないのではないかと思われます。

前線の候補は、チェルシーと競合しそうなルカ・ヨヴィッチでしょうか。7000万ユーロでレアル・マドリードに移籍してから、1年経っていないストライカーは、ラ・リーガで15試合2ゴールといえどもさほどお値段は下がらないでしょう。エースの去就がどうあれ、計算できるストライカーは必須アイテム。セインツでプレミアリーグ15ゴールのダニー・イングスとバーンリーで11ゴールのクリス・ウッズは、前回の移籍金が2000万ポンドを割っていたコストパフォーマンスの高い点取り屋です。ウィリアンやデヤン・ロブレンとともに、プレミアリーグの経験豊富な選手を押さえ、中盤の軸と右サイドの守備に投資するといったメリハリをつけるのが得策ではないでしょうか。

ポチェッティーノ采配と戦術を過信したのか、昨夏を補強ゼロで過ごしたダニエル・レヴィ会長の判断ミスが、ピークを過ぎたチームの再生を難しくしてしまった感があります。苦しい状況が続くモウリーニョ監督ですが、今まで指揮を執ったビッグクラブのような大規模なサポートなしで、プレミアリーグでTOP4を狙えるチームを構築することができるでしょうか。他のクラブに比べて、補強関連のゴシップが少ないのが気になるトッテナムの巻き返し策を、引き続き追いかけてまいります。


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