最大の敵は英語!?チェルシーが、アントニオ・コンテ氏の来季監督就任を発表!
「チェルシーのようなクラブに入団できて、とても満足している。イングランドサッカーに関われるのを幸せに感じているし、これで憶測はなくなるだろうね」(アントニオ・コンテ)
ユヴェントスでは3バックを採用することが多かったコンテ監督ですが、よりお好みであろうフォーメーションは4-4-2。両サイドがウインガーのように張り出すために、4-2-4ともいわれたりする形ですが、高い位置でボールを奪って速攻を仕掛ける攻撃的なサッカーでプレミアリーグに殴り込んでくるのではないかと思われます。モウリーニョ監督がプレミアリーグ16試合で4勝3分9敗という信じられない停滞でクラブを去った後、ショートリリーフのヒディンク監督が14試合を6勝8分と立て直し、自信を取り戻したチームならやりやすいのではないでしょうか。懸念があるとすれば、外国での監督経験がないことと、主力の離脱でしょう。ひと足先にプレミアリーグに参入したストライカーが、コンテ監督に対してこんなアドバイスをしていました。
「コンテ監督にはどんなリーグでもうまくやれるだけの力があると思う。プレミアリーグはとてもハードだけど、僕はうまくやれると確信しているよ。アドバイスするとすれば、まずは自分らしく戦うことだね。彼は勝者なのだから、カルチャーやリーグの違いでスタイルを変える必要はない。そして、僕にできるもうひとつのアドバイスは、英語を勉強したほうがいい、ということ。変えなければいけないのは言葉だけだ」(サウサンプトンのFWグラツィアーノ・ペッレ)
マンチェスター・シティはグアルディオラ、リヴァプールにクロップ。チャンピオンズリーグ出場権を死守すれば、ヴェンゲル監督は留任でしょう。トッテナムのポチェッティーノ監督も継続確実で、レスターのラニエリ監督はイタリア代表などというギャンブルはしないのではないでしょうか。コンテ監督が決まり、さらにマンチェスター・ユナイテッドのモウリーニョさん招聘が発表されれば…。来季プレミアリーグの「TOP7」には錚々たる顔ぶれの監督が揃い、このなかからヨーロッパリーグ出場権すら獲れない監督が出る可能性があると思うと、楽しみを通り越して怖ろしくなってきます。
そういえば、コンテさんとユーヴェで一緒に仕事をしたピルロが、こんなことをいっていました。「彼が激怒したときのドレッシングルームは、最も危険な場所のひとつだね。彼の中には野獣がいるんだ。勝っているゲームのハーフタイムでも、僕らがミスをした、もっと点差を広げるべきだといいながら、水の入ったボトルを投げつけていたからね」。…4-4-2で戦う、ヘアドライヤーのように怒る監督。このタイプには、大きな成功事例がひとつあります。コンテさんは、20年以上続く長期政権を築くかもしれません。
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チェルシーは仕事が早いですね。フロントが優秀なクラブ羨ましいです。素晴らしい監督を引っ張ってきたなと思う反面、コンテの強すぎる個性が周りとの軋轢を生まないか、競争力のあるリーグでの経験のなさ等々色々な不安要素もあると思います。最大の敵は英語もそうですがアブラモビッチオーナーでしょうね。
あと関係ないですがマンチェスターユナイテッドサポーターとしてはシティーとの直接対決が済んだ後にコンテの就任発表して欲しかったです。ペップ就任発表後にシティーが沈んだようにチェルシーも沈まないと良いんですが
グローリーグローリーさん>
おっしゃるとおり、オーナーとの関係構築がキモでしょうね。チェルシーは、ヒデンンク監督暫定が織り込み済みなので、沈まないのではないでしょうか。過去に何度も暫定監督状態がありましたし。組織にとって、「慣れ」は重要だと思います。朝令暮改の社長の下では臨機応変でフットワークが軽い人間が育つ、みたいに。