2023.06.26 移籍ニュース2023-24移籍ニュース
チェルシー、契約完了!遅すぎたクリバリは1年で退団、大抜擢のニコラス・ジャクソンは8年契約?
日曜日も忙しかったチェルシー。ロンドンとサウジアラビアで、2人の選手の移籍がほぼ同時に決まっています。先ほど、公式サイトが発表したのは、カリドゥ・クリバリのアル・ヒラル移籍。31歳になってからのプレミアリーグ参入は、遅すぎたようです。
チェルシーが最初にクリバリを引き入れようと画策したのは、2016年の夏。以来、毎年ゴシップのネタになりながらも、ナポリが請求する高額のフィーによって阻まれ続けました。2022年にようやく実現した念願の移籍は、30代の選手として過去最高額となる3400万ポンド。全盛期は8000万ポンド以上といわれていたCBは、既に欧州屈指のハードマーカーではなくなっていました。
入団して3試合めのリーズ戦で、プレミアリーグ初のレッドカード。ポッター監督が就任した直後の好調な時期でも、スタメンから外れた試合が4つもあります。イギリスのメディアの評価は、集中力と前線へのフィードに難あり。チームが勝てなくなった年明けには、早くも放出候補と報じられていました。
ウェストロンドンで過ごした唯一のシーズンは、公式戦32試合2ゴール1アシスト。1月にバディアシルを獲得したブルーズには、CBをこなせる選手が8人もいたため、余剰戦力整理の対象となってしまいました。アル・ヒラルが支払う移籍金は2150万ポンド(約39億円)で、35歳までの3年契約。ルベン・ネヴェスとともに戦うCBにとって、最後の居場所になるかもしれません。
一方、メディカルチェックを終えて契約完了と報じられたのは、ビジャレアルのFWニコラス・ジャクソンです。公式サイトは未だアナウンスしていませんが、3日前に「here we go! 」と叫んだファブリツィオ・ロマーノさんは、「完全合意」と明言しています。分割払いを望んだチェルシーは、バイアウト条項の3000万ポンドに上乗せしたようです。
セネガル代表でクリバリとチームメイトの22歳は、10歳年上の先輩とは逆に「早すぎたプレミアリーグチャレンジ」といわれるかもしれません。トップリーグで初めてプレイしたのは2年前。初年度をノーゴールで終えたストライカーは、昨季の前半戦もラ・リーガ14試合2ゴールという凡庸なスタッツしか残していません。
ところが、腰の負傷が癒えた後半戦から確変に突入。4月のレアル・ソシエダ戦で途中出場からゴールを決めると、最後の2ヵ月で12試合10ゴール2アシストという数字を叩き出しました。得点力を評価したチェルシーへの移籍は、まさにシンデレラストーリー。あまりにも急勾配の階段はリスキーといわれても、断るわけにはいかないでしょう。
ロマーノさんによると、ニコラス・ジャクソンの契約は8年!半年前に、ムドリクの8年半が話題になりましたが、財務上の単年度の支出を抑えるための長期契約は、選手ファーストではありません。最初の2年で結果を出せなければ、ローン移籍で5年を過ごしたバカヨコのように、寄る辺なきキャリアを強いられる可能性があります。
遅すぎたクリバリ、大抜擢のニコラス・ジャクソン。移籍のタイミングの良し悪しは、戦う前にわかるものではありません。マン・シティ入団初年度に、ワールドカップ制覇とトレブル達成を果たしたフリアン・アルバレスのような極上のストーリーもあれば、スピードを失ってからマン・ユナイテッドに加わったマイケル・オーウェンのようなせつない終わり方もあります。
昨日すれ違った2人には、どんな未来が待っているのでしょうか。クリバリのボスは、Jリーグの最初の試合で決勝ゴールのラモン・ディアスですが、アッレグリ招聘を狙っているという報道があります。ニコラス・ジャクソンは、若手育成に定評があるポチェッティーノに走らされるでしょう。それぞれの出会いが、素晴らしいキャリアにつながることを願ってやみません。
チェルシーが最初にクリバリを引き入れようと画策したのは、2016年の夏。以来、毎年ゴシップのネタになりながらも、ナポリが請求する高額のフィーによって阻まれ続けました。2022年にようやく実現した念願の移籍は、30代の選手として過去最高額となる3400万ポンド。全盛期は8000万ポンド以上といわれていたCBは、既に欧州屈指のハードマーカーではなくなっていました。
入団して3試合めのリーズ戦で、プレミアリーグ初のレッドカード。ポッター監督が就任した直後の好調な時期でも、スタメンから外れた試合が4つもあります。イギリスのメディアの評価は、集中力と前線へのフィードに難あり。チームが勝てなくなった年明けには、早くも放出候補と報じられていました。
ウェストロンドンで過ごした唯一のシーズンは、公式戦32試合2ゴール1アシスト。1月にバディアシルを獲得したブルーズには、CBをこなせる選手が8人もいたため、余剰戦力整理の対象となってしまいました。アル・ヒラルが支払う移籍金は2150万ポンド(約39億円)で、35歳までの3年契約。ルベン・ネヴェスとともに戦うCBにとって、最後の居場所になるかもしれません。
一方、メディカルチェックを終えて契約完了と報じられたのは、ビジャレアルのFWニコラス・ジャクソンです。公式サイトは未だアナウンスしていませんが、3日前に「here we go! 」と叫んだファブリツィオ・ロマーノさんは、「完全合意」と明言しています。分割払いを望んだチェルシーは、バイアウト条項の3000万ポンドに上乗せしたようです。
セネガル代表でクリバリとチームメイトの22歳は、10歳年上の先輩とは逆に「早すぎたプレミアリーグチャレンジ」といわれるかもしれません。トップリーグで初めてプレイしたのは2年前。初年度をノーゴールで終えたストライカーは、昨季の前半戦もラ・リーガ14試合2ゴールという凡庸なスタッツしか残していません。
ところが、腰の負傷が癒えた後半戦から確変に突入。4月のレアル・ソシエダ戦で途中出場からゴールを決めると、最後の2ヵ月で12試合10ゴール2アシストという数字を叩き出しました。得点力を評価したチェルシーへの移籍は、まさにシンデレラストーリー。あまりにも急勾配の階段はリスキーといわれても、断るわけにはいかないでしょう。
ロマーノさんによると、ニコラス・ジャクソンの契約は8年!半年前に、ムドリクの8年半が話題になりましたが、財務上の単年度の支出を抑えるための長期契約は、選手ファーストではありません。最初の2年で結果を出せなければ、ローン移籍で5年を過ごしたバカヨコのように、寄る辺なきキャリアを強いられる可能性があります。
遅すぎたクリバリ、大抜擢のニコラス・ジャクソン。移籍のタイミングの良し悪しは、戦う前にわかるものではありません。マン・シティ入団初年度に、ワールドカップ制覇とトレブル達成を果たしたフリアン・アルバレスのような極上のストーリーもあれば、スピードを失ってからマン・ユナイテッドに加わったマイケル・オーウェンのようなせつない終わり方もあります。
昨日すれ違った2人には、どんな未来が待っているのでしょうか。クリバリのボスは、Jリーグの最初の試合で決勝ゴールのラモン・ディアスですが、アッレグリ招聘を狙っているという報道があります。ニコラス・ジャクソンは、若手育成に定評があるポチェッティーノに走らされるでしょう。それぞれの出会いが、素晴らしいキャリアにつながることを願ってやみません。
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