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【Everton×MAN.UTD】ローテンションのマン・ユナイテッド、95分の劇的ミドルで痛恨のドロー!

開幕戦でクリスタル・パレスに勝ったエヴァートンは、デッドラインデーにバログンを獲り逃し、エンディアイエをマン・シティに抜かれてしまいました。ベトがフィオレンティーナに移籍したため、ストライカーはティエルノ・バリーだけとなり、トップ下とウインガーも手薄です。

プレミアリーグ3節、ヒル・ディッキンソンのマンチェスター・ユナイテッド戦は、ブレナン・ジョンソン、デューズバリー=ホール、タイリーク・ジョージが先発のリストに名を連ねています。ベンチにいるのはグリーリッシュ、アルカラス、ディブリング。デヴィッド・モイーズ監督は、ひとたび劣勢になれば、難しい采配を強いられます

対するマイケル・キャリック監督は、ベストメンバーを揃えてきました。GKラメンス、DFダロト、マグワイア、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショー。2センターはティーレマンスとメイヌー、2列めはエンベウモ、ブルーノ・フェルナンデス、ラシュフォード、ワントップにマテウス・クーニャ。開始40秒、バリーと激突したマグワイアが顔面を強打してうずくまっています。

応急処置を受けたベテランCBは、無事にピッチに戻りました。押されていたマンチェスター・ユナイテッドは、5分過ぎからペースをつかみ始めました。ラシュフォードの縦パスで、ルーク・ショーが左サイドを突破したのは8分。クロスがエンベウモに入り、頭で折り返すと、ブルーノ・フェルナンデスのボレーはクロスバーにヒットしました。

短いパスをつなごうとするマン・ユナイテッドは、自陣でのロストが多く、エヴァートンは前線へのロングフィードを多用しています。18分にダロトのパスを足元に収めたティーレマンスは、右足のミドルがピックフォードの正面に飛び、20分にマテウス・クーニャが遠めから打ったシュートはブランスウェイトにブロックされています。

ブルーノ・フェルナンデスのCKのクリアを、ダロトが直接叩いたのは21分。ゴール前で足を出して止めたのは、タルコフスキーのようです。1分後、左サイドでラシュフォードがレールを抜き去り、ゴールラインからグラウンダー。ダロトがスルーし、走り込んできたマテウス・クーニャが右足で合わせると、ボールはピックフォードの頭上を越えていきました。

好調のラシュフォードは、36分にも左からマイコレンコを抜き去り、ゴールの脇でタルコフスキーに止められています。対して右サイドのエンベウモはイージーなミスが多く、スペースを見つけたマテウス・クーニャにパスが通りません。レールの速いクロスがバリーに通ったのは42分。マグワイアの背後で合わせたヘッドは、左に逸れていきました。

追加タイムのエヴァートンの猛攻をしのいだマンチェスター・ユナイテッドは、前半終了直前のキャプテンのシュートもブランスウェイトに阻まれ、0-0でハーフタイムを迎えています。ここまでのポゼッションは47%対53%、シュートは5対7、オンターゲットは1対1。後半開始から間もない47分、右サイドからカットインしたエンベウモの鋭い一撃が左隅に決まりました。

リードされたエヴァートンはプレスの強度を上げ、左右のサイドを崩そうとしています。50分のマイコレンコの速いボールは、ラメンスがキャッチ。マン・ユナイテッドの最終ラインがずるずる下がると、こぼれ球が相手に渡るシーンが増えるでしょう。ダロトの中途半端なパスを、ハリソン・アームストロングにカットされたのは56分でした。

右からスプリントしたブレナン・ジョンソンのダイレクトショットは、ルーク・ショーが足に当ててCK。59分にも、リサンドロ・マルティネスを抜いたバリーの一撃をルーク・ショーがブロック。こぼれ球に先着したデューズバリー=ホールのシュートは、ミートしませんでした。61分に左から仕掛けたラシュフォードはゴール前に持ち込み、GKを引き付けてヒールで落としました。

マテウス・クーニャは触ればゴールだったのですが、タルコフスキーがぎりぎりでカット。66分にブレナン・ジョンソンと代わったグリーリッシュは、左からチャンスを創れるでしょうか。キャリック監督は、70分にラシュフォードとマテウス・クーニャを下げ、ドルグとシェシュコを投入。75分に座り込んだジェームズ・ガーナーは、メートランド=ナイルズに後を譲っています。

左サイドから中央に持ち込んだハックニーが、右にいたタイリーク・ジョージにラストパスを通したのは83分。獰猛なウインガーが思い切り右足を振り抜くと、ボールはニアポストぎりぎりをすり抜けてネットに突き刺さりました。追いつかれたキャリック監督が切ったカードは、ダロトとメイヌーに代えてアンドレイ・サントスとレニー・ヨロです。

88分に左サイドに出たブルーノ・フェルナンデスは、外から上がってきたルーク・ショーに縦パスを通しました。SBのクロスはパーフェクト。シェシュコのヘッドは、ピックフォードの右手を弾いてネットに吸い込まれました。91分、ルークショーに代わってマズラウィ。グリーリッシュが左から仕掛け、ハックニーのパスが中央に入ったとき、既に95分をまわっていました。

デューズバリー=ホールのタッチをマズラウィがカットすると、後ろにいたメートランド=ナイルズの素晴らしいダイレクトショットが、右のサイドネットに決まりました。外れていれば、すぐにタイムアップになっていたはずです。ローテンションだったマンチェスター・ユナイテッド、痛恨のドロー。最後は中央のマークが曖昧で、失点は偶然とはいえません。

前半はバランスが取れていたティーレマンスとメイヌーは、後半に入ると中盤をコントロールできなくなり、強引なパスやドリブルからのボールロストが増えていました。それでもルーク・ショーの絶妙なクロスで勝利を目前にしていたのですが、グリーリッシュとハックニーに右サイドを制圧され、チェックが緩くなったためにフリーのミドルを許してしまいました。

エヴァートンで称えるべきは、シュートコースを切りまくったタルコフスキーとブランズウェイトです。ラシュフォードがドリブルでゴール前に躍り出たピンチで、タルコフスキーがボールから目を離していたら、勝負は決まっていたでしょう。プレスの強度もデュエルも上回ったホームチームにとって、ドローは最低限の結果だったといえるでしょう。

終了直前に2ポイントをロストしたマン・ユナイテッドは、チャンピオンズリーグのサバフ戦の後、オールド・トラフォードでマンチェスターダービーです。中盤のバランスを修正し、左右のサイドの守備を強化しなければ、セメンヨやシェルキにやられてしまうでしょう。気持ちを切り替えて、次に向かうしかありません。エンベウモとシェシュコは、ナイスゴールでした。


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