2023.07.23 プレミアリーグ観戦記
「トーマス・パーティーは超重要な選手」残留希望のアルテタ監督、中盤は確定?補強続行?
「いつも彼に声をかけ、話している。彼はわれわれとともに戦う準備ができている。それ以外に何もない。トーマス・パーティーは、チームにとっても私にとっても超重要な選手だ。彼がチームにいてくれることを望んでいる。間違いないね」
「彼らは一緒にプレイできる。それが私のプランだ。スカッドを向上させ、クオリティーを高めたければ、同じポジションで争いつつ、ともにプレイできるような選手が必要だ。ここ数年、そういうことはなかった。われわれは、それを改善したかった。それこそが、デクランを獲得した理由でもある」
ミケル・アルテタ監督が、トーマス・パーティーは残りたがっていると明言しました。2020年にアトレティコ・マドリードから加わったガーナ代表のMFは、中盤の真ん中でなくてはならない存在となり、プレミアリーグ3シーズンで81試合5ゴール。昨季の前半戦は首位快走の原動力でしたが、最終盤はミスが目立つようになり、優勝を逃した要因のひとつともいわれました。
モイセス・カイセドやデクラン・ライスを獲得するという話が出てから、30歳のベテランMFの去就も取り沙汰されるようになりました。ひと足先に30歳になったグラニト・ジャカは、久々のCL出場権を置き土産にレヴァークーゼンへ。6500万ポンドのカイ・ハヴェルツも、1億500万ポンドのデクラン・ライスも、バックアッパーの値段ではありません。
ドイツ代表とイングランド代表が中盤に入り、昨季プレミアリーグで15ゴールのウーデゴーアがアンタッチャブルだとすると、誰がベンチに座るかは明確です。アーセナルにはロメオ・ラヴィアなど若いMF獲得の噂もあり、世代交代を促す空気が漂っています。6月末に、クラブと代理人が退団の可能性について話し合ったのは、「出場機会を失うなら」という前提だったはずです。
その後、ユーヴェと個人合意と報じた記事には、3年契約で移籍金は1730万ポンドという具体的な数字が添えられていました。アドリアン・ラビオが契約を延長しなければ、ガナーズは承諾し、トーマスはトリノに向かっていたでしょう。セリエA行きが立ち消えになった後は、サウジアラビアの話しかなく、欧州に残りたかったMFに動く気配はありませんでした。
トーマス残留は、プレミアリーグ制覇をめざすクラブにとって最高の着地に見えます。新進気鋭のアンカーを押さえたとしても、アルテタ戦術を熟知した5番より絶対に上とはいえず、うまくフィットせずにベンチが定位置となるリスクは消せません。デクラン・ライス、トーマス、ジョルジーニョ、エルネニーが揃う中盤センターは、充足しているといってもいいでしょう。
とはいえ、「エドゥSDのマーケットにおける仕事は、余剰戦力の売却に絞られた」といい切るのは早計です。ドイツやスペイン、イタリアの強豪クラブから声がかかったら、トーマスがそちらを選ぶ可能性は残されています。今は、「2023-24シーズンのアーセナルは、ほぼ完成した」というぐらいの表現に留めておくのが賢明でしょう。
先ほど、「無意味なPK戦(by BBC)」が終わったアーセナルVSマンチェスター・ユナイテッドの中盤のスターターは、デクラン・ライス、カイ・ハヴェルツ、ウーデゴーア。トーマスは58分に41番と代わってプレイしました。新戦力がフィットするまでは、5番を頼りにするゲームが多くなるのではないでしょうか。2人は競争しつつ、共存もできるという指揮官の采配が楽しみです。
「彼らは一緒にプレイできる。それが私のプランだ。スカッドを向上させ、クオリティーを高めたければ、同じポジションで争いつつ、ともにプレイできるような選手が必要だ。ここ数年、そういうことはなかった。われわれは、それを改善したかった。それこそが、デクランを獲得した理由でもある」
ミケル・アルテタ監督が、トーマス・パーティーは残りたがっていると明言しました。2020年にアトレティコ・マドリードから加わったガーナ代表のMFは、中盤の真ん中でなくてはならない存在となり、プレミアリーグ3シーズンで81試合5ゴール。昨季の前半戦は首位快走の原動力でしたが、最終盤はミスが目立つようになり、優勝を逃した要因のひとつともいわれました。
モイセス・カイセドやデクラン・ライスを獲得するという話が出てから、30歳のベテランMFの去就も取り沙汰されるようになりました。ひと足先に30歳になったグラニト・ジャカは、久々のCL出場権を置き土産にレヴァークーゼンへ。6500万ポンドのカイ・ハヴェルツも、1億500万ポンドのデクラン・ライスも、バックアッパーの値段ではありません。
ドイツ代表とイングランド代表が中盤に入り、昨季プレミアリーグで15ゴールのウーデゴーアがアンタッチャブルだとすると、誰がベンチに座るかは明確です。アーセナルにはロメオ・ラヴィアなど若いMF獲得の噂もあり、世代交代を促す空気が漂っています。6月末に、クラブと代理人が退団の可能性について話し合ったのは、「出場機会を失うなら」という前提だったはずです。
その後、ユーヴェと個人合意と報じた記事には、3年契約で移籍金は1730万ポンドという具体的な数字が添えられていました。アドリアン・ラビオが契約を延長しなければ、ガナーズは承諾し、トーマスはトリノに向かっていたでしょう。セリエA行きが立ち消えになった後は、サウジアラビアの話しかなく、欧州に残りたかったMFに動く気配はありませんでした。
トーマス残留は、プレミアリーグ制覇をめざすクラブにとって最高の着地に見えます。新進気鋭のアンカーを押さえたとしても、アルテタ戦術を熟知した5番より絶対に上とはいえず、うまくフィットせずにベンチが定位置となるリスクは消せません。デクラン・ライス、トーマス、ジョルジーニョ、エルネニーが揃う中盤センターは、充足しているといってもいいでしょう。
とはいえ、「エドゥSDのマーケットにおける仕事は、余剰戦力の売却に絞られた」といい切るのは早計です。ドイツやスペイン、イタリアの強豪クラブから声がかかったら、トーマスがそちらを選ぶ可能性は残されています。今は、「2023-24シーズンのアーセナルは、ほぼ完成した」というぐらいの表現に留めておくのが賢明でしょう。
先ほど、「無意味なPK戦(by BBC)」が終わったアーセナルVSマンチェスター・ユナイテッドの中盤のスターターは、デクラン・ライス、カイ・ハヴェルツ、ウーデゴーア。トーマスは58分に41番と代わってプレイしました。新戦力がフィットするまでは、5番を頼りにするゲームが多くなるのではないでしょうか。2人は競争しつつ、共存もできるという指揮官の采配が楽しみです。
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