2022.03.27 FIFAワールドカップ2022カタール大会FIFAワールドカップ
ピックフォードにこだわるか、ラムズデールに切り替えるか!? サウスゲート監督の結論は…?
3バックにベン・ホワイトとマーク・グエイ。右サイドのカイル・ウォーカー=ピータースは初招集。中盤にはコナー・ギャラガー、メイソン・マウント、フィル・フォーデン。FIFAワールドカップカタール2022に向けて、強化を図るサウスゲイト監督は、スイス代表とのフレンドリーマッチを若手主体のラインナップで戦いました。
22分にエンボロのヘッドで先制されたイングランドは、前半終了間際に同点に追いつきます。コナー・ギャラガーが右から転がしたラストパスに走り込んだのはルーク・ショー。左足の強烈なボレーがニアポストをかすめ、ネットに突き刺さりました。
決勝ゴールは78分。右からのCKをグエイがヘッドで叩くと、ツバーが腕でブロックしてしまい、ジャッジはPKです。ハリー・ケインのキックは、プレミアリーグでよく見る左隅。フットボールの母国が2-1で勝利を収めています。
イングランド代表のメンバーを眺めていると、やはり気になるのはGKです。サウスゲート監督は、ピックフォードを使い続けるのでしょうか。予選のゴールマウスをあらためてチェックしてみると、最初の3試合はバーンリーのニック・ポープ。4節からは、ユーロ2020で全試合出場のピックフォードが3試合、サム・ジョンストンが2試合、最終節のサン・マリノ戦のみラムズデールでした。
スイス戦のスターターはピックフォード。ラムズデールは負傷リタイアで、ベンチにいたのはニック・ポープとプレミアリーグで好調のフレイザー・フォースターです。今季のパフォーマンスで選ぶなら、ラムズデールがファーストチョイスで、次がポープ。エヴァートンの守護神はベンチに入れるかどうかも怪しくなります。
プレミアリーグ2021-22シーズンのスタッツを、あらためて見てみましょう。試合に出場した39人のうち、イングランド人は12人。5試合以上出場したのは9人です。セーブ率No.1は、アーセナル躍進の立役者ラムズデールで78.7%。ニック・ポープが70.5%、フレイザー・フォースターが68.5%で、エヴァートンのGKはマーカーシーにわずかに及ばない65.0%で5位に沈んでいます。
ガナーズの守護神はキャッチングの精度も高く、ビルドアップにおける判断スピードもピックフォードを上回っています。今のエヴァートンは最終ラインが不安定で、失点の責任をGKばかりに押し付けるのは酷ですが、クリーンシート数12対4、1試合あたりの失点数0.92対1.76、パス成功率62.1%対48.9%、ボックス外のスイープは13対8と、どこを取ってもピックフォードが勝てる要素は見当たりません。
今回は、ラムズデールの辞退で勝負はお預けとなりましたが、12月が近づくにつれ、ピックフォードの出番は減っていくのではないでしょうか。ユーロ2020でファイナルに進出したチームの目標は、もちろん56年ぶりの戴冠です。アリソンとエデルソンを擁する最強チームに伍するためには、ファーストチョイスを誤るわけにはいきません。
22分にエンボロのヘッドで先制されたイングランドは、前半終了間際に同点に追いつきます。コナー・ギャラガーが右から転がしたラストパスに走り込んだのはルーク・ショー。左足の強烈なボレーがニアポストをかすめ、ネットに突き刺さりました。
決勝ゴールは78分。右からのCKをグエイがヘッドで叩くと、ツバーが腕でブロックしてしまい、ジャッジはPKです。ハリー・ケインのキックは、プレミアリーグでよく見る左隅。フットボールの母国が2-1で勝利を収めています。
イングランド代表のメンバーを眺めていると、やはり気になるのはGKです。サウスゲート監督は、ピックフォードを使い続けるのでしょうか。予選のゴールマウスをあらためてチェックしてみると、最初の3試合はバーンリーのニック・ポープ。4節からは、ユーロ2020で全試合出場のピックフォードが3試合、サム・ジョンストンが2試合、最終節のサン・マリノ戦のみラムズデールでした。
スイス戦のスターターはピックフォード。ラムズデールは負傷リタイアで、ベンチにいたのはニック・ポープとプレミアリーグで好調のフレイザー・フォースターです。今季のパフォーマンスで選ぶなら、ラムズデールがファーストチョイスで、次がポープ。エヴァートンの守護神はベンチに入れるかどうかも怪しくなります。
プレミアリーグ2021-22シーズンのスタッツを、あらためて見てみましょう。試合に出場した39人のうち、イングランド人は12人。5試合以上出場したのは9人です。セーブ率No.1は、アーセナル躍進の立役者ラムズデールで78.7%。ニック・ポープが70.5%、フレイザー・フォースターが68.5%で、エヴァートンのGKはマーカーシーにわずかに及ばない65.0%で5位に沈んでいます。
ガナーズの守護神はキャッチングの精度も高く、ビルドアップにおける判断スピードもピックフォードを上回っています。今のエヴァートンは最終ラインが不安定で、失点の責任をGKばかりに押し付けるのは酷ですが、クリーンシート数12対4、1試合あたりの失点数0.92対1.76、パス成功率62.1%対48.9%、ボックス外のスイープは13対8と、どこを取ってもピックフォードが勝てる要素は見当たりません。
今回は、ラムズデールの辞退で勝負はお預けとなりましたが、12月が近づくにつれ、ピックフォードの出番は減っていくのではないでしょうか。ユーロ2020でファイナルに進出したチームの目標は、もちろん56年ぶりの戴冠です。アリソンとエデルソンを擁する最強チームに伍するためには、ファーストチョイスを誤るわけにはいきません。
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