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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【MAN.CITY×Burnley】20歳のフォーデン躍動!マンチェスター・シティが5発圧勝!

アーセナルと戦ったプレミアリーグの再開初戦は3-0完勝。マンチェスター・シティの2試合めの相手は、ヨーロッパリーグ出場権をめざす11位バーンリーです。アーロン・レノンとジョー・ハートが退団するチームは、ベンチに7人しか置いておらず、うち3人はユースの選手。フィル・バーズリー、ヘンドリック、ブレイディ、グズムンドソン、アシュリー・バーンズ、クリス・ウッドが全員欠場では、劣勢必至です。ホームのマン・シティが圧倒的優位と見られている試合は、やはり立ち上がりからハーフコートマッチ。心なしか、いつもより慎重にパスをまわす水色のシャツは、デブライネがベンチスタートの布陣での戦い方を確認しているのでしょうか。

GKエデルソン、DFジョアン・カンセロ、フェルナンジーニョ、オタメンディ、ジンチェンコ。MFロドリ、ダヴィド・シルヴァ、フォーデン、FWベルナルド・シウヴァ、アグエロ、マフレズ。横にまわるパスが多いマンチェスター・シティは、ぺップ就任以降のプレミアリーグでホーム全勝の相手に対して、10分を過ぎてもシュートがありません。16分にジョアン・カンセロが放ったロングシュートが最初の1発。1分後、左のジンチェンコからダヴィド・シルヴァ、ベルナルド・シウヴァと右に渡ったシーンは決定的でしたが、20番が右足のシュートをニアに外してしまいました。

22分、先制ゴールはフィル・フォーデン。右のショートコーナーからのグラウンダーをニアで受けた20歳は、迷わず左足を振り抜き、ニック・ポープが伸ばした左手の先を抜きました。ゴールが決まった直後に給水という気持ちいい展開。リフレッシュしたホームチームは、攻め続けています。35分、右サイドからの斜めのパスをボックス入り口でもらったダヴィド・シルヴァが切り返しからグラウンダーを入れると、アグエロの左足シュートはタルコフスキーがブロック。40分にロドリが横に流したボールを、ジンチェンコが遠めから狙うと、ポープの正面にいってしまいます。

43分、フェルナンジーニョのロングフィードを右サイドでトラップしたのはリヤド・マフレズ。切り返しからテイラーを振り切ったウインガーが右足でクロスに決め、マン・シティのリードは2点に広がりました。45分、フィル・フォーデンの折り返しをベン・ミーがクリアした瞬間、アグエロが転倒。ストライカーは痛みを訴えてピッチを去り、レフェリーはかなり遅れてVARをチェックし、PKというジャッジを下しました。マフレズが確実に決めて3-0。プレミアリーグ16ゴールのエースの代役は、ガブリエウ・ジェズスです。

3点リードなら、ペップも選手たちも無理をしないでしょう。48分のジンチェンコが打った右足のミドルは、味方に当たって左にアウト。51分、右のショートコーナーから中央に戻ったボールをフォーデンがキープし、ボックス右のベルナルド・シウヴァにきれいなスルーパスが通ると、高速グラウンダーをダヴィド・シルヴァが巧みにタッチし、4点めがネットに突き刺さりました。60分のジェイ・ロドリゲスをピーテルスは、勝とうとしている采配には見えません。ペップはマフレズとフェルナンジーニョに代えて、ラポルテとデブライネをピッチに送り出しました。

63分、デブライネのパスをボックス右でもらったのはベルナルド・シウヴァ。グラウンダーを押し込もうとしたガブリエウ・ジェズスのミスタッチが右に流れると、フリーで走り込んだフォーデンが左足でニアにシュート。ポープの足に当たったボールがサイドネットに収まり、マン・シティのリードは5点となりました。来季が楽しみな若きプレーメイカーは、今季プレミアリーグ3ゴールめです。79分にフォーデンがお役御免となり、レロイ・サネがシーズン初出場。85分のサネのFKは壁にヒットし、6点めはなりません。最後までシュートを打ち続けたマンチェスター・シティが、5発ゲットで再開後を連勝スタートとしました。

ダヴィド・シルヴァ、ベルナルド・シウヴァ、フィル・フォーデン、ジンチェンコ、デブライネと、プレーメイカーが5人もいる欧州屈指の強豪が、自在なパスワークで11位を叩き潰した圧勝劇。MFと最終ラインの間にあるスペースに入った選手に、速い縦パスを通すアタックが次々と決まり、手負いのバーンリーはノーチャンスでした。マンチェスター・ユナイテッドとウルヴスにダブルを許したチームの優勝の可能性は限りなくゼロですが、彼らにはFAカップとチャンピオンズリーグが残されています。ゴールの感触を確かめながらコンディションを高め、2つのコンペティションで頂点に立てれば、悪くないシーズンといえるのではないでしょうか。5-0、シュート数18対2、オンターゲット7対0、ポゼッション66対34…さすがです!


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