【MAN.UTD×Bournemouth】どうしたズラタン…猛攻マン・ユナイテッドは痛恨のドロー!
2分に敵陣でインターセプトに成功したのはバレンシア。ズラタン、ルーニーと経由したボールを右から上げると、ルーニーのヘッドはバーの上に浮きました。5分、ルーク・ショーのロングフィードでポグバがスプリントし、GKと1対1に持ち込むと、右隅を狙ったシュートにボルツが左手で触るビッグセーブでゴールを許しません。10分、今度はルーニーがバックパスミスを拾い、左でフリーだったズラタンにラストパスを通しますが、前にボルツしかいないチャンスにエースはトラップをミス。直後、ロングボールを追ってロホをかわしたアフォベがデ・ヘアと1対1になりますが、マン・ユナイテッドの守護神の読みが勝り、左から抜こうとしたボールを手に当てます。マルシアルが左から突破した決定機は、ゴール前のズラタンが膝に当てて枠に流せず。16分にマタがボックス右でフリーになると、ラストパスはブロックされてしまいます。
圧倒的に攻めているマンチェスター・ユナイテッドは、フィニッシュだけがうまくいきません。19分にカウンターにつながる縦パスを止めたキャリックは、すかさず左のマルシアルにスルーパスを通すも、左足の強いシュートはボルツが体を張ってブロックします。23分、ホームチームが先制。バレンシアが右足を振り抜いたのはミドルシュートのつもりだったと思われますが、最前線に残っていたロホが左足でコースを変え、今季プレミアリーグ初ゴールを流し込みます。1-0としたマン・ユナイテッドは、ややトーンダウン。ズラタンの動きが重く、ロホとフィル・ジョーンズが簡単に走り負けるのが気になります。39分、フィル・ジョーンズがピューの切り返しに対応できず、足がかかってPK。ジョシュア・キングが落ち着いてゴール左上に蹴り込み、ボーンマスが同点に追いつきました。
42分、右からのロングクロスをトラップしたズラタンが右足で巻いたシュートは、ボルツが左手を伸ばしてセーブ。1分後、ポグバがラインの裏に浮かしたボールをルーニーがダイレクトで狙うと、好調ボルツがまたも外に弾き出し、ホームチームは勝ち越せません。前半終了間際にサーマンがズラタンへのラフプレーで退場となった後、ポグバのラストパスでボルツと向き合ったズラタンはフェイントをかけたフィニッシュをDFに当ててしまいます。シュート数は10対2でしたが、ボーンマスは何とかイーブンで折り返しました。簡単に裏を突かれてしまう守備陣は、10人で戦う後半を耐えきれるでしょうか。エディ・ハウ監督は、ピューをゴズリングに代えて中盤の守備を締めにかかります。
後半はハーフコートマッチ。左サイドを執拗に攻めるマンチェスター・ユナイテッドに対して、4-4-1のアウェイチームは自陣深くで対応しています。ルーニーの左足シュートは決まらず、再三ボックス左を突破するマルシアルのラストパスは中に通らず、56分に右足でカーブをかけたポグバのミドルはボルツのセービングに阻まれます。70分、モウリーニョ監督は珍しい3枚代えを敢行しました。ルーニー、キャリック、ルーク・ショーが下がり、ラシュフォード、リンガード、フェライニ。この直後に、右からのクロスを折り返そうとしたポグバのキックをアダム・スミスが手で遮り、PK。しかし今日はボルツが大当たり、ズラタンは不安定です。左を狙ったキックは完全に読まれ、マン・ユナイテッドは勝ち越しのチャンスをものにできません。
79分、タイロン・ミングスが痛んで、プレミアリーグ初出場のカーギルにチェンジ。圧倒的に攻めるマンチェスター・ユナイテッドはゴール前にこもったボーンマス守備陣に手を焼き、いたずらに時間を浪費します。リンガードとフェライニの役割がはっきりせず、ズラタンにボールを集めることもできず。追加タイムにロホがズラタンをターゲットにして、ヘディングの落としをポグバが狙うチャンスが2回ありましたが、最初はボレーミス、次はマーカーを背負って打ち切れず。マンチェスター・ユナイテッドは、今季プレミアリーグで7つめとなる痛恨のホーム引き分け。決定機を外しまくって引き分ける癖は、なかなか治りません。
サイドアタック、カウンター、裏に通す浮き球と攻撃は多彩で終始ボーンマスを圧倒したものの、ズラタンとポグバで6~7回も決定機を逃しては、この結果を甘受するしかありません。3枚同時に代えたために、それぞれの役割と攻め方が曖昧なまま時間を遣ってしまった感もあり、采配にも疑問が残った一戦でした。いやー、これは痛い。マンチェスター・ユナイテッドがチャンピオンズリーグ出場権を獲得するためには、4つも残している上位との直接対決を勝ちきるか、ヨーロッパリーグ制覇か、いずれにしても難易度の高いミッションをクリアしなければなりません。ズラタン、ポグバ、頼む!
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フラストレーションのたまる試合でしたね、、。
ボーンマスが一枚退場した瞬間悪い予感が走りましたがそれが的中してしまいました。
今日はモウの采配が悪かったと思います。
完全に引いた相手をどう攻略するのか曖昧でした。
相手をゆさぶってグラウンダーで崩すならキャリックは残すべきでした。LSBの交代もブリントをいれればもっと揺さぶれたはず。
そしてフェライニをあの時間にいれて何をさせたかったのか。崩しに関われる選手ではないですし、パワープレー要員ならもっと終盤に投入して役割をはっきりさせるべきだったと思います。
目も当てられないくらい酷かったズラタンをなぜ代えないのか。そういう契約でもあるのか邪推してしまうくらいにいつも代えませんね。疲労が溜まってるのが明らかなら温存で良かったのでは。結果論ですが、先発ラッシュフォードなら楽に試合が決まってたように思います。
ルークショーが怪我を恐れず戦えていたことはとてもポジティブな要素でした。
今日勝ってればCL圏内目前だっただけに悔しいです。上位チームのブレーキにお付き合いする癖はなかなか治りませんね。
まあ、切り替えて次節からまたポイントを重ねていくことが大事ですし、また応援頑張っていきましょう!
イブラの悪質な報復肘打ちに関してはスルーですか?
出停何試合になるでしょうね
フェライニはセカンドボールをとる対策のためですかね。イブラは毎回疲れてるようで終盤アシストしたりしてたので、使うのもわかります。ラッシュなら楽勝とかそこまで楽観的にはなれず、むしろ結果論だけど最初からイブラ使っておけばみたいになる気すらします。
3枚替えはモウリーニョがたまにやるもう代える余地なくすからこれで決めろという背水の陣でしたね。実際PK取れたんですから入ってれば今度はフェライニはそのままリードを守るための有効な守備駒になれたんですが。
まあさんざんお世話になっているのでイブラがPK外してドローなら仕方ないと思うことにします。
個人的にはエレーラの不在が響いたかなぁと。
いつも以上に相手のフォーワードがいい形でボールを受け、PJとロホが引き出されてた気がしますし、ボールを奪う位置が低いからか相手の守備陣が整っていることが多く、ボールを普段以上に持たされて、相手のレッドカードでよりそれに拍車がかかった気がします。
あと他チームの試合を見て思うのはサイドで単独で確実に突破してくれる選手がマルシャル、ムヒタリアンだけでサイドアタッカー(特に右サイド)の層が薄い気がします。リンガードは突破力がないし、ラッシュフォードはセンターフォーワードの選手ですしね。
やはり夏に少し手を加える必要がありそうです。
空気さん>
そうですね。フェライニとリンガードに何を求めたのかが曖昧だなと感じました。完全に押しているゲームだったので、相手の対応をみてひとりずついれたほうが戦術徹底度を高められたのではないか、と。ただし、勝負強いズラタンを代えなかったことには納得してます。
プレミアリーグ大好き!さん>
レフェリー批判やファールに関する批判は、ともするとプレイより盛り上がってしまい、本末転倒になりがちなので、どこのチームであっても優先順位を下げることが多いです。速報で書いているので、すべてを正しくは語れない、ということもあります。私のような弱小にクレームを入れる前に、影響力の高い専門サイトの速報がどこも書いていない(書いたとしても別記事が多い)ことにモノ申したほうがいいのではないですか?あちらのほうが明らかに読者が多いですので。
プレミアリーグ大好き!さん>
マネジメントとして3枚代えという選択肢はあるのですが、圧倒していたので大きな変化をもたらすより理詰めでいったほうがよかったか、と。ズラタンのPK外しはショックでした。
ユナイテッド さん>
キャリック、ルーニー、ポグバが敵陣で奪ってショートカウンター、というシーンも多かったので、決定力の問題が大きかったように思います。サイドについてはブリント起用と、バレンシアを1つ上げるという策はありますね。
3試合で済みましたね
おめでとうございます!