2026.09.11 選手トピックス
アストン・ヴィラのスタッフ&選手も現地記者も絶賛!鈴木彩艶のロングフィードに注目!
そのうちの1本は、左サイドで張っていた19歳のヘミングスの足元に落とす絶妙なフィードでした。アーセナル戦では、ヘミングスに胸でトラップさせるハードなボールを蹴っていたのですが、この日はトラップしやすい丁寧なボールが増えていました。ヴィラのスカウトが鈴木彩艶を獲得すべきと主張したのは、両足で繰り出す的確なフィードに惹かれたからだそうです。
「アスレティック」でアストン・ヴィラを担当するジェイコブ・タンスウェル記者と、データアナライズと戦術解説を専門とするコナー・オニール記者が、バーミンガムにおける鈴木彩艶の評判とエピソードを紹介しています。ベルギーでプレイしていた頃から語られていた「彩艶伝説」は、パルマを経由してイングランドにそのまま届いたようです。
「アンビリーバブル。あんな体格なのに、ダイナミックで爆発的なジャンプ力があるGKは見たことがない。とにかく人間離れしている。初めて一緒にトレーニングした最初の週に、ベルトを締めて負荷をかける筋力トレーニングをしたのだけど、あまりにも体が強くて、ベルトがちぎれてしまうのではないかと思った」
「最初のトレーニングセッションのひとつとして、クロスの練習をした。ザイオンがボールをキャッチしたとき、『どれくらい遠くまで投げられるか、見てみたい』といってピッチを眺めていたら、矢のようなボールが飛んできた。蹴らないで投げてくれといったら、英語があまりできなかった彼は、自分の右腕を指差していた」(デニス・ルーデル/シント=トロイデンのGKコーチ)
大陸のクラブで絶賛されていた身体能力の高さは、イングランドでもスタッフや選手たちの話題になっています。「アスレティック」の記者たちは、「鈴木はアストン・ヴィラで素晴らしい適応力を見せている。わずか数回のトレーニングセッションで、チームメイトたちは彼のプレイに感銘を受けたと口々に語っていた」といっています。
最大のストロングポイントは、左右の足も高低も自在なキックで、プレスを呼び込んで速攻を仕掛けたいエメリ監督にうってつけの守護神といえるでしょう。腕力があって掌が大きいため、遠くに弾き出せるセービングも高評価ですが、ドンナルンマやラヤと比べられるようなきわどいシュートをさばく機会はこれからです。
クラブのスタッフが称賛しているのは、ゴールマウスでのパフォーマンスだけではありません。ランチタイムでもスタッフに礼を欠かさず、椅子をきちんと片付けるなどのマナーも、好感につながっているそうです。プレミアリーグ開幕から2試合出場で、取材チームによるポジティブなロングレポートを書かれるような日本人選手は、今まで存在しなかったのではないでしょうか。
土曜日のプレミアリーグ4節は、ヴィラ・パークでノッティンガム・フォレスト。開幕から3試合連続ノーゴールで勝利がなく、17位に沈んでいるチームはホームで負けるわけにはいきません。ニコラス・ジャクソン、マッギン、ブエンディア、ヘミングスらのゴールシーンを期待しつつ、日本代表のGKが繰り出す美しいフィードにも注目したいと思います。
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