ヤヌザイの1発でベルギーが首位通過!ルカクVS吉田、香川VSデブライネが楽しみです!
26分、右からドリブルで突破を図ったバチュアイの一撃は、ジョン・ストーンズがブロック。直後のCKは、胸でトラップして右足を振り抜いたフェライニのシュートを、ゴールの手前でアーノルドがクリアします。31分に右からファーポスト際に蹴り込んだアーノルドは、狙ったのでしょうか。3分後、CKに頭を突き出したロフタス=チークは、左に外れたボールを見て悔しそうな表情を浮かべています。スピーディーな試合は、両者とも決め手がないまま、ハーフタイムを迎えました。ブーイングは、ベルギーに対するアタックの催促でしょうか。1位通過なら日本に勝てば、ブラジルが濃厚。2位抜けのチームは、難敵コロンビアを下すとスイスVSスウェーデンの勝者と当たります。
サウスゲート監督は、45分でジョン・ストーンズを休ませ、マグワイアを投入。ベルギーのポゼッションで始まったセカンドハーフは、イングランドのカウンターが観られるでしょうか。48分のラシュフォードのミドルは右にアウト。51分、右サイドから仕掛けたヤヌザイが切り返しからダニー・ローズをかわすと、ファーに飛んだ左足のミドルがピックフォードの指先を抜けてネットに刺さります。1点を追う形になったイングランドは、なかなか反撃に転じられません。ロングフィードは冷静にクリアされ、サイドでのデュエルは赤い悪魔が優勢です。
65分、マグワイアの縦パスを受けたヴァーディーのスルーパスで、ラシュフォードがクルトワと1対1。プレミアリーグ35試合7ゴールの20歳は、チェルシーの守護神にコースを塞がれワールドカップ初ゴールはお預けです。70分にアーノルドがファーにクロスを上げ、ダニー・ローズがヘッドで落とすと、クリアをミートしたデルフのボレーはボヤタが体を張ってブロック。ロベルト・マルティネス監督は、ヴェルマーレンに代えてコンパニを送り出しました。78分、アーノルドが下がってウェルベックが登場。終盤のピッチに、マンチェスター・ユナイテッド絡みの選手が5人になりました。ラシュフォードのFKはうまく落とせず、残り時間は10分です。
82分のCKは、こぼれ球を叩いたウェルベックのボレーをフェライニがブロック。86分にヤヌザイと代わったメルテンスは、2分後に強烈なミドルを左隅に放ちますが、ピックフォードのビッグセーブに阻まれました。バチュアイが右から突破したビッグチャンスは、イングランドの必死の守備でフィニッシュを許さず。92分、クルトワとともにMVPに指名したいフェライニの左足シュートは、惜しくもニアポストの外を抜けていきます。間もなくタイムアップの笛。ベルギーがサッカーの母国を1-0で下し、ラウンド16で日本と対決することになりました。
以前に、グループGは2位通過のほうがおいしいのではないかと書かせていただきましたが、復調コロンビアが首位で勝ち上がった今となっては微妙です。いずれにしても、イングランドもベルギーも主力を温存することができ、疲れを残すことなくノックアウトラウンドを戦えてよかったとはいえるでしょう。プレミアリーグオールスターズともいえるイングランドと、日本がぶつかる試合を観たかったという思いはあるものの、強豪ベルギーとのゲームも楽しみです。ルカクVS吉田、香川とデブライネの中盤での駆け引きなどを楽しめると想像すると、否応なくテンションが上がります。ワールドカップロシア大会は、48試合を終えました。残り16試合、ブックメーカーで優勝国にベットせよといわれれば、穴狙いでクロアチアです。
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両監督の内心はともかく、ピッチに立っていた22人はお互いチームメイトも多いせいか、プライド的に負けられないといった感じのやり合いが随所に見られて良かったです。特にフェライニとPJのマッチアップは面白かったですね笑
プレミアリーグ第39節をやっているのか!?と言うような雰囲気で妙な安心感がある試合でした