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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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地元記者の評価は「アーセナルにとって理想的なサイン」…マック・アリスターは移籍か、残留か!?

「アレクシスはピッチのどこでもプレイできる。プレーメイカーがいいのか、20メートルほど前がいいのか、わからない。私は彼を深い位置に置くのが好きだけど、彼が戻ってきたら話してみるつもりだ。父親と話したときは、アルゼンチンのポジションを好んでいるといっていた。でも、そこにはララナがいる。ララナは先生だからね」

ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督にとって、アレクシス・マック・アリスターは手離せないタレントでしょう。今季プレミアリーグ14試合は、全試合先発で5ゴール。昨季のチームでは、トップ下を中心にインサイド、セントラルMF、センターフォワードまでこなした23歳のテクニシャンは、カイセドとのコンビで中盤をコントロールしています。

ワールドカップカップカタール大会では、サウジアラビア戦を除く6試合556分の出場で、1ゴール1アシスト。フランスとの決勝戦でも豊富な運動量で中盤の軸となり、「BBC」の読者による採点では、メッシとムバッペを押さえてMVPに選出されています。

大会が始まる3週間前に、2025年6月まで契約延長。「ブライトンでとても幸せだ。プレミアリーグでプレイするチャンスを与えてくれたことに感謝している」と語っていたMFは、もちろん「Not for sale」でしょう。しかしながら、素晴らしい大舞台を終えた今、彼を獲得したいクラブの名前が取りざたされています。

「デイリー・メール」はアーセナル、トッテナム、アトレティコ・マドリードの争奪戦と報じており、「ザ・サン」はノースロンドンダービー。「フットボールロンドン」でアーセナルをメインとするテイシャン・デニラン=アライン記者は、「アルテタとエドゥSDにとって、理想的なサインになる可能性がある」と記しています。

これらの話を把握しているというブライトンのポール・バーバーCEOは、「できる限り彼をここに留めておきたい」といいながらも、本人が移籍を志願すれば手離さざるをえなくなると覚悟しているようです。

「アレクシスは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれている。プレミアリーグで成長を遂げた能力やキャラクターに、われわれは満足している。とても落ち着いており、ピッチの外でも好青年だ。とにかく素晴らしいフットボールプレーヤーなんだ」

「選手が活躍すると価値が上がり、関心が伝えられるようになる。ワールドカップの前から、他クラブの興味が報じられており、大会後に高まるのは間違いなかった。われわれはその前に、彼の父親にも何度も会い、新たな契約締結を進めた。大きな資産を抱えて、できることは守るだけだ。アレクシスが、もうしばらく一緒にプレイしてくれればと願っている」

次の夏にユーリ・ティーレマンスをフリーで獲るといわれていたクラブにとって、中盤のあらゆるポジションと偽トップをこなすアルゼンチン代表は、あまりにも魅力的です。守備力と運動量は、ベルギー代表より上でしょう。フランス戦の44本のパスとカウンターからのアシスト、ドリブル成功2回を見れば、こちらにシフトするという判断も理解できます。

2019年1月に690万ポンドでブライトンに加わったマック・アリスターは、3490万ポンド(約56億円)で獲得できるようです。今いえるのは、ガナーズに彼が加われば、ウイークポイントといわれるポジションをすべて埋めてくれることと、伝えられている移籍金はさほど負担にはならないということだけです。

アーセナルが口説き落とすのか、トッテナムがさらうのか、スペインに持っていかれるのか、ブライトンが守り切るのか。「フットボールロンドン」の記者は、「アルテタの希望リストのなかで、ユーリ・ティールマンスを追い抜いたか、まだわからない」といっていますが…。(アレクシス・マック・アリスター 写真著作者/Hossein Zohrevand)


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