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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ロドリのバルサ移籍が決着!アーセナルに完敗したマン・シティは、どこまで強化するのか?

バルセロナが、ついにロドリを獲得。マンチェスター・シティと合意した移籍金は6540万ポンドと報じられています。3860万ポンドという激安のオープニングオファーを即座に拒否されたスペインのクラブは、2度めの5500万ポンドも断られるとわかっていたはずです。総額はマン・シティの勝利ですが、1400万ポンドをアドオンにできたのはバルサの収穫といえるでしょう。

アーセナルが3-0で快勝したコミュニティシールドは、ペップの退任とロドリの不在が激痛であることを証明するような一戦でした。アーセナルの機能的なプレスを受けたビルドアップはぎこちなく、ボールを出すタイミングが遅れるシーンが多かったフォーデンとコヴァチッチが、パスをまわすエリアを後方に下げてしまいました。

守備にまわったときはCBの前でスペースをケアし、ビルドアップでは臨機応変にボールを引き出すロドリがいれば、前を向いてプレイできる機会を増やせたでしょう。エリオット・アンダーソンのアグレッシブなパスは可能性を感じさせたのですが、最終ラインが引いたままで陣形が間延びすると、ボールをキープしたウインガーはスタンドアローンになりがちです。

ニコ・ゴンザレスが、新たな戦い方になじめば変わるのか。アイユーブ・ブアディが加われば、ビルドアップとトランジションはスムーズになるのか。数秒先を読んで前線を動かすボールを入れられるロドリと、ウインガーと連携できるベルナルド・シウヴァを失ったチームは、不用意なボールロストからのカウンターに苦しめられるゲームが増えそうです。

ペップ・グアルディオラの自在な戦術をもってしても、ロドリの穴は埋められず、不在のゲームは勝率を落としていました。前十字靭帯断裂の重傷で大半の試合を欠場した2024-25シーズンのプレミアリーグは、名将が君臨した10年で最多となる44失点を喫してしまい、21勝は最少でした。エンツォ・マレスカの初年度は、CLの出場権をキープできればOKとするべきかもしれません。

ロドリ、レインダース、トラフォード、ナタン・アケ、アカンジの売却で1億8000万ポンドを得たクラブは、エリオット・アンダーソンに1億1600万ポンドを費やしても、投資余力はあるでしょう。アイユーブ・ブアディに対するリールの要求額は8500万ポンド。ウーゴ・ヴィアナSDは、チェルシーが1億2000万ポンドと主張するエンソ・フェルナンデスに手を伸ばすのでしょうか。

コミュニティーシールドの敗戦の後、プレスの取材に応じた新指揮官は、「試合前から、トランスファーマーケットでやるべきことはわかっていた。負けたからいうわけではない。やるべきことは明確で、マーケットが閉まる前に何らかの行動を起こすつもりだ」とコメントしています。中盤に誰かが加わるのは確定と受け取っていいでしょう。問題は、人数です。

昨シーズンのプレミアリーグで36試合10ゴール4アシストのエンソ・フェルナンデスは、ベルナルド・シウヴァやギュンドアンの役割であり、ロドリの後釜ではありません。それでも彼が中盤に入れば、ドクやハーランドがゴールに迫るシーンが増えるでしょう。シェルキやフォーデンと共存できるかは気になるものの、戦術的な選択肢を増やすポジティブなプランになりえます。

1億2000万ポンドという数字を無視すれば、諸手を挙げて賛同できる話です。トランスファーマーケットは、残り2週間を切りました。アーセナル戦の完敗でドライブがかかるであろうマン・シティの次なる打ち手に注目しようと思います。中盤もさることながら、CBと右SBが気になるのですが、そちらも強化するのでしょうか。どうなるか、見てみましょう。


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