2021.03.27 選手トピックス
5年後の代表はどうなる!? 層が厚くなったイングランドのU-23を総チェック!
5年後のイングランド代表は、どんなチームになるのでしょうか。ここ数年で、23歳以下のタレントが一気に増え、とりわけ前線は大渋滞です。右サイドは、ドルトムントのジェイドン・サンチョとチェルシーのカラム・ハドソン=オドイが20歳。マンチェスター・ユナイテッドのメイソン・グリーンウッドと今季プレミアリーグ5ゴールのブカヨ・サカはまだ19歳です。
ハリー・ケインの後継者を狙う点取り屋は、チェルシーのタミー・アブラハムが23歳。プレミアリーグ171試合53ゴール28アシストの大ベテラン(?)、われらのマーカス・ラシュフォードをこちらにまわすこともできます。アーセナルのエンケティアは伸び悩んでいますが、2年も経てば19歳のフォラリン・バログンがブレイクするのではないかと思われます。
左ウイングは、レスターが絶賛売り出し中のハーヴィー・バーンズ、フラムでレギュラーに定着したアデモラ・ルックマンの23歳コンビと、マーク・ノーブルがWBAへの放出を嘆いた22歳のグレイディ・ディアンガナ。世代No.1と目されるフィル・フォーデンは、左右のウイング、偽9番、インサイドMF、トップ下と攻撃的なポジションならどこでもOKです。20歳にして今季プレミアリーグ22試合6ゴール5アシストと結果を出しており、得点力でデブライネをしのぐスケールの大きいプレーメイカーになる可能性があります。
前線が大渋滞と書いた後で、もっとやばいポジションがあることに気づきました。右SBは、世界に輸出したくなる最高品質。22歳のトレント・アレクサンダー=アーノルドのキックの精度については、今さら騒ぐまでもないでしょう。攻撃力ならチェルシーのリース・ジェームズも負けておらず、守備力を買うならマンチェスター・ユナイテッドのワン=ビサカが最強です。
ヴィラでプレミアリーグデビューを果たしたマティ・キャッシュと、サウサンプトンでポジションを得たカイル・ウォーカー=ピータースは、いずれも23歳の注目株。レスターのジャスティンとハマーズユースから昇格したベン・ジョンソンは、左サイドにまわってもいいでしょう。上の世代にチルウェルとルーク・ショーがいる左SBは、ワン=ビサカの逆サイド版と評判のタイリック・ミッチェルが楽しみです。クリスタル・パレスのユースからホジソン監督が引き上げた逸材は、今季プレミアリーグで13試合に先発しています。
左SBはおとなしめですが、CBは右SBに負けず劣らず激戦です。23歳はジョー・ゴメス、エヴァートンのゴドフリー、ヴィラの堅守を支えるエズリ・コンサ、フラムで奮闘しているトシン・アダラビヨオ。ブライトンのベン・ホワイトはリヴァプールが狙っていたクレバーなパサーで、ミランで評価を高めたフィカヨ・トモリはイタリアに残るでしょう。
22歳のマックス・キルマンはフットサルから転向してきた異色の経歴で、ウルヴスで出番を増やしています。モウリーニョが抜擢したタンガンガは21歳、ファン・ダイクの長期離脱でチャンスを得たリース・ウィリアムズは20歳。現在のイングランド代表メンバーを見ると、ジョン・ストーンズとハリー・マグワイアは強敵ですが、若い世代が食い込む余地は充分にあります。
最後に中盤とGKを紹介しましょう。アンカーのデクラン・ライス、インサイドが主戦場のメイソン・マウントの22歳コンビは、既に代表のレギュラークラス。次世代を担う存在と期待が高まっているのは、エミール・スミス・ロウとカーティス・ジョーンズの20歳コンビです。ウィロック、リース・ネルソン、メートランド=ナイルズ、マシューとシーンのロングスタッフ兄弟、トム・デイヴィスあたりは、代表となると厳しいかもしれません。
むしろWBAで中心選手となったコナー・ギャラガーをはじめとするチェルシーユース出身プレーヤーのほうが、よりブレイクの可能性が感じられます。GKは、シェフィールド・ユナイテッドのゴールマウスを預かるアーロン・ラムズデールの一択。今回紹介したU-23からレギュラー11人を選ばせていただき、この稿を締めたいと思います。
GKラムズデール、DFリース・ジェームズ、ジョー・ゴメス、フィカヨ・トモリ。ジャスティン、MFデクラン・ライス、メイソン・マウント、フォーデン、FWジェイドン・サンチョ、ラシュフォード、サカ
ハリー・ケインの後継者を狙う点取り屋は、チェルシーのタミー・アブラハムが23歳。プレミアリーグ171試合53ゴール28アシストの大ベテラン(?)、われらのマーカス・ラシュフォードをこちらにまわすこともできます。アーセナルのエンケティアは伸び悩んでいますが、2年も経てば19歳のフォラリン・バログンがブレイクするのではないかと思われます。
左ウイングは、レスターが絶賛売り出し中のハーヴィー・バーンズ、フラムでレギュラーに定着したアデモラ・ルックマンの23歳コンビと、マーク・ノーブルがWBAへの放出を嘆いた22歳のグレイディ・ディアンガナ。世代No.1と目されるフィル・フォーデンは、左右のウイング、偽9番、インサイドMF、トップ下と攻撃的なポジションならどこでもOKです。20歳にして今季プレミアリーグ22試合6ゴール5アシストと結果を出しており、得点力でデブライネをしのぐスケールの大きいプレーメイカーになる可能性があります。
前線が大渋滞と書いた後で、もっとやばいポジションがあることに気づきました。右SBは、世界に輸出したくなる最高品質。22歳のトレント・アレクサンダー=アーノルドのキックの精度については、今さら騒ぐまでもないでしょう。攻撃力ならチェルシーのリース・ジェームズも負けておらず、守備力を買うならマンチェスター・ユナイテッドのワン=ビサカが最強です。
ヴィラでプレミアリーグデビューを果たしたマティ・キャッシュと、サウサンプトンでポジションを得たカイル・ウォーカー=ピータースは、いずれも23歳の注目株。レスターのジャスティンとハマーズユースから昇格したベン・ジョンソンは、左サイドにまわってもいいでしょう。上の世代にチルウェルとルーク・ショーがいる左SBは、ワン=ビサカの逆サイド版と評判のタイリック・ミッチェルが楽しみです。クリスタル・パレスのユースからホジソン監督が引き上げた逸材は、今季プレミアリーグで13試合に先発しています。
左SBはおとなしめですが、CBは右SBに負けず劣らず激戦です。23歳はジョー・ゴメス、エヴァートンのゴドフリー、ヴィラの堅守を支えるエズリ・コンサ、フラムで奮闘しているトシン・アダラビヨオ。ブライトンのベン・ホワイトはリヴァプールが狙っていたクレバーなパサーで、ミランで評価を高めたフィカヨ・トモリはイタリアに残るでしょう。
22歳のマックス・キルマンはフットサルから転向してきた異色の経歴で、ウルヴスで出番を増やしています。モウリーニョが抜擢したタンガンガは21歳、ファン・ダイクの長期離脱でチャンスを得たリース・ウィリアムズは20歳。現在のイングランド代表メンバーを見ると、ジョン・ストーンズとハリー・マグワイアは強敵ですが、若い世代が食い込む余地は充分にあります。
最後に中盤とGKを紹介しましょう。アンカーのデクラン・ライス、インサイドが主戦場のメイソン・マウントの22歳コンビは、既に代表のレギュラークラス。次世代を担う存在と期待が高まっているのは、エミール・スミス・ロウとカーティス・ジョーンズの20歳コンビです。ウィロック、リース・ネルソン、メートランド=ナイルズ、マシューとシーンのロングスタッフ兄弟、トム・デイヴィスあたりは、代表となると厳しいかもしれません。
むしろWBAで中心選手となったコナー・ギャラガーをはじめとするチェルシーユース出身プレーヤーのほうが、よりブレイクの可能性が感じられます。GKは、シェフィールド・ユナイテッドのゴールマウスを預かるアーロン・ラムズデールの一択。今回紹介したU-23からレギュラー11人を選ばせていただき、この稿を締めたいと思います。
GKラムズデール、DFリース・ジェームズ、ジョー・ゴメス、フィカヨ・トモリ。ジャスティン、MFデクラン・ライス、メイソン・マウント、フォーデン、FWジェイドン・サンチョ、ラシュフォード、サカ
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フォーデンではなくサカをスタメンに選んでいただき、光栄です!(グーナーより)
ギルモアはスコットランドなはずですね。