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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

コール・パルマー、フォーデン、ギブス=ホワイトは、なぜイングランド代表から外されたのか?

森保監督率いる日本代表の26人が発表されたとき、スポルティングCPの守田英正が選に漏れたと話題になりましたが、トーマス・トゥヘル監督のイングランド代表は、われわれをはるかに上回る「なぜ?」の大合唱となっているようです。落選した選手の名前を並べると、プレミアリーグでそれなりに戦えるスカッドになりそうです。

ハリー・マグワイア、レヴィ・コルウィル、ルーク・ショーは、ジェド・スペンス、ダン・バーン、クアンサーに劣るのか?アレクサンダー=アーノルドのクロスやFKは必要なしといえるのか?アダム・ウォートンをスルーしてジョーダン・ヘンダーソンを入れた理由は?カルヴァート=ルーウィンとソランケ、ウェルベックを落としてイヴァン・トニーって…?

「BBC」のダニエル・オースティン記者は、チェルシーでビッグイヤーを獲得した監督の説明から「チームスピリットがあり、セルフィッシュではない」という言葉をピックアップしています。アーセナル、マン・シティ、アストン・ヴィラ、ニューカッスルが目立つのは、プレッシング、セットピース、ダイレクトアタックにおける連携に長けた選手が多いからでしょう。

起用するシーンをイメージしづらいヘンダーソンは、長友佑都のように若手に背中を見せる役割を求められているのだと思われます。自己主張が強いタイプはベリンガムとラシュフォードぐらいで、リース・ジェームズ、デクラン・ライス、ジョン・ストーンズといったリーダーシップがある選手が軸となっています。それにしても、トップ下のチョイスはサプライズでした。


GK:ディーン・ヘンダーソン(クリスタル・パレス)、ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)、ジェームズ・トラフォード(マンチェスター・シティ)

DF:ダン・バーン、ティノ・リブラメント(ニューカッスル)、マーク・グエイ、ニコ・オライリー、ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)、リース・ジェームズ(チェルシー)、エズリ・コンサ(アストン・ヴィラ)、ジャレル・クアンサー(レヴァークーゼン)、ジェド・スペンス(トッテナム・ホットスパー)

MF:エリオット・アンダーソン(ノッティンガム・フォレスト)、ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)、デクラン・ライス、エベレチ・エゼ(アーセナル)、ジョーダン・ヘンダーソン(ブレントフォード)、コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド)、モーガン・ロジャース(アストン・ヴィラ)

FW:アンソニー・ゴードン(ニューカッスル)、ハリー・ケイン(バイエルン)、ノニ・マドゥエケ、ブカヨ・サカ(アーセナル)、マーカス・ラシュフォード(バルセロナ)、イヴァン・トニー(アル・アハリ)、オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)


コール・パルマー、フィル・フォーデン、ギブス=ホワイトが全員アウトは、予想できませんでした。「セットピースとPKのスペシャリストを揃えた」という言葉を聞くと、ますます謎は深まります。マン・シティでセメンヨやシェルキに出番を奪われたフォーデンは、まだわかります。年明けの公式戦でノーゴール。リーグのMVPに輝いた2023-24シーズンの迫力はありません。

ガレス・サウスゲートのイングランド代表でもフィットしておらず、アピールできる材料が乏しいといわれると、うなずくしかありません。ならば、ギブス=ホワイトは?今季プレミアリーグの36試合14ゴール4アシストは、7ゴール2アシストのエベレチ・エゼの2倍です。3月以降は9戦8発2アシストで、ノッティンガム・フォレストの残留の立役者となっています。

左サイドもインサイドもこなせるエゼは、ユーティリティーに加えてチームプレーヤーであることも評価されたのでしょうか。チェルシーの10番も、「PKを除けば公式戦トータルで5ゴール3アシスト」「34試合22ゴール11アシストの2023-24シーズンには、ほど遠いパフォーマンス」といわれると、返す言葉に詰まるのですが…。

「アスレティック」でチェルシーを担当するリアム・トゥーミー記者は、「悲しい現実だが、彼に不満をいえる余地はない」とバッサリ切っています。ユーロ2024のファイナルで同点ゴールをゲットし、クラブワールドカップ決勝のパリ戦で2ゴール1アシストを叩き出したコール・パルマーは、度重なる負傷とクラブの混乱に足をすくわれた感があります。

コンセプトへのフィット感、一体感、リーダーシップ、利他主義を重視する指揮官は、アーセナルでサカの代役を必死で務めたノニ・マドゥエケと、ゴールを重ねながらオリー・ワトキンスを活かしたモーガン・ロジャースの姿勢を買ったようです。あるいはチェルシーで指揮を執っていたとき、彼をエゴイストと評していたのでしょうか。

常連だった選手が落ちると、監督との信頼関係に疑念を抱く記者が出てくるのは日本もイングランドも同じです。しかし、イヴァン・トニーを復帰させたという事実は、個人的な感情など介在させていないという説明の裏付けとなっています。イングランドは、ビッグクラブのエースを落とせるほど人材が豊富になったのでしょう。いやー、それにしても、コール・パルマーは…!


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