2023.09.16 移籍ニュース2023-24移籍ニュース
最も成功したのはブライトン、酷評されたのは…!代理人20人に聞いた「最高の補強・最悪の移籍」
「アスレティック」が興味深い記事を配信しています。匿名の代理人20人による夏の補強評価。プレミアリーグ史上最高の23億6000万ポンド(約4320億円)が動いたトランスファーマーケットのなかで、「最高のディール」「驚愕のディール」「最も成功したクラブ」「最悪の季節を過ごしたクラブ」など、11の問いに対する集計結果をレポートしています。
さっそく、「この夏最高のディール」から、エージェントの生の声を紹介しましょう。20人中9人が「トッテナムが獲得したジェームズ・マディソンの4000万ポンドは、超お買い得」。レスターで過ごした直近3シーズンで30ゴール24アシストを挙げており、これを超えるゴール&アシストを記録した選手は6人のみです。
イングランド代表の常連になりそうなプレーメイカーは、今季開幕から2ゴール2アシストという数字を残しており、ポステコグルー率いる新チームの快進撃を牽引しています。20歳のホイルンドは7200万ポンド、19歳のラヴィアが5800万ポンドと実績が乏しい選手に高値が付くなかで、よくぞ4000万で着地させたと拍手したくなります。
2位は3票のデクラン・ライス。「アーセナルに欠けているものを持っている」「値段は高すぎるけど、彼らが獲得すべき選手」といった称賛があり、効果的な補強という観点で選ばれたようです。積極的に投資したガナーズは、「最悪の補強」で1位なってしまいました。カイ・ハヴェルツは6票。「なぜ彼が必要なのか、わからない」という評価が多数派となっています。
2位は5票を集めたモイセス・カイセド、3票の3位はマンチェスター・ユナイテッドのメイソン・マウント。両者ともに高すぎるといわれており、チェルシーに加わったMFについては、「選手の成長を促す組織的なシステムを持つブライトンから、あまりに変化が激しく将来が不透明なクラブに行ってしまった」と、今後を懸念する声が挙がっています。
メイソン・マウントに対してはシンプルに、「6000万もかかるなら、別な選手に投資すべきだった」。マディソンやウォード=プラウズの活躍を突き付けられると、返す言葉が見当たりません。早々に、次の質問に移りましょう。「驚愕の補強」…8人がチェルシーのコール・パルマー、ブライトンがローンで獲ったアンス・ファティは2票です。
「コール・パーマーの移籍は皮肉に満ちている。チェルシーは、アカデミーを卒業した選手の多くを高値で売りさばき、最大のライバルのアカデミー出身者を非常識な金額で獲得した。育成のモデル全体をひっくり返してしまった」
「コール・パルマーには驚かされた。マン・シティがあんなことをするとは思わなかった。他の選手を入れればいいと、自信たっぷりに見えるけど、トップチームに近づいた若手をあんなふうに手放すなんて普通はありえない」
プレミアリーグで19試合ノーゴールの選手に、ハーヴィー・バーンズやモハメド・クドゥスといった即戦力を上回る4250万ポンドという値が付いたのも、サプライズNo.1となった理由のひとつでしょう。アンス・ファティに対する驚きは、「数年前に、バルサの至宝がブライトンに来るということを予想できた者はいないはず」というひとことが説明し切っています。
「最も成功したクラブ」は、主力候補5人とアンス・ファティを獲りながら、7400万ポンド以上の利益を出したブライトン。アルテタが強化したかったポジションをすべて押さえたアーセナルが2位に推されています。「最悪のウインドウ」の1位は、6票のチェルシー。「戦略がない」「バランスが悪い」「買ったり売ったりするのが好きなだけ」と、いいたい放題です。
「冬のマーケットで取引される選手予想」は、イヴァン・トニーとサラーを筆頭に、バイエルン移籍がぎりぎりで破談になったフラムのパリーニャ、話題沸騰中のサンチョ、構想外のマグワイア&ファン・デ・ベーク、出番を得られないカルヴァン・フィリップス。スパーズで主軸となったイヴ・ビスマが移籍すると予想したエージェントもいました。
「サウジプロリーグはフットボールにとっていいニュースか、悪いニュースか」は、クライアントの選択肢が増えるという観点で、ポジティブに捉えるエージェントが多数を占めています。その一方で、スター選手が欧州からごっそり消えてしまうことや、法外な移籍金とサラリーを懸念する声もありました。「アスレティック」は、「ひとことでいえば複雑」と総括しています。
8つめの質問は、「under-the-radar」かつ「biggest impact」。知られざるディールのなかで、最も大きな影響を与えそうなのは?という問いかけです。500万ポンドでノッティンガム・フォレストに移籍したハドソン=オドイから、6000万ポンドのショボスライまで票が割れたのですが、複数の支持を得た選手が3人います。
ハマーズの中盤に変革をもたらすと期待されているウォード=プラウズ。ブライトンが将来、高値を付けるといわれているジョアン・ペドロ。そしてもうひとりは、シュツットガルトで発揮したキャプテンシーを求められている遠藤航です。シブすぎるリストを見て、この設問こそが彼らの面目躍如なのだとあらためて実感しました。
ラスト3問は、結果だけを紹介しましょう。最もピンチな監督は、エヴァートンのショーン・ダイクが1位、テン・ハフが2位、エディ・ハウが3位。全員が5チームを選ぶTOP5予想は、マン・シティ、アーセナル、リヴァプールが満場一致で、スパーズが16票、マンチェスター・ユナイテッドが10票です。
降格予想は、1位から順にルートン、シェフィールド・ユナイテッド、エヴァートン。クライアントである選手のハッピーが収入に直結するエージェントのみなさんは、コンセプトが明快なクラブの評価が高く、意図が見えづらい補強に厳しいということがよくわかるレポートでした。今回の評価や予想は現実のものとなるのか、それとも…?
さっそく、「この夏最高のディール」から、エージェントの生の声を紹介しましょう。20人中9人が「トッテナムが獲得したジェームズ・マディソンの4000万ポンドは、超お買い得」。レスターで過ごした直近3シーズンで30ゴール24アシストを挙げており、これを超えるゴール&アシストを記録した選手は6人のみです。
イングランド代表の常連になりそうなプレーメイカーは、今季開幕から2ゴール2アシストという数字を残しており、ポステコグルー率いる新チームの快進撃を牽引しています。20歳のホイルンドは7200万ポンド、19歳のラヴィアが5800万ポンドと実績が乏しい選手に高値が付くなかで、よくぞ4000万で着地させたと拍手したくなります。
2位は3票のデクラン・ライス。「アーセナルに欠けているものを持っている」「値段は高すぎるけど、彼らが獲得すべき選手」といった称賛があり、効果的な補強という観点で選ばれたようです。積極的に投資したガナーズは、「最悪の補強」で1位なってしまいました。カイ・ハヴェルツは6票。「なぜ彼が必要なのか、わからない」という評価が多数派となっています。
2位は5票を集めたモイセス・カイセド、3票の3位はマンチェスター・ユナイテッドのメイソン・マウント。両者ともに高すぎるといわれており、チェルシーに加わったMFについては、「選手の成長を促す組織的なシステムを持つブライトンから、あまりに変化が激しく将来が不透明なクラブに行ってしまった」と、今後を懸念する声が挙がっています。
メイソン・マウントに対してはシンプルに、「6000万もかかるなら、別な選手に投資すべきだった」。マディソンやウォード=プラウズの活躍を突き付けられると、返す言葉が見当たりません。早々に、次の質問に移りましょう。「驚愕の補強」…8人がチェルシーのコール・パルマー、ブライトンがローンで獲ったアンス・ファティは2票です。
「コール・パーマーの移籍は皮肉に満ちている。チェルシーは、アカデミーを卒業した選手の多くを高値で売りさばき、最大のライバルのアカデミー出身者を非常識な金額で獲得した。育成のモデル全体をひっくり返してしまった」
「コール・パルマーには驚かされた。マン・シティがあんなことをするとは思わなかった。他の選手を入れればいいと、自信たっぷりに見えるけど、トップチームに近づいた若手をあんなふうに手放すなんて普通はありえない」
プレミアリーグで19試合ノーゴールの選手に、ハーヴィー・バーンズやモハメド・クドゥスといった即戦力を上回る4250万ポンドという値が付いたのも、サプライズNo.1となった理由のひとつでしょう。アンス・ファティに対する驚きは、「数年前に、バルサの至宝がブライトンに来るということを予想できた者はいないはず」というひとことが説明し切っています。
「最も成功したクラブ」は、主力候補5人とアンス・ファティを獲りながら、7400万ポンド以上の利益を出したブライトン。アルテタが強化したかったポジションをすべて押さえたアーセナルが2位に推されています。「最悪のウインドウ」の1位は、6票のチェルシー。「戦略がない」「バランスが悪い」「買ったり売ったりするのが好きなだけ」と、いいたい放題です。
「冬のマーケットで取引される選手予想」は、イヴァン・トニーとサラーを筆頭に、バイエルン移籍がぎりぎりで破談になったフラムのパリーニャ、話題沸騰中のサンチョ、構想外のマグワイア&ファン・デ・ベーク、出番を得られないカルヴァン・フィリップス。スパーズで主軸となったイヴ・ビスマが移籍すると予想したエージェントもいました。
「サウジプロリーグはフットボールにとっていいニュースか、悪いニュースか」は、クライアントの選択肢が増えるという観点で、ポジティブに捉えるエージェントが多数を占めています。その一方で、スター選手が欧州からごっそり消えてしまうことや、法外な移籍金とサラリーを懸念する声もありました。「アスレティック」は、「ひとことでいえば複雑」と総括しています。
8つめの質問は、「under-the-radar」かつ「biggest impact」。知られざるディールのなかで、最も大きな影響を与えそうなのは?という問いかけです。500万ポンドでノッティンガム・フォレストに移籍したハドソン=オドイから、6000万ポンドのショボスライまで票が割れたのですが、複数の支持を得た選手が3人います。
ハマーズの中盤に変革をもたらすと期待されているウォード=プラウズ。ブライトンが将来、高値を付けるといわれているジョアン・ペドロ。そしてもうひとりは、シュツットガルトで発揮したキャプテンシーを求められている遠藤航です。シブすぎるリストを見て、この設問こそが彼らの面目躍如なのだとあらためて実感しました。
ラスト3問は、結果だけを紹介しましょう。最もピンチな監督は、エヴァートンのショーン・ダイクが1位、テン・ハフが2位、エディ・ハウが3位。全員が5チームを選ぶTOP5予想は、マン・シティ、アーセナル、リヴァプールが満場一致で、スパーズが16票、マンチェスター・ユナイテッドが10票です。
降格予想は、1位から順にルートン、シェフィールド・ユナイテッド、エヴァートン。クライアントである選手のハッピーが収入に直結するエージェントのみなさんは、コンセプトが明快なクラブの評価が高く、意図が見えづらい補強に厳しいということがよくわかるレポートでした。今回の評価や予想は現実のものとなるのか、それとも…?
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