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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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「数日後に決まる」…ヴィラか、シティか。グリーリッシュの決断に注目!

Manchester City open Jack Grealish transfer talks with Aston Villa」。マンチェスター・シティがアストン・ヴィラと交渉を開始したと伝える「ガーディアン」は、ジャック・グリーリッシュの移籍について、「ディールが成立するかどうかは、数日以内にジャッジされる」という微妙ないい回しでレポートしています。「デイリー・メール」によると、マンチェスター・シティのオファーは7500万ポンドとアドオンで、ヴィラの要求は1億ポンド(約153億円)。昨季のプレミアリーグを11位で終えたクラブは、既にエミリアーノ・ブエンディアとアシュリー・ヤングを獲得しており、1億ポンドの資金を得ればやっかいな伏兵になるのではないかと思われます。

トランスファーマーケットの動向に詳しいファブリツィオ・ロマーノさんも、「数日中に決まる。長くはかからない」といっているのですが、その言葉は「週末にマンチェスター・シティが獲得を発表する」ということではなく、退団か移籍かの方向性がわかるという意味合いです。昨季プレミアリーグで26試合6ゴール12アシストのプレーメイカーは、キャプテンマークを託してくれた愛するクラブに忠誠を誓うのか、トロフィーが約束されたクラブでステップアップをめざすのかを決めていないようです。

マンチェスター・シティは、1億ポンドに近い額を払ってでもグリーリッシュを引き入れようとしており、ヴィラはヴィラでバーミンガム出身の生え抜きに新たな契約を提示しています。本人の決断次第と見られているなか、「マンチェスター・イブニングニュース」は、「ジャック・グリーリッシュはマンチェスター移籍に伴う望ましくない余波を受け入れる必要がある」と警告。同じルートでキャリアアップをめざしたファビアン・デルフの名前を挙げながら、「誰もに愛されていた彼は、シティに加われば大きなプレッシャー、責任、敵意をもたらすだろう」と、周囲の見る目の変化について指摘しています。

「ヴィラと契約を結ぶことができてうれしい。ここは僕のクラブであり、家でもある。ここにいられるのは、とてもハッピーだ。経営ボードは、彼らの野心とヴィラの方向性を示してくれた。たぶん、ワクワクするような瞬間が待っている。その一部になれるのはうれしいね」(ジャック・グリーリッシュ)

ヴィラと新契約を締結したのは10ヵ月前。彼の決断に歓喜したサポーターたちは、1年も経たないうちに出ていくと聞けば、愛を怒りに変えるかもしれません。ファビアン・デルフは、マン・シティ移籍後の4シーズンでプレミアリーグ57試合出場に留まっており、その大半は本職ではない左SBでの起用でした。グリーリッシュも役割やプレゼンスが変わる可能性があり、大きな決断をするためには、残り4年の契約を投げ打っても出ていく動機が必要でしょう。

8月に入れば、イングランド代表としてユーロ2020を戦ったテクニシャンの去就は明確になるようです。退団か、残留か。魅力的なオファーを断るのは難しいと考える人が多いのだと思われますが、ワールドカップを終えてからがベターという見方もあります。結末は、まったくわかりませんね…。どうなるか、見てみましょう。


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