2026.08.18 移籍ニュース2026-27移籍ニュース
移籍金は2990万ポンド!鈴木彩艶に対するアストン・ヴィラの評価が絶大だったことがわかる話。
直前にパリとのディールが決定寸前で破談になっており、チャンピオンズリーグ王者からヨーロッパリーグ王者に格下げとなったようにも見えます。しかしこの移籍は、よく見るとスゴい話なのです。ドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した香川真司は、当時のレートで1300万ポンド。ボローニャからアーセナルの冨安健洋は、アドオン込みで2000万ポンドです。
これらの数字を見て「時代が違う」と笑う人もいるでしょう。確かに最近は、トランスファーマーケットの相場が高騰しており、1億ポンドと聞いて驚くファンはいなくなりました。ところがGKは、なぜか上がっていません。プレミアリーグのGKの歴代移籍金ランキングを見れば、鈴木彩艶がかなりの高評価であることをご理解いただけるでしょう。
1位はアスレティック・ビルバオからチェルシーに移籍したケパ・アリサバラガで、7160万ポンド。2018年の夏、ブルーズがケパのどこを見てビッグマネーを投じたのか、未だに謎です。この翌日、レアル・マドリードに入団したクルトワは3500万ポンドでした。2位はケパの直前のディールで、リヴァプールがローマから獲得したアリソン・ベッカー。6600万ポンドは妥当でしょう。
3位の移籍金は一気に下がり、5000万ポンド以下となります。インテルからマンチェスター・ユナイテッドのアンドレ・オナナは4380万ポンド。この夏、リーズのクラブレコードとなったジェームズ・トラフォードが4位で、総額4000万ポンドと報じられました。5位はマンチェスター・シティがベンフィカから引き入れたエデルソン。3470万ポンドは、鈴木彩艶とさほど変わりません。
あらためて2990万ポンドという数字を見ると、ヴィラが獲得したのはリーグ屈指の守護神を上回るレギュラーGKであるといい切れます。アルゼンチン代表でもバーミンガムでも絶対的な存在だったエミ・マルティネスは、昨季プレミアリーグのセーブ率が70.7%で、上にいるのはマン・シティのジャンルイジ・ドンナルンマとノッティンガム・フォレストのマッツ・セルツだけです。
パリの破談は、「鈴木彩艶のエージェントが、500万ユーロという法外なフィーを後出ししてパリを激怒させたから」と報じられています。この暴挙が事実なら、ヴィラのオファーはあまりにも魅力的だったのでしょう。「エミ・マルティネスは出ていく」と聞いていなければ、ご本人と選手のキャリアに傷がつきかねない禁断のボタンは押さなかったはずです。
パルマとヴィラがクラブ間合意に至ったのは、エミ・マルティネスのユーヴェ移籍が決まる前でした。セリエAのクラブのオファーはアドオン込みで850万ポンド。ヴィラの要求額は1280万ポンドで、結局ギャップは埋まらず破談となってしまったようです。右手の薬指の負傷に対する懸念がなければ、ヴィラのオーダーに近い額で着地できたのかもしれません。
ユヴェントスは、スパーズで評価を下げてしまったグリエルモ・ヴィカーリオに乗り換えると伝えられています。現地メディアの記者たちの関心は、「エミ・マルティネスはどうする?」。ドンナルンマとともにヤシントロフィー(年間最優秀GK)を2回受賞しているGKは、ベンチが定位置になる可能性があるクラブに留まるわけにはいかないでしょう。
「スカイスポーツ」のパトリック・ロウ記者は、「彼ほどの実力を持つGKが、レギュラーが確約されていない状況でプレイする姿を想像するのは難しい。しかし同時に、パリやユヴェントスといった強豪を抑えて3000万ポンドもの大金を投じたクラブが、スズキに対してレギュラーの座を保証できずに獲得したと考えるのも難しい」といっています。
エミ・マルティネスは移籍するのか。バーミンガムに残留となったら、サブの選手たちと一緒に試合を見守るのか。鈴木彩艶は、約束された場所に立ち続けられるのか。2018年にポルティモネンセからアル・ドゥハイルに移籍した中島翔哉と並び、日本人選手の移籍金レコードを記録したGKの周囲には、期待と不安が渦巻いています。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!




コメントを残す