2022.12.02 FIFAワールドカップ2022カタール大会FIFAワールドカップ
5度のチャンスを活かせず、スコアレスで敗退…アンリに慰められ、泣き崩れるルカクに思うこと。
ガレス・ベイル、クリスティアン・エリクセン。プレミアリーグで活躍したベテランたちが、最後になるであろうワールドカップを続々と終えています。最終節の3日めには、FIFAランキング2位のベルギーがグループステージ敗退という波乱がありました。アルデルヴァイレルトやフェルトンゲンは、スコアレスドローのクロアチア戦がラストゲームでしょう。
31歳になったエデン・アザールとケヴィン・デブライネも、見納めになるかもしれません。そして、彼も…。負傷明けだったロメウ・ルカクも既に29歳。セリエAで4試合1ゴールと不本意なシーズンを過ごしているストライカーは、クロアチア戦のハーフタイムにピッチに現れました。
パス成功5本、シュート5本、オンターゲットは2本でドリブル成功1回。再三の決定機を活かしていれば、ベルギーは次のラウンドに駒を進めていたはずです。49分のCKの二次攻撃から、右サイドのデブライネがファーにクロスを上げると、ルカクのヘッドはGKリヴァコヴィッチの正面。60分のチャンスは、決めなければいけないシーンでした。
中央からドリブルで上がったデブライネが、左のヤニック・カラスコにラストパス。右足のシュートをユラモヴィッチが足に当てると、こぼれ球に先着したルカクはフリーです。誰もが決まったと思った右足のダイレクトショットは、右のポストに弾かれてしまいました。
62分にデブライネがクロスを入れたシーンは、飛び出したGKの背後にいたルカクのヘッドが上にアウト。決めていても、プレーメーカーがクロスを上げた瞬間、ゴールラインを割っていたとジャッジされたのではないかと思います。いつもなら枠に収めているストライカーは、自分が信じられないというような表情で立ち尽くしています。
87分、左からのクロスのクリアを拾ったのはムニエ。中央に折り返すと、マークが着いていなかったルカクが左足に当てたボレーは、右のポストの外に逸れていきます。90分に左から仕掛けたジェレミー・ドクが中央に持ち込み、ボックス右のトルガン・アザールに預けると、クロスを受けたルカクは胸トラップをGKにさらわれました。
最後のチャンスは92分、左からのクロスをパシャリッチがクリアし切れず、ボールはルカクの前へ。今度こそ決まるかと腰を浮かした瞬間、反応が速かったグヴァルディオールが左足のアウトで外に掻き出しました。敗退が決まり、ベンチに戻った9番は、アクリルのガラスに右ストレートを喰らわせてクラッシュ。頭を覆って泣き崩れ、ティエリ・アンリに慰められていました。
クルトワのビッグセーブ連発は報われず、前回大会の3位が3試合で大会を去ることになりました。祭りを終えたアフマド・ビン・アリ・スタジアムのせつない雰囲気も、ワールドカップを彩るシーンのひとつです。足は何とか間に合ったルカクは、心と勘が仕上がらなかったのでしょう。あなたは戦った…震える背中を見て頭に浮かぶのは、月並みな言葉ばかりです。
31歳になったエデン・アザールとケヴィン・デブライネも、見納めになるかもしれません。そして、彼も…。負傷明けだったロメウ・ルカクも既に29歳。セリエAで4試合1ゴールと不本意なシーズンを過ごしているストライカーは、クロアチア戦のハーフタイムにピッチに現れました。
パス成功5本、シュート5本、オンターゲットは2本でドリブル成功1回。再三の決定機を活かしていれば、ベルギーは次のラウンドに駒を進めていたはずです。49分のCKの二次攻撃から、右サイドのデブライネがファーにクロスを上げると、ルカクのヘッドはGKリヴァコヴィッチの正面。60分のチャンスは、決めなければいけないシーンでした。
中央からドリブルで上がったデブライネが、左のヤニック・カラスコにラストパス。右足のシュートをユラモヴィッチが足に当てると、こぼれ球に先着したルカクはフリーです。誰もが決まったと思った右足のダイレクトショットは、右のポストに弾かれてしまいました。
62分にデブライネがクロスを入れたシーンは、飛び出したGKの背後にいたルカクのヘッドが上にアウト。決めていても、プレーメーカーがクロスを上げた瞬間、ゴールラインを割っていたとジャッジされたのではないかと思います。いつもなら枠に収めているストライカーは、自分が信じられないというような表情で立ち尽くしています。
87分、左からのクロスのクリアを拾ったのはムニエ。中央に折り返すと、マークが着いていなかったルカクが左足に当てたボレーは、右のポストの外に逸れていきます。90分に左から仕掛けたジェレミー・ドクが中央に持ち込み、ボックス右のトルガン・アザールに預けると、クロスを受けたルカクは胸トラップをGKにさらわれました。
最後のチャンスは92分、左からのクロスをパシャリッチがクリアし切れず、ボールはルカクの前へ。今度こそ決まるかと腰を浮かした瞬間、反応が速かったグヴァルディオールが左足のアウトで外に掻き出しました。敗退が決まり、ベンチに戻った9番は、アクリルのガラスに右ストレートを喰らわせてクラッシュ。頭を覆って泣き崩れ、ティエリ・アンリに慰められていました。
クルトワのビッグセーブ連発は報われず、前回大会の3位が3試合で大会を去ることになりました。祭りを終えたアフマド・ビン・アリ・スタジアムのせつない雰囲気も、ワールドカップを彩るシーンのひとつです。足は何とか間に合ったルカクは、心と勘が仕上がらなかったのでしょう。あなたは戦った…震える背中を見て頭に浮かぶのは、月並みな言葉ばかりです。
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