2026.07.05 移籍ニュース2026-27移籍ニュース
今までなら即、スルー!「ウーデゴーアがガラタサライと個人合意」というゴシップの背景を思う。
発信源はトルコ人ジャーナリストのセルマン・オズトゥルク氏。「ウーデゴーアの移籍金については、クラブ間の交渉でいくつかのアイデアが出ている」と付け加えています。SNSのリプライは、「どうしたら、そんなことが起こるんだ?」「ジョークだろう」といった声が大半です。アーセナルがキャプテンを放出したら、ロンドンは大騒ぎになるでしょう。
トルコ発のゴシップを拡散している「CAUGHTOFFSIDE」のマーク・ブルズ編集長は、「アーセナルにとって、売却すべき時が来たのかもしれない」といっています。レアル・マドリードからアーセナルにローンで移籍した2021年1月、ウーデゴーアはまだ22歳で、逸材といわれながらもトップクラブでの実績はありませんでした。
ノースロンドンに完全移籍となったのは、半年後の2021年8月。ミケル・アルテタの4-2-3-1でトップ下に定着し、2022-23シーズンのプレミアリーグで37試合15ゴール7アシストという出色の数字を残しました。翌シーズンも35試合8ゴール11アシストで、ガナーズの中盤の司令塔として欠かせない存在だったのですが、2024-25シーズンからは足首、肩、膝の負傷に悩まされています。
2025-26シーズンの公式戦36試合1ゴール8アシストは、納得できる戦績ではありません。プレミアリーグの先発は16試合に留まり、ビッグチャンスクリエイト6回は55位、キーパス39本は33位。主要スタッツのTOP10は、6位に入ったスルーパス20本だけです。最大の課題はシュートの精度でしょう。過去3シーズンのゴールの大半はセンターで、左右から決めたのは2本のみです。
ビルドアップの際に下がってもらいにいくと、前線に顔を出すまでに時間を要し、ゴールに絡むシーンが減ってしまいます。近年は、イビチャ・オシムがいう「水を運ぶ人」で終わる試合が多く、アーセナルの得点力ダウンの一員となっている感があります。移籍ゴシップの背景には、将来への疑念が横たわっているのでしょう。
ポール・ポグバ、デル・アリ、ジャック・ウィルシャー、メスト・エジル…。負傷をきっかけにトップフォームに戻れず、「復活するのか?」と議論になった選手たちです。27歳になったノルウェーのプレーメイカーも、今こそが語られるタイミングなのかもしれません。トルコ行きというゴシップは、今までなら笑ってスルーしていたのですが、夏の補強に関する話との関係が気になります。
デクラン・ライス、ズビメンディ、ルイス=スケリーがいる中盤センターに、なぜブルーノ・ギマランイス?ノアゴーアより機能しそうな選手を、3000万ポンド程度で獲るなら納得ですが、ニューカッスルのブラジル代表は6000万ポンドでもNGと報じられています。右のインサイドとセンターが主戦場のMFが加入すると、はみ出す可能性があるのはズビメンディとウーデゴーアです。
「本人が残留を明言」「関係者の交渉は一切なし」という報道もあるなかで、ネガティブな邪推は控えるとしても、アンドレア・ベルタSDとアルテタ監督の評価を知りたくなります。少なくともいえるのは、「ウーデゴーアを3400万ポンドで売却はありえない」。まずは今夜、ニューヨークのブラジル戦で、得がたいタレントであることを見せつけてもらえればと期待しています。
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