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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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レナト・サンチェス、ドゥグラス・ルイス…アーセナルの中盤強化はリアルか、ゴシップか!?

今季プレミアリーグ出場2試合と居場所がなかったカラム・チャンバースを、アストン・ヴィラに売却。高齢化したストライカーのテコ入れとしてトップターゲットに置いていたドゥシャン・ヴラホヴィッチは、ユヴェントスにさらわれてしまいました。プレミアリーグのTOP4をめざせるポジションに着けているアーセナルは、弱点を補強できないまま、冬のマーケットを終えてしまうかもしれません。

強化したいポジションは、最前線と中盤センター、右のフルバック。バルセロナとユヴェントスがオーバメヤンのローン移籍をオファーと伝えられていますが、ガナーズがエースの後釜を早期に獲得できる可能性は低そうです。フランク・ランパードが就任間近といわれているエヴァートンは、カルヴァート=ルーウィンを手離さないでしょう。ナポリのヴィクター・オシムヘンは、5800万ポンド(約90億円)という高額の移籍金がネックです。

希望があるのは、前線より中盤でしょう。現地メディアが有力候補として挙げているのは、アストン・ヴィラのドゥグラス・ルイスと、リールのレナト・サンチェス。「フットボールロンドン」は、ヴィラはオープンで、適切なオファーなら受け入れる用意があると伝えています。「イブニング・スタンダード」によると、とあるプレミアリーグのクラブが3000万ポンドのオファーを拒否されたとのこと。3日以内に決めるなら、この条件を上回る必要があります。

一方、レナト・サンチェスは、「よくわからないけど、アーセナルとミランが興味を持ってくれているようだ。準備はできている。オファーがあれば、自分にとってベストの答えを出す」とコメントしています。リールのオリビエ・レタン会長は、以前から「ビッグクラブから話があったら、彼の邪魔はしない」といっており、こちらもオファー次第です。

両者ともに現在の契約は2023年の夏までで、延長交渉はストップしています。アーセナルにしてみれば、リールはニコラ・ペペとガブリエウ・マガリャンイスを差し出してくれたクラブで、ヴィラにはエミリアーノ・マルティネスとチャンバースを売っています。両者ともに、良好なリレーションを築いているクラブですが、よりハードルが低いのはレナト・サンチェスでしょう。

スティーヴン・ジェラードを招聘して積極的に強化を進めているヴィラより、移籍に前向きなセントラルMFをフリーで手離したくないリールのほうが、交渉はしやすいのではないでしょうか。シーズンが終わると、契約期間が残り1年となり、プレミアリーグのライバルたちやスペイン、イタリアとの争奪戦に巻き込まれる可能性が高まります。ジャカとエルネニーは29歳。今のうちにレナト・サンチェスを押さえて、夏に彼らを売れば、収支は問題なさそうです。

ユヴェントスのアルトゥール獲得は、イタリアサイドがブルーノ・ギマランエスを押さえられなかったため、破談になったと伝えられています。ドゥグラス・ルイスか、レナト・サンチェスか、あるいはステイか。ささやかな願望を込めて、レナト・サンチェスにベットしたくなるのですが…答え合わせは、月曜日の夜に。(ドゥグラス・ルイス 写真著作者/Agencia de Noticias ANDES)


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