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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ヴェルナー続報、バイエルン拒否!「クロップの下でプレイしたがっている」と一斉報道!

プレミアリーグにおいて、これだけ長い間ゴシップの主役になった選手が過去にいたでしょうか。近年では、イブラヒモヴィッチやポグバのマンチェスター・ユナイテッド移籍も長く報道され続けましたが、彼らの話題がヒートアップしたのは3ヵ月程度です。1月から、断続的にメディアの主役になっているティモ・ヴェルナーが、またもリヴァプール移籍に近づいていると騒がれています。「ミラー」「リヴァプール・エコー」「メトロ」が一斉に報じた最新ニュースは、「ヴェルナーがバイエルンを拒否」というお話です。発信源は、ドイツの「ビルト」。ブンデスリーガ王者は、前線のターゲットをレロイ・サネに絞ったといわれており、イギリスのメディアは「チェルシーとリヴァプールに絞られた」「レッズがフロントランナー」と煽っています。

リヴァプールからは未だコンタクトなしというレポートもあるなかで、メディアはなぜ、ヴェルナーとマージーサイドを紐づけしているのでしょうか。複数のメディアの共通項を拾ってみると、「ストライカー自身が、プレミアリーグへの興味を隠していない」「レッズをリスペクトしている」「バイアウト条項に記載されている5200万ポンドは、お買い得案件を好むマイケル・エドワーズSD向き」「ユルゲン・クロップ監督とドイツの太いネットワーク」「ナーゲルスマン監督のチームでプレースタイルを変えており、レッズの3トップにすんなりはまりそう」といったところが噂が絶えない理由です。

今回のニュースで強調されているのは、「ヴェルナーがクロップ監督の下でプレイしたがっている」ことです。かつてプレミアリーグでプレイしていたヤン・オーゲ・フィヨルトフトさんは、「ドルトムント、リヴァプールをはじめ、いくつかの素晴らしいクラブはスタジアム、雰囲気、歴史といった誘引力がある。さらに、マネージャーの引き込む力も重要であり、ドイツのプレーヤーはユルゲン・クロップのためにプレイしたいだろう。No.1ターゲットもそう考えているはずだ」とコメント。ブライアン・ロブソンの誘いによってミドルズブラに移籍した自らの経験を挙げ、「レッズの指揮官が口説けば、ヴェルナーは間違いなく動く」と力説しています。

これだけの状況証拠と本人の意向が揃いながらも、レッズの動きが鈍い理由について、メディアは「コロナウイルスによるパンデミックの影響をチェックしているから」と指摘しています。プレミアリーグの再開プランは決定しておらず、例年と大きく変わるはずのトランスファーウインドウのレギュレーションも発表されていません。近年のCLで荒稼ぎしているレッズといえども、2020-21シーズンの大半が無観客試合となれば、財布の紐を締める可能性があります。

ブンデスリーガで25試合21ゴール7アシスト、公式戦トータルで36試合27ゴール12アシストというワールドクラスを5000万ポンド台で獲れるチャンスなど、そうそう訪れるものではありませんが、話が動き出すとしてもプレミアリーグ2019-20シーズンの再開が確定してからとなりそうです。29戦27勝という素晴らしい足跡を残したクラブにトロフィーが授与され、アンフィールドでプレイしたがっているストライカーが望むキャリアを築けることを祈っております。バイエルンを拒否…イングランドで赤いシャツに袖を通す日は、確実に近づいていると信じましょう


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