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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Arsenal×Coventry】2人のSBがアシスト、ツォリス躍動!アーセナルは2戦連続の3発快勝!

プレミアリーグ2026-27シーズンが、開幕の時を迎えています。ノースロンドンのエミレーツスタジアム。ミケル・アルテタのアーセナルと、フランク・ランパードのコヴェントリーの一戦は、「ホームチームがいかに勝つか」が注目ポイントでしょう。ブルーノ・ギマランイスを欠いたガナーズの中盤には、移籍が取り沙汰されていたルイス=スケリーが起用されています。

GKラヤ、DFベン・ホワイト、モスケラ、ガブリエウ、カラフィオーリ。MFデクラン・ライス、ウーデゴーア、ルイス=スケリー、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、ツォリス。エゼ、ギョケレス、ズビメンディはベンチスタートで、ジェズスとマルティネッリの名前はありません。コヴェントリーは、プレミアリーグ仕様になっているのか。坂元達裕はベンチで戦況を見守っています。

序盤のアーセナルのビルドアップは、デクラン・ライスが最終ラインに下がり、ウーデゴーアはトップ下でパスを引き出そうとしています。コヴェントリーの守備は、スペースをつぶす4-4-2。ウーデゴーアが左に展開した5分のアタックは、カットインしたツォリスのシュートが右に逸れていきました。デクラン・ライスとルイス=スケリーは、並んで前線へのコースを窺っています。

7分に右に流れたツォリスが、デクラン・ライスのパスを受けてニアに折り返すと、トラップしたサカの右足ボレーはアメンダがブロック。ショートコーナーからサカがベン・ホワイトにつなぐと、ボックスの外にいたツォリスのダイレクトショットは、トーマスがゴール前でクリアしました。先制は14分、左サイドでツォリスが競ってこぼれたボールがカラフィオーリに届きました。

SBの完璧なグラウンダーを右隅に流し込んだのは、コミュニティシールドでもゴールを決めたカイ・ハヴェルツ。リードしたガナーズは、ウーデゴーアが前線の背後にポジションを取り、サカは時折センターに絞っています。2点めは22分、ウーデゴーアとパス交換したデクラン・ライスが左のツォリスに流すと、グラウンダーに反応したGKラシュワースが前にこぼしてしまいました

詰めていたサカは、無人のゴールに押し込むのみ。2-0となってからの攻め続けるアーセナルは、右サイドで短いパスをつなぎながら、ラインの裏を取ろうとしています。38分の波状攻撃からツォリスがニアに浮かすと、カラフィオーリのボレーはファン・エヴァイクがブロック。コヴァントリーはミドルシュートのコースを封じられ、カウンターもパスコースを切られています。

追加タイム1分のウーデゴーアのミドルは、ダシルヴァに当たってCK。ショートコーナーからデクラン・ライスが放った左足のコントロールショットは、惜しくも左ポストの外を抜けていきました。前半は2-0。サカとベン・ホワイトがインとアウトにスイッチし続ける右サイドも、ツォリスが仕掛けられる形を創ろうとしている左サイドも、上々の滑り出しといえるでしょう。

後半のコヴェントリーは、プレスのエリアを押し上げています。ウーデゴーア、サカ、ベン・ホワイトと縦につないで、ボックス右を崩したのは48分。グラウンダーをニアで合わせたウーデゴーアの右足はミスタッチでしたが、ラシュワースは逆を取られ、かろうじて左手に触れたボールが枠に転がりました。アーセナル相手に3失点はジ・エンドです。

52分、カイ・ハヴェルツの落としを叩いたルイス=スケリーのミドルは、ラシュワースが頭上にプッシュ。カイ・ハヴェルツが引いた際に目を離すと、次の瞬間、「カラフィオーリがなぜ最前線に?」と絶句させられるでしょう。ツォリスの縦パスで、左SBがボックス左に出たのは61分。ニアに転がしたボールを叩いたツォリスは、グライムスにぶつけてしまいました。

66分、CKのクリアに先着したツォリスの強烈なミドルは、ラシュワースがセーブ。68分にデクラン・ライスとサカが下がり、ノニ・マドゥエケとズビメンディが入りました。76分にはツォリスとウーデゴーアに代わって、エゼとミケル・メリノ。相変わらず神出鬼没の変態SBカラフィオーリは、81分にインカピエに後を譲っています。

ガナーズのピンチは、86分の左からのクロスがルドニの頭に合ったシーンだけです。ラヤの正面に飛んだヘッダーが唯一のオンターゲット。3‐0のままでタイムアップを迎え、アルテタ監督はプレミアリーグ通算150勝となりました。ポゼッション64%対36%、シュート数20対4、オンターゲット6対1。グーナーのみなさんは、もう2点ぐらい獲ってほしかったのではないでしょうか。

勝者の最大の収穫は、左サイドからのカットインが目を引いたツォリスでしょう。ベルギーから来たウインガーは、プレミアリーグにフィットするかどうかを考えなくてもよさそうです。ウーデゴーアの再三のスルーパスは決まらなかったものの、昨シーズンと別人のようなパフォーマンスで、サカやギョケレスのゴールシーンが増えるのではないかと思われます。

18本のラインブレイクパスを記録したデクラン・ライスと、中盤のバランスをキープしてくれたルイス=スケリーも、持てる力を発揮したといっていいでしょう。絶妙なタイミングで打てるエリアに入ってくるカラフィオーリと、ベン・ホワイトのオーバーラップにもテンションが上がりました。彼らがシーズンを通じて元気なら、ガナーズの得点力は上がるはずです。

次節はヴィラ・パーク、3節はエミレーツでチェルシー。モーガン・ロジャース、ティーレマンス、コンサらを抜かれて立て直し中のチームと、10人の新戦力を迎えて新たな布陣を構築しているチームは、完成度が高まる前に叩いておきたいところです。ブルーノ・ギマランイスが合流したら、さらにパワーアップしそうな昨季プレミアリーグ王者の戦い方に注目しましょう。


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