2020.06.22 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2019-20
【Aston Villa×Chelsea】ランパード采配的中!電光石火の2発でチェルシーが逆転勝利!
チェルシーの中盤に、ロフタス=チークが帰ってきました。プレミアリーグ30節の再開初戦は、19位に沈むアストン・ヴィラとのアウェイゲーム。ランパード監督のチームは、ジョルジーニョを欠く以外は、主力が全員戻ってきています。GKケパ、DFアスピリクエタ、リュディガー、クリステンセン、マルコス・アロンソ。中盤はカンテ、ロフタス=チーク、コヴァチッチ、3トップはウィリアン、ジルー、メイソン・マウントです。キックオフから獰猛に攻めるアストン・ヴィラ。プレミアリーグ残留をめざして必死に戦うクラブとのゲームは、簡単に勝てる試合ではなさそうです。
3分にメイソン・マウントが左サイドを突破すると、チェルシーがペースをつかみ始めます。4分、アスピリクエタのアーリークロスに反応したロフタス=チークのヘッドは右にアウト。クリステンセンが積極的に縦のボールを入れ、カンテに背後をまかせたコヴァチッチとロフタス=チークは前でプレイしようとしています。16分、ウィリアンが左に流れたジルーを走らせたカウンターは、ホームチームの戻りが早くアーリークロスは通らず。20分にメイソン・マウントが左足で放った強烈なミドルは、ノルウェー代表GKニーランが左に飛んで弾き出しました。
クリステンセンやコヴァチッチが左右に散らし続けるチェルシーですが、ゴール前を固めるヴィラはスペースを与えず、シュートのない時間が続きます。30分にウィリアンがボックス右脇に流れ、速いグラウンダーを入れるもジルーは空振り。32分のコヴァチッチのミドルをニーランがファンブルしますが、右手を伸ばして押さえ、事なきをえます。1分後、エル・ガジの強烈なミドルはケパが右に飛んでセーブ。右サイドでフーリハンを翻弄したメイソン・マウントが、ファーポスト際に転がした決定的なラストパスは、ロフタス=チークが間に合いませんでした。
43分、右サイドに出たグリーリッシュが脇にいたドゥグラス・ルイスに落とすと、ファーに上がったクロスをエル・ガジがプッシュ。ケパが弾いたボールがコートニー・ハウスの足元にこぼれ、右足で引っかけた今季プレミアリーグ初ゴールがネットを揺らします。突然、豪雨に見舞われたヴィラパーク。反撃に出たチェルシーは、3つのCKからのシュートがすべて決まらず、ビハインドを抱えたままでハーフタイムを迎えました。後半も、チェルシーが仕掛け続けるハーフコートマッチ。ヴィラはこのままで、45分をしのげないでしょう。
3分にメイソン・マウントが左サイドを突破すると、チェルシーがペースをつかみ始めます。4分、アスピリクエタのアーリークロスに反応したロフタス=チークのヘッドは右にアウト。クリステンセンが積極的に縦のボールを入れ、カンテに背後をまかせたコヴァチッチとロフタス=チークは前でプレイしようとしています。16分、ウィリアンが左に流れたジルーを走らせたカウンターは、ホームチームの戻りが早くアーリークロスは通らず。20分にメイソン・マウントが左足で放った強烈なミドルは、ノルウェー代表GKニーランが左に飛んで弾き出しました。
クリステンセンやコヴァチッチが左右に散らし続けるチェルシーですが、ゴール前を固めるヴィラはスペースを与えず、シュートのない時間が続きます。30分にウィリアンがボックス右脇に流れ、速いグラウンダーを入れるもジルーは空振り。32分のコヴァチッチのミドルをニーランがファンブルしますが、右手を伸ばして押さえ、事なきをえます。1分後、エル・ガジの強烈なミドルはケパが右に飛んでセーブ。右サイドでフーリハンを翻弄したメイソン・マウントが、ファーポスト際に転がした決定的なラストパスは、ロフタス=チークが間に合いませんでした。
43分、右サイドに出たグリーリッシュが脇にいたドゥグラス・ルイスに落とすと、ファーに上がったクロスをエル・ガジがプッシュ。ケパが弾いたボールがコートニー・ハウスの足元にこぼれ、右足で引っかけた今季プレミアリーグ初ゴールがネットを揺らします。突然、豪雨に見舞われたヴィラパーク。反撃に出たチェルシーは、3つのCKからのシュートがすべて決まらず、ビハインドを抱えたままでハーフタイムを迎えました。後半も、チェルシーが仕掛け続けるハーフコートマッチ。ヴィラはこのままで、45分をしのげないでしょう。
アスピリクエタとウィリアンが右サイドを執拗に攻め、リュディガーまでバイタルエリアに侵入しています。53分、ウィリアンがニアに入れたクロスをアスピリクエタが頭で合わせると、ボールはニアポストの脇を抜けていきます。サイドアタックは、いつ実るのか。ランパード監督は、55分にコヴァチッチとロフタス=チークを下げ、プリシッチとロス・バークリーを投入します。若き指揮官の采配が当たったのは60分。アスピリクエタのクロスがファーに上がると、フリーで詰めてきたプリシッチのボレーがバーの下を叩いてネットに刺さりました。
さらに62分、メイソン・マウントがジルーをポストに使って左にはたくと、逆サイドにまわっていたアスピリクエタが中央にグラウンダーをフィード。トラップしたジルーが素早くターンして右足を振り抜くと、フーリハンに当たったボールがゴールに飛び込みました。電光石火の逆転劇。33歳のベテランストライカーは、直近のプレミアリーグ4試合で3発をゲットしています。悔しそうなディーン・スミス監督の後ろに、無表情のジョン・テリー。守っていられなくなったヴィラは、どんな戦術で同点をめざすのでしょうか。
68分、左から蹴ったフーリハンのFKがコートニー・ハウスの頭に届くも、余裕がなかったヘディングシュートはケパの頭上に浮いてしまいます。残り20分、エル・ガジとフーリハンが下がり、ナカンバとトレセゲ。ヴィラが攻める時間が増えたものの、リュディガーとクリステンセンには余裕が感じられます。80分にジルーがお役御免で、タミー・アブラハムが登場。チェルシーはセーフティーファーストを心がけながら、速攻を見せてヴィラのラインを下がらせています。84分のウィリアンの鋭いミドルは、ニーランが上にクリア。88分に途中出場のホタにきわどいシュートを打たれたものの、落ち着いて守り切ったプレミアリーグ4位チームが、大事な再開初戦を勝ち点3で飾りました。
右サイドからクロスが上がったとき、詰めが甘かったロフタス=チークをプリシッチに代えたランパード采配の勝利。MVPは、2アシストを決めたアスピリクエタでしょう。6位までで初戦を制したのはマンチェスター・シティのみという波乱の幕開けのなかで、ブレずにサイドアタックを徹底して逆転を果たしたチームは、心身ともにコンディションがよさそうです。次節はマン・シティ。マンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、TOP4フィニッシュの希望をつなぐ結果を期待したいところではあるのですが、それよりも何よりも、これぞプレミアリーグと叫びたくなるような熱戦を見せてもらえればと思います。いや、その前に…13ヵ月ぶりのプレミアリーグ復帰、おめでとうロフタス=チーク!
さらに62分、メイソン・マウントがジルーをポストに使って左にはたくと、逆サイドにまわっていたアスピリクエタが中央にグラウンダーをフィード。トラップしたジルーが素早くターンして右足を振り抜くと、フーリハンに当たったボールがゴールに飛び込みました。電光石火の逆転劇。33歳のベテランストライカーは、直近のプレミアリーグ4試合で3発をゲットしています。悔しそうなディーン・スミス監督の後ろに、無表情のジョン・テリー。守っていられなくなったヴィラは、どんな戦術で同点をめざすのでしょうか。
68分、左から蹴ったフーリハンのFKがコートニー・ハウスの頭に届くも、余裕がなかったヘディングシュートはケパの頭上に浮いてしまいます。残り20分、エル・ガジとフーリハンが下がり、ナカンバとトレセゲ。ヴィラが攻める時間が増えたものの、リュディガーとクリステンセンには余裕が感じられます。80分にジルーがお役御免で、タミー・アブラハムが登場。チェルシーはセーフティーファーストを心がけながら、速攻を見せてヴィラのラインを下がらせています。84分のウィリアンの鋭いミドルは、ニーランが上にクリア。88分に途中出場のホタにきわどいシュートを打たれたものの、落ち着いて守り切ったプレミアリーグ4位チームが、大事な再開初戦を勝ち点3で飾りました。
右サイドからクロスが上がったとき、詰めが甘かったロフタス=チークをプリシッチに代えたランパード采配の勝利。MVPは、2アシストを決めたアスピリクエタでしょう。6位までで初戦を制したのはマンチェスター・シティのみという波乱の幕開けのなかで、ブレずにサイドアタックを徹底して逆転を果たしたチームは、心身ともにコンディションがよさそうです。次節はマン・シティ。マンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、TOP4フィニッシュの希望をつなぐ結果を期待したいところではあるのですが、それよりも何よりも、これぞプレミアリーグと叫びたくなるような熱戦を見せてもらえればと思います。いや、その前に…13ヵ月ぶりのプレミアリーグ復帰、おめでとうロフタス=チーク!
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更新お疲れ様です。
再開初戦の嬉しさが勝利の記事になり良かったです。ロフタスチークはいまいちフィットしていませんでしたが、上背と身体の使い方がやはり魅力的で、今後の順応に期待です。おっしゃるようにアスピリクエタ、他にもウィリアン、ジルー、カンテのベテラン勢のモチベーションが高く、若手の浮き足をなんとか地につけさせていたと思います。ケパは反応も良く、試合通しても決して悪くなかったと思いますが、コーチングなのか、DF陣の意思疎通なのか、相手の二波三波への対応が微妙なのは相変わらず残念です。ジェームスの入りも心配するほど悪かったので、直後のマンC大一番に向けてどういう修正になるか気になります。オープニングの黙祷・片膝アクションや、やたらベンチの声が響き渡るスタジアム、先制点のテリーの無リアクションなど個人的には見所満載でした。