イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

デ・ゼルビ戦術を速攻で粉砕して6発圧勝!エメリ率いるアストン・ヴィラの攻撃力に注目!

プレミアリーグ2023-24シーズンは、5勝2敗で首位マン・シティに3ポイント差の5位。2023年に入ってからのリーグ戦は18勝4分7敗で、ペップ、アルテタに次ぐ戦績です。ビッグ6との対戦でも4勝1分4敗と互角に渡り合っており、TOP4フィニッシュは現実的な目標になりつつあります。

ウナイ・エメリ率いるアストン・ヴィラが、ブライトンを6-1で粉砕してプレミアリーグ3連勝。本拠地ヴィラ・パークでは10連勝です。トータル18ゴールは、マン・シティを上回る2位。公式戦11試合で29ゴールを挙げており、ノーゴールの敗戦はひとつもありません。デ・ゼルビの戦術を研究し尽くした土曜日の圧勝劇は、エメリの真骨頂でした。

14分の先制ゴールの決め手は、三笘薫の裏を突いたマッギンのスルーパス。ボックス右に入り込んだマッティ・キャッシュがダイレクトで入れたグラウンダーは、狙い通りのタイミングだったはずです。左足でプッシュしたのは、エースのオリー・ワトキンス。SBがオーバーラップしたとき、オフサイドを取り損ねたルイス・ダンクは、眠れない夜を過ごしたのではないでしょうか。

17分のショートカウンターは、エメリが用意したデ・ゼルビ対策のひとつでしょう。自陣でキープした18歳のヒンシェルウッドがエヴァン・ファーガソンに出した縦パスは、アグレッシブな守備が高評価のブバカル・カマラが狙っていました。左からのオリー・ワトキンスのコントロールショットは右に外れましたが、パスカル・グロスを欠いたブライトンを委縮させる攻撃でした。

2点めは21分、フェルトマンのミスパスをセンターサークルの脇で拾ったムサ・ディアビが、左サイドにいたオリー・ワトキンスを走らせるダイレクトのスルーパス。切り返しからルイス・ダンクとフェルトマンを次々とかわしたストライカーは、スティールの読みを外してニアぎりぎりに決めました。

さらに26分、エミリアーノ・マルティネスのパントから競り合いとなり、ドゥグラス・ルイスが左サイドへ。奪われたボールをカットしたディーニュがボックス左から折り返し、オリー・ワトキンスが右にいたムサ・ディアビにつなぎます。正面からの一撃をスティールがセーブすると、拾ったムサ・ディアビのパスがエストゥピニャンの足に当たり、ゴールに飛び込みました。

怒涛の12分、あっという間の3-0。後半に入り、50分に三笘の仕掛けからゴール前で混戦となって、クリアミスに反応したアンス・ファティがプレミアリーグ初ゴールを決めました。3-1となってもヴィラの勢いは止まらず、勝負が決したのは65分。中央から上がったマッギンが右に浮かすと、オリー・ワトキンスの左足シュートは、ウェブスターの足で跳ねてネットを揺らしました。

ECLプレーオフのハイバーニアン戦に続く今季2度めのハットトリックで、公式戦11試合7ゴール。ジェイコブ・ラムジーが85分に決めたコントロールショットは、今季3つめとなるオリー・ワトキンスのアシストでした。97分の6点めも、主役は11番。マッギンのスルーパスで抜けたエースのシュートをGKが弾くと、後ろにいたドゥグラス・ルイスがこぼれ球を右隅に流し込みました。

ブライトンのビルドアップからの縦パスは、攻撃のスピードを一気に上げる合図ですが、ヴィラはこれを狙って反撃を仕掛けました。守備力に長けたブバカル・カマラと、巧みなパスワークで前を動かすドゥグラス・ルイスの相性は抜群で、レスターから来たティーレマンスは後半途中から出番を得るサブのプレーヤーとなっています。

レヴァークーゼンから獲得したムサ・ディアビは7戦2発3ゴールと大当たり。最終ラインのパウ・トーレスは、長期離脱となったタイロン・ミングスの穴を埋めています。狙いを定めたプレッシングと速攻という戦術を徹底するエメリ監督は、新戦力をうまくフィットさせており、1年めよりも攻撃力が格段に高まっています。

攻撃といえば、1月に加わったティーンエイジャーにも注目すべきでしょう。コロンビア代表FWジョン・デュランは、今季プレミアリーグで6試合連続の途中出場ながら、既に2ゴール。ECLでも2ゴールを決めており、出場機会が増えれば大化けする可能性があります。

セヴィージャとビジャレアルでヨーロッパリーグを4回制した指揮官は、プレミアリーグのTOP4とECL制覇という最高の成果を手に入れることができるでしょうか。「テレグラフ」のサム・ダリング記者は、彼にとって実現不可能な夢ではないといっています。

「エメリは現在、ヴィラに来てわずか32試合でリーグ戦20勝を挙げている。この記録をシーズン全体にあてはめれば、過去5年のどのキャンペーンでも、少なくとも3位フィニッシュに届く勝ち点を獲得していることになる。であれば今、ヴィラについて真剣に考える時が来たのかもしれない」


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す