2023.10.03 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Fulham×Chelsea】コルウィルの絶品クロスでムドリク初ゴール!リードを守ったチェルシー完勝!
チェルシー完勝!ムドリクがプレミアリーグ初ゴール!フラムの本拠地クレイヴン・コテージに乗り込んだポチェッティーノ監督のチームは、前半の2ゴールを守り切り、今季初のアウェイ勝利で11位に浮上しました。
フラムとのウェストロンドンダービーは、45勝26分10敗。お得意様ではあるものの、昨季のプレミアリーグは1分1敗で終わっています。リース・ジェームズとマロ・グストを起用できないポチェッティーノ監督は右SBにククレジャを配し、ウイングにコール・パルマー、最前線にアルマンド・ブロヤを抜擢しています。
開始早々の2分、左からドリブルで上がったアルマンド・ブロヤは、GKレノを抜き去りながらも右に外してしまい、顔を覆っています。オフサイドのジャッジは、気持ちを切り替えられる清涼剤だったのではないでしょうか。エンソ・フェルナンデスが中央から上がった10分のカウンターも、左から斬り込んだムドリクが高々と打ち上げてしまいました。
押していたチェルシーの先制は18分、決め手はコルウィルのアーリークロス。ブライトンでもチームメイトだったカイセドのロングフィードを左サイドでもらったSBは、ディオプの頭上を越えてムドリクに届く絶妙なボールを送りました。胸でトラップしたウインガーが落ち着いてレノの股間を抜き、0-1。追加点は1分後、ビルドアップのミスを突いたコール・パルマーの手柄です。
ネットにボールが届いた瞬間、肩を落として俯いたティム・リームの気持ちはよくわかります。レノから預かったボールをコール・パルマーにぶつけてさらわれただけでなく、縦に出たラストパスに先着しながら、アルマンド・ブロヤの右足にクリアを当ててしまうとは…。2点リードのチェルシーは、ホームチームに押されながらも前半を無失点で切り抜けました。
ようやくゴールを決めたムドリクは、全体を通して見るとほめられる出来ではありませんでした。パス成功はたったの3本、クロスもドリブル成功もチャンスメイクもゼロ。太腿を痛めてしまい、ハーフタイムにマートセンに後を譲った10番は、あの1発を決めるためにピッチにいたかのようでした。
指揮官が「トレーニングセッションで本来あるべき姿を見せてくれた」と称賛したのは、ムドリクだけではありません。前線で体を張ったアルマンド・ブロヤもそのひとりで、長期離脱から復帰後の初ゴールは自信につながったはずです。6試合で5枚のイエローというハイペースで出場停止となったニコラス・ジャクソンは、ポジション争いに勝たなければなりません。
後半の立ち上がりはチェルシーペース。55分にアルマンド・ブロヤとともにパリーニャをつぶしたコール・パルマーは、左足のミドルをレノにキャッチされました。必死に前に出ようとするフラムに、最終ラインは冷静に対応しています。62分、ハリソン・リードのクロスを叩いたヴィニシウスのヘッドはバーを越えていきました。
その1分後、アルマンド・ブロヤがボックスの右手前にまわり込み、縦パスに走り込んだコナー・ギャラガーが折り返すと、左足で合わせたマートセンのダイレクトショットは左ポストを直撃。こぼれ球をフリーでもらったエンソ・フェルナンデスの左足シュートは、レノが足元に入ってCKに逃れました。
フラムの最大のチャンスは77分。左サイドのウィリアンが中に斬り込み、ボックス左に入ったトム・ケアニーにボールが渡ると、ディサシの股間を抜くパスがゴール前へ。ルキッチのワンタッチは、冷静だったロベルト・サンチェスが足でブロックしました。最後まで守り切ったチェルシーは、フラムとの過去11試合で8度めのクリーンシートです。
前十字靭帯損傷という苦難を乗り越えたストライカーと、結果を出せずに苦しんできたウインガーが決めたシーンは胸が熱くなりましたが、絶品クロス1発と相手のミスで2ゴールのみという結果は大満足とはいえません。中盤からのパスで崩すシーンが少なく、オープンプレーから6ゴール(リーグ8位)という課題は、これから解決していかなければなりません。
とはいえ、今は何よりも勝利です。次節のバーンリーとのアウェイゲームで自信を深め、満を持してアーセナル戦に臨みたいところです。ムドリクは間に合うでしょうか。フィット感を高めているコール・パルマー、未だプレミアリーグで決めていないエンソ・フェルナンデス、前で勝負する機会を増やしてほしいコナー・ギャラガ―にも、ゴールシーンを期待したいと思います。
フラムとのウェストロンドンダービーは、45勝26分10敗。お得意様ではあるものの、昨季のプレミアリーグは1分1敗で終わっています。リース・ジェームズとマロ・グストを起用できないポチェッティーノ監督は右SBにククレジャを配し、ウイングにコール・パルマー、最前線にアルマンド・ブロヤを抜擢しています。
開始早々の2分、左からドリブルで上がったアルマンド・ブロヤは、GKレノを抜き去りながらも右に外してしまい、顔を覆っています。オフサイドのジャッジは、気持ちを切り替えられる清涼剤だったのではないでしょうか。エンソ・フェルナンデスが中央から上がった10分のカウンターも、左から斬り込んだムドリクが高々と打ち上げてしまいました。
押していたチェルシーの先制は18分、決め手はコルウィルのアーリークロス。ブライトンでもチームメイトだったカイセドのロングフィードを左サイドでもらったSBは、ディオプの頭上を越えてムドリクに届く絶妙なボールを送りました。胸でトラップしたウインガーが落ち着いてレノの股間を抜き、0-1。追加点は1分後、ビルドアップのミスを突いたコール・パルマーの手柄です。
ネットにボールが届いた瞬間、肩を落として俯いたティム・リームの気持ちはよくわかります。レノから預かったボールをコール・パルマーにぶつけてさらわれただけでなく、縦に出たラストパスに先着しながら、アルマンド・ブロヤの右足にクリアを当ててしまうとは…。2点リードのチェルシーは、ホームチームに押されながらも前半を無失点で切り抜けました。
ようやくゴールを決めたムドリクは、全体を通して見るとほめられる出来ではありませんでした。パス成功はたったの3本、クロスもドリブル成功もチャンスメイクもゼロ。太腿を痛めてしまい、ハーフタイムにマートセンに後を譲った10番は、あの1発を決めるためにピッチにいたかのようでした。
指揮官が「トレーニングセッションで本来あるべき姿を見せてくれた」と称賛したのは、ムドリクだけではありません。前線で体を張ったアルマンド・ブロヤもそのひとりで、長期離脱から復帰後の初ゴールは自信につながったはずです。6試合で5枚のイエローというハイペースで出場停止となったニコラス・ジャクソンは、ポジション争いに勝たなければなりません。
後半の立ち上がりはチェルシーペース。55分にアルマンド・ブロヤとともにパリーニャをつぶしたコール・パルマーは、左足のミドルをレノにキャッチされました。必死に前に出ようとするフラムに、最終ラインは冷静に対応しています。62分、ハリソン・リードのクロスを叩いたヴィニシウスのヘッドはバーを越えていきました。
その1分後、アルマンド・ブロヤがボックスの右手前にまわり込み、縦パスに走り込んだコナー・ギャラガーが折り返すと、左足で合わせたマートセンのダイレクトショットは左ポストを直撃。こぼれ球をフリーでもらったエンソ・フェルナンデスの左足シュートは、レノが足元に入ってCKに逃れました。
フラムの最大のチャンスは77分。左サイドのウィリアンが中に斬り込み、ボックス左に入ったトム・ケアニーにボールが渡ると、ディサシの股間を抜くパスがゴール前へ。ルキッチのワンタッチは、冷静だったロベルト・サンチェスが足でブロックしました。最後まで守り切ったチェルシーは、フラムとの過去11試合で8度めのクリーンシートです。
前十字靭帯損傷という苦難を乗り越えたストライカーと、結果を出せずに苦しんできたウインガーが決めたシーンは胸が熱くなりましたが、絶品クロス1発と相手のミスで2ゴールのみという結果は大満足とはいえません。中盤からのパスで崩すシーンが少なく、オープンプレーから6ゴール(リーグ8位)という課題は、これから解決していかなければなりません。
とはいえ、今は何よりも勝利です。次節のバーンリーとのアウェイゲームで自信を深め、満を持してアーセナル戦に臨みたいところです。ムドリクは間に合うでしょうか。フィット感を高めているコール・パルマー、未だプレミアリーグで決めていないエンソ・フェルナンデス、前で勝負する機会を増やしてほしいコナー・ギャラガ―にも、ゴールシーンを期待したいと思います。
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