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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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余剰人員整理と新戦力獲得を急ぐチェルシー。直近のテーマはヴラホヴィッチ、カイセド、そしてルカク!

ウェズレイ・フォファナの前十字靭帯断裂という重傷によって、CBの調達が必要となったチェルシーは、フランス代表のCBアクセル・ディサシの獲得がほぼ決まったようです。クラブ間合意に達した移籍金は3860万ポンド(約70億円)。1年延長オプション付きの5年契約で、今週中にメディカルチェックが行われると報じられています。

チェルシーにとって、この夏8人めのサインですが、そのうち5人は10代で将来投資。即戦力はエンクンク、ニコラス・ジャクソンに次ぐ3人めです。2310万ポンドでレンヌと握ったといわれているレスリー ・ウゴチュクは19歳。先に入団したティーンエイジャーたちと同様に、当初は他のクラブに出される可能性が高そうです。

プレミアリーグの開幕まで2週間を切ったタイミングで、チェルシーは明るいニュースが増えています。ブライトンのアプローチをかわし続けていたレヴィ・コルウィルは、契約延長間近。本人は6年の長期契約に満足しており、発表まで時間はかからないでしょう。ブライトンでサブにまわったGKロベルト・サンチェスの獲得交渉は、ローンも含めて具体的な話が進んでいるようです。

長らく膠着状態となっているモイセス・カイセドについては、「スカイスポーツ」が「本人と代理人がブライトンを説得している」とレポート。夏の移籍を認めるという条件で契約を延長したのだから、「4年残っているから1億ポンド」という主張は取り下げてほしいと依頼しているそうです。450万ポンドでカイセドを引き入れたクラブは、譲歩するのではないでしょうか。

さて、ここからが本題です。余剰人員の整理と新戦力獲得を同時並行で進めているクラブは、ストライカーに関する問題を解決しなければなりません。ひとつは、ロメウ・ルカクの売り方。もうひとつは、「新たなゴールゲッターをどうするか」です。

ルカクについては、経営ボードもさぞや落胆しているのではないかと思います。インテルでプレイしたいといい続けるストライカーに対して、セリエAのクラブは4000万ユーロを調達してチェルシーと交渉していたのですが…。ユーヴェから声がかかった途端、ルカクはインテルと連絡を絶つという暴挙に出ました。激怒したクラブのオファー取り下げは、当然です。

交渉相手がユーヴェに変わったチェルシーは、ローンという打診にノーと即答。トリノのクラブは次のプランとして、ドゥシャン・ヴラホヴィッチとのスワップを持ちかけているそうです。ファブリツィオ・ロマーノさんによると、ヴラホヴィッチを1度断ったチェルシーは検討中。ルカク問題における最適なソリューションと判断し、乗っかる可能性は残されています。

ブリュッセルのスポーツセンターでトレーニングしているルカクは、帰り際にインテルサポーターに詰め寄られると、「ユーヴェとの契約は成立しないと思う」といい残したそうです。チェルシーがヴラホヴィッチをOKとするなら、交渉が複雑になるスワップは避けて、ストライカーとの契約を急いだほうがいいでしょう。

ただしその場合は、ルカクを巡る交渉が不調に終わり、手元に残ってしまうリスクがありますが…。チェルシーは損切りとなることを覚悟して、ルカク売却を優先するのではないでしょうか。スワップか、別テーブルか、あるいは買い取りオプション付きのローンか。プレミアリーグの開幕前に決着をつけたいディールは、大詰めを迎えようとしています。


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