偏愛的プレミアリーグ見聞録

プレミアリーグにまたひとり、スペインから大物がやってきます。昨日、セビージャの公式サイトでスペイン代表MFのヘスス・ナバスがマンチェスター・シティに移籍することが発表されました。移籍金2500万ユーロ（約32億5000万円）に加えてインセンティブ550万ユーロ（約7億1500万円）が設定されているようです。香川真司のように「プレミアリーグを優勝したら」といったことなのでしょうか。

セビージャは地味ながら、2005-06、2006-07シーズンにUEFAカップを連覇しているので、長くこのクラブに貢献してきたヘスス・ナバスのタイトル獲得歴も、UEFAカップ（現ヨーロッパリーグ）2回、コパ・デル・レイ2回、UEFAスーパーカップ、スペイン・スーパーカップを各1回と華麗なものです。スペイン選手は、ひと頃はレジェスのように、サッカーのせいなのかどんより曇った空のせいなのか、イギリスになじめずに里帰りするプレイヤーが目立ちましたが、昨今の活躍は圧巻のひとこと。F.トーレス（今季のヨーロッパリーグは近年にない大活躍）、セスク、カソルラ、ダヴィド・シルヴァ、アルテタ、マタ、デ・ヘア、レイナ、ミチュ、アスピリクエタとまあ、豪華絢爛なメンバーがチームの主力を担っています。とりわけ、シルヴァやマタ、カソルラのようなパスセンスに優れたドリブラー（あるいはドリブルがうまいパサー？）の成功には目覚しいものがあるので、27歳と脂が乗り切ったヘスス・ナバスも先輩たち同様にチームの主力として活躍することでしょう。