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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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スタッツは優秀なイングランドはフランスに勝てるか?優勝できるか?

「ベスト8で日韓戦」という淡い妄想は、無残に引き裂かれてしまいましたが、ワールドカップカタール大会は、いくつかの因縁の対決が期待されています。既に決まっているのは、10日に開催されるイングランドVSフランス。トータル5発でゴールランキングのTOPを走るキリアン・ムバッペと、前回得点王のハリー・ケインが激突するハイテンションな一戦です。

ベスト4で実現する可能性があるのは、ブラジルVSアルゼンチンのライバル対決。メッシVSネイマールと表現する人もいるでしょう。ファイナルで最も注目度が上がる組み合わせは、アルゼンチンVSポルトガルでしょう。クリスティアーノ・ロナウドとメッシがワールドカップ初制覇を賭けて戦うラストマッチです。

大手ブックメーカー「ウィリアム・ヒル」の今朝の優勝予想オッズは、ブラジル7/4、フランス4/1、アルゼンチンとイングランドが11/2、オランダ14/1、モロッコ28/1、クロアチア33/1となっています。順当にいけば、1998年以来となるブラジルVSフランスですが、アップセット続出の大会は、最後のサプライズを用意しているかもしれません。

さて、初の中東開催となったワールドカップを制するのはどこでしょうか。欧州と南米以外で開催された大会の勝者を見ると、1994年のアメリカ大会がブラジル、2002年の日韓もブラジル、2010年の南アフリカはスペイン。「開催地が赤道に近づけば近づくほどブラジルが有利」という印象があります。

今大会のスタッツで選ぶなら、最多ゴールは4戦12発のイングランドとポルトガル。両者ともに、ゴールを決めた選手が8人います。失点が最も少ないのは1発しか許していないモロッコで、2失点のイングランドとともに、クリーンシートを3回記録しています。

ポゼッションのランキングを見ると、76.8%のスペインは既に敗退、2位は65.3%のアルゼンチン、3位は65.0%のイングランドです。1試合あたりのシュート数は、ドイツ、ブラジル、フランス、アルゼンチン。パス成功率は、スペイン、イングランド、アルゼンチン、ブラジルの順となっています。

こうして見ると、3試合を3点差以上で勝っているイングランドは優秀です。セーフティーリードを築いて戦った時間が長かったため、適度に主力を休ませており、フルタイム出場はピックフォードのみ。フィジカルのコンディションは悪くないはずです。彼ら以上にターンオーバーがうまいフランスさえ倒せれば、ファイナルに歩を進めることができるのではないかと思います。

イランやウェールズを相手に積み上げた数字が、たったひとつのミスが命取りになる今後の激戦の役に立つとは思いません。しかしスタッツをチェックすると、若いアタッカーたちが軒並み調子を上げており、ゴールのバリエーションが多岐に渡るというプラス材料を見出すことができます。

ユーロ2020のファイナリストは、ネーションズリーグの信じられない惨敗がなければ、優勝候補としてカタールに乗り込んでいたはずです。ガレス・サウスゲート監督のチームは、ドーバー海峡の向こう岸とのライバル対決を制して、56年ぶりのファイナルに辿り着くことができるでしょうか。

過去の対戦成績は、17勝5分9敗でリード。ワールドカップでは2戦2勝と負けていません。これもまた、過ぎし日々の数字でしかありませんが…。


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