シュート6本で5発のハリー・ケイン、失意のサラー…プレミアリーグのタレントたちの明暗!
レッズのエースは、肩を痛めて無念のリタイア。最後まで戦うことなく、大会を終えてしまったのはいかにも消化不良でした。これによって、CLを制覇して大会得点王までゲットしたレアル・マドリードの7番が、3年連続でバロンドールを受賞するでしょう。いや、諦めるのはまだ早い!この夏は、ワールドカップがあります。サラーとハリー・ケインのプレミアリーグ30発コンビ、史上最高のスタッツでリーグ優勝を果たしたマンチェスター・シティのアシスト王デブライネ、あるいはエースのアグエロは、ここで活躍すれば、CR7の評価を上回ることができるかもしれません。ロシア大会における私の興味のひとつは、プレミアリーグの選手たちが大会MVP級の活躍を見せてくれるかどうかです。しかし…。
「明暗分かれる」という表現がぴったりです。グループリーグ突破を決めたイングランドのハリー・ケインは2試合5ゴール、ロメウ・ルカクは2試合4ゴールの荒稼ぎ。アウトに引っ掛ける超絶クロスでルカクのゴールをお膳立てしたデブライネも、今後の活躍で大会を代表する選手になれるかもしれません。一方、サラーは意地の2ゴールを決めたものの、3連敗でジ・エンド。アイスランド戦で素早い反転から左足を振り抜き、ファインゴールを決めたアグエロは、本日の試合でナイジェリアに勝てなければグループリーグ敗退となります。エンディディ、イオビ、イヘアナチョ、ヴィクター・モーゼスといった現役プレミアリーグ勢に加えて、元レスターのムサや、ワトフォードにいたイガロがいるナイジェリアとの一戦は、厳しい試合になるのではないかと思われます。
サラーが消え、アグエロまでいなくなれば、打倒CR7を託せるのは、ハリー・ケイン、ルカク、デブライネです。スペースに走り込んでGKをかわす得意の形を連発しているルカクと、中盤センターという守備的なポジションから攻め上がってキラーパスをフィードするデブライネは、期待通りの出来といっていいでしょう。おもしろいのは、ハリー・ケイン。シュート6本は、22分しかプレイしていないベルギーのバチュアイと同じで、流れのなかから放ったシュートはわずか1本。この数字だけ見れば、不振のストライカーなのですが、「CK、CK、PK、PK、ディフレクションで5発、おめでとう!」という幸運なスタッツを残しているのです。パナマ戦では、ロフタス・チークのシュートが足に当たってハットトリックを達成した直後に、ヴァーディとチェンジしています。おそらく予定されていた交代策で、チェルシーの若手MFが強引に狙わなければ、3発めはなかったものと思われます。
味方ががんばって活かしたボールがことごとく自分の前に届き、素晴らしいドリブルなど見せずとも、相手が体を押さえつけてくれて、レフェリーに11メートルからのゴールゲットを許されるという何ともうらやましい状況。弟子にセッティングさせて重々しくシャッターを押す大御所カメラマンか、あるいは体を軽く動かせば相手が勝手に転ぶ合気道の達人か?ハリー・ケインがこの調子でPKやCKからゴールを積み上げ、10発以上を決めつつもイングランドがベスト4あたりで止まったとしたら、大会MVPは、そしてバロンドールは誰が受賞するのか見てみたい気がするのであります。このうえは頼むぞ、ロフタス=チーク⁉
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バロンドールが選手間投票になってから、しかも誰が投票したかわかるので、無難なところに落ち着いてしまうのではと思ってます。
職業でもないのに沢山の試合を観るだろうか?よく知らない選手の投票をするだろうかってね。
実はインテルがCLを取った年、WC共々特別なプレイをしていたオランダのスナイデルが 取れなかったことがトラウマになってまして。
今はもうバロンドールの価値は無いと自分に思い込ませています笑
イレブンさんがおっしゃる通り、スナイデルの件はひどかったですね……。あの年はどう考えても彼がNo.1でした。
万が一クリロナかメッシ現象が終わるとしてもモドリッチ、イニエスタ、スアレス、ネイマール、ムバッペ、クロースあたりが壁になりそうなので、
本当にプレミア選手ではイングランド(ケイン)かベルギー(デブライネ)が優勝した時にどうなるかというくらいな気がします。
ポグバは……フランス優勝ならムバッペでしょう。
点とってこれだけ馬鹿にされるなら点とらん方がマシですな