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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

シュマイケル、エリクセン、ポグバ!プレミアリーグの選手で盛り上がるロシア観戦記!

終始、力みが目立ったルイス・スアレスはビッグチャンスでシュートミス。ダヴィド・デ・ヘアは、クリスティアーノ・ロナウドのシュートを正面で捕ろうとして後逸する珍しいエラーを披露しました。プレミアリーグを飛び出したワールドクラスのストライカーと、プレミアリーグに残ってゴールデングラブに輝いた守護神は苦いスタート。一方、素晴らしい滑り出しとなったプレミアリーグ絡みの選手は、ハットトリックを決めたクリスティアーノ・ロナウド、完璧なゴールを叩き込んだジエゴ・コスタ、決勝ゴールのポグバ、決勝アシストのエリクセン、ビッグセーブ連発のシュマイケルです。強豪国の中心選手でもプレッシャーがかかる緒戦。メッシがPKを外してドローに終わったアルゼンチンVSアイスランドが、最大のサプライズでしょう。ここまでの8試合は、小国の健闘が目立ち、いかにもワールドカップらしい熱戦が目白押しです。

ドイツ、ブラジル、ベルギー、コロンビアがこれから登場するタイミングで、MVP候補の話をするのは時期尚早ですが、スペインの強さとジエゴ・コスタの凄さについてはあれこれ語りたくなります。ポルトガルとの一戦は撃ち合いとなり、勝ち点1という最低限の結果に留まりましたが、CR7に許した3発は、きわどいPK、GKのミス、どうしようもないFK。押していたのは、間違いなくスペインでした。とりわけ強力だったのは、イスコとイニエスタの左サイドで、ボックス脇をえぐるサイドアタックで何度も欧州王者を混乱させていました。

24分にロングフィードを受けたジエゴ・コスタは、ペペに競り勝って中央に持ち込むと、セドリク・ソアレスとジョゼ・フォンテのプレミアリーグコンビをキックフェイントで翻弄。左隅に蹴り込んだフィニッシュは、タイミングもコースも完璧でした。55分、ダヴィド・シルヴァのFKをブスケツが折り返し、ジエゴ・コスタが飛び込んだ2度めの同点ゴールも鮮やか。3分後に左のポストにぶち当てたナチョのミドルは、大会で最も美しいゴールは決まりと叫びたくなる強烈なダイレクトショットでした。フレン・ロペテギ監督解任の動揺は感じられず、モロッコとイランには順当に勝てるでしょう。ウルグアイと当たるであろう決勝トーナメント1回戦が、彼らの強さをチェックする2度めのステージとなりそうです。

攻守ともに粗かったエジプト相手に低調だったウルグアイと、ゴールシーン以外は迫力がなかったフランスは、勝ち点3で畳めたことが唯一にして最大の収穫です。スアレスは空回りしていたものの、カバーニはシュート力の高さを披露しており、次のサウジアラビア戦では決めてくれるのではないでしょうか。オーストラリアの必死の守備に苦しんだフランスは、カンテの脇にいるポグバとトリッソがどれだけ攻撃に絡めるかがポイントになりそうです。ポストプレーに長けたジルーとのワンツーでゴール前に侵入し、決勝ゴールをゲットしたポグバが調子を上げられれば、グリーズマンやムバッペ、デンベレが裏を取れるシーンが増えるはずです。

ペルーに押されていたデンマークは、天才エリクセンが仕掛けたカウンターからのスルーパス1発で、貴重な勝ち点3をゲットしました。ポウルセンを走らせた縦へのボールは、オフサイドぎりぎりの完璧なタイミング。ペルーにゴールを許さなかったカスパー・シュマイケルは534分間連続無失点となりました。デンマークは、次のオーストラリア戦に勝てば、決勝トーナメント進出が決まる可能性大。FIFAランキング11位と北欧の雄を上回っていたペルーにとっては、悔やまれる敗戦となりました。

本日は、ドイツVSメキシコ、ブラジルVSスイスという気になるカードがあります。プレミアリーグの選手が多いイングランド、ベルギーと日本代表以外はほどほどにしようと思っていたのですが、結局ほとんどの試合を観てしまっています。エデルソン、ダニーロ、ウィリアン、ガブリエウ・ジェズス、フィルミーノ、フェルナンジーニョに加えて、フレッジまでいる国をスルーすることはできないでしょうね…。明日も、間違いなく寝不足です。

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