【WBA×Arsenal】貴重なゴールを決めたのは、絶好調カソルラ&ウェルベック!
前半、WBAのシュートはゼロ。アーセナルのボールポゼッションは77%という高い数字でしたが、圧倒的に攻めていたという印象はなく、とにかくWBAが消極的な45分でした。アーセナル最初の決定機は25分。中盤やや右でボールを受けたラムジーがスルーパスを通し、抜け出したウェルベックはGKの足元を狙いますが、出足のよかったGKベン・フォスターが強いシュートをブロック。ファインプレーの直後、ペナルティエリア内でボールをキープしたフォスターは、詰めてきたジルーをかわそうとして切り返しをミス。左サイドの角度のないところから無人のゴールに放ったジルーのシュートは、焦りがあったのかこちらもキックミスで、ゴール前を横切ってしまいます。
アーセナルにとっては、どちらかは決めたかった2つのチャンス。とはいえ、コシールニーが復帰した最終ラインを脅かされるシーンは皆無で、危険なベラヒーノはボールをもらえずただ走っていただけ。極端にラインを上げたりしなければ、先にゴールを奪われる心配はなさそうです。後半の興味は、アーセナルが早い時間に点を奪えるかどうかに尽きます。
イングランド代表にも選ばれたベラヒーノが、ようやく彼らしいシュートを放ったのは58分。左サイドからメルテザッカーの裏を取り、フラミニをかわして放ったニアへのシュートはわずかに枠を外れ、サイドネット。直後に、アーセナル待望の先制点が入りました。このゴールは、左サイドでカソルラがウィズダムを完全に抜いたところで勝負ありでしょう。ウェルベックの頭にぴったりだったクロスは、余裕たっぷり、狙いどおり。1点を追いかける形になって、ようやく目が覚めたWBAは、81分にベラヒーノのヘディングシュートがバーを直撃。89分にもクレイグ・ガードナーがポストぎりぎりにミドルを打ちますが、目立ったチャンスはこの2本ぐらい。セセニョンがいなくなってからの彼らは単調でした。結局、0-1。今週から来週にかけて、難しい試合が立て込んでいるアーセナルが、アウェイで貴重な勝ち点3をゲットしました。
モンレアルが負傷して、前半途中でギブスにチェンジ。チャンスを活かせず勝負はもつれ、クロスからフリーのヘディングを許すという弱点は相変わらず。「アーセナルあるある」に満ち溢れたゲームは、会心の勝利とは程遠く、退屈な時間が長い試合でした。とはいえ、チャンピオンズリーグ直後、中3日のプレミアリーグ。ミッドウィークにはセインツとの一戦が控えているガナーズにしてみれば、内容は二の次、三の次。マンチェスター・ユナイテッド戦では15分しか一緒にプレイしていない、ジルー&ウェルベックコンビのならし運転をしながら勝ち切ったのは大きいですね。
来週水曜日のプレミアリーグ、セインツ戦まで時間がないことを視野に入れれば、1枚残っていたカードでロシツキあたりを投入し、アレクシス・サンチェスを休ませてもよかったのではないかと思いました。ヴェンゲル監督としては、同点に追いつかれたときに切れるカードを持っておきたかったのかもしれませんが。中3日のゲームが続くなか、エースの疲労・摩耗が心配です。
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とにもかくにも勝ち点3を取りに行った!という試合でしたが、
とりあえずはそのミッションを完遂できてよかったです。
ただ、終盤バーを叩いたシーンやミドルを打たせるシーンも何度かあったので、
運も味方したかな…と思います。
本来ならば、ジルーにもっと頼りたいところだったでしょうが、
負傷から戻ってきたことを考えると、とりあえず何事もなく、
ピッチを去ってくれたことを喜ぶべきでしょうね。
チェルシーのような鉄壁の守り方ができないのは百も承知ですから、
解説のベンさんも言っていたように、なるべくボールを保持し、
相手陣内でボールを回し時間を稼ぐやり方の方がアーセナルには
合っていると思いました。
もちろんそれを可能にする選手を冬に獲得してほしいですが…。
サッカー小僧!さん>
そうですね。人数で後ろを固めるのは得意ではないので、「ポゼッションが最高の守備」という方向なのでしょうね。