イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Chelsea×Hull City】カウンターに苦しむチェルシー。シャビ・アロンソに策はあるのか?

チェルシーに移籍したモーガン・ロジャースを称えた昨日の記事で、「週末のプレミアリーグ4節は、スタンフォード・ブリッジでハル・シティ。唯一の無失点となったチームの攻略法を教えてもらいましょう」と書いたのですが、その瞬間は思いのほか早く訪れました。CKのクリアを競り合ったコール・パルマーが右サイドでキープしたのは7分でした。

中央でパスを受けたジョアン・ペドロは、迷わず左のモーガン・ロジャースに預け、スレーターをかわして放った左足のシュートがニアを射抜きました。DFと対峙した瞬間、GKツォラキスをチラ見したアタッカーは、右隅に打つと読んでいると見切ったのでしょう。幸先いいスタートとなったチェルシーに関する興味は、勝負ではなくゴールの数に切り替わりました。

シャビ・アロンソ監督のチームは、公式戦5試合で10失点を喫しています。この試合は4-2-3-1で、4バックはマロ・グスト、コルウィル、フォファナ、ジョレル・ハト。センターにはリース・ジェームズとラヴィアが並んでいます。リードしてからも獰猛なプレスでパスコースをつぶし、ショートカウンターを連発。スタンドの大半が、次もブルーズが決めると思っていたはずです。

22分には左サイドでボールを奪取し、モーガン・ロジャースからジョアン・ペドロ、コール・パルマーと逆サイドに展開。10番の縦パスでボックスに入ったペドロ・ネトのクロスは、ツォラキスが外に弾き出しました。何もできなかったアウェイチームが、久々に攻めたのは28分。GKのフィードが左サイドのジャイルズに届き、強引なクロスが中央に上がりました。

落下点にいたジョレル・ハトがクリアかと思いきや、バウンドしたボールが頭上を越え、背後にいたベルミのボレーが決まって1-1。これで元気になったハル・シティは、33分に左サイドから決定機を創りました。グラウンダーをベルミがヒールで流し、右から走り込んだコイルの一撃はコルウィルに当たってCK。マロ・グストのサイドに5人が寄っており、ファーはガラ空きでした。

左からのCKが中央のアジャイに入り、飛び出したエミ・マルティネスの指先を越えたヘッドがクロスバーを直撃。こぼれ球をマクバーニ―が後ろに流すと、ベルミのダイレクトショットがコルウィルの足でコースが変わり、左隅に飛び込みました。チェルシーの圧倒的優位はミスをきっかけに一変、たった6分で逆転。前半のシュートは3対6で、ハル・シティが上回っています。

後半もチェルシーがポゼッションを取り、アウェイチームはローブロックとカウンターで応戦。53分のリース・ジェームズの素晴らしいFKは、右に飛んだツォラキスのビッグセーブに阻まれました。ハル・シティの逆襲は61分。トーマスの左からのクロスをフリーで叩いたチョーのヘッドはリース・ジェームズに当たり、敵陣の中央でヘリントンが奪い返しました。

スレーターのミドルは、エミ・マルティネスがまさかのファンブル。詰めたマクバーニ―のシュートはGKの足に当たりましたが、決まっていたらロベルト・サンチェスの放出の是非が話題になっていたでしょう。66分、左から仕掛けたコール・パルマーのグラウンダーが、ニアにいたジョアン・ペドロへ。豪快なショットがGKの肩越しに決まり、スコアはイーブンに戻りました。

76分のマロ・グストの落としをリース・ジェームズが直接叩くと、右隅に飛んだボールはツォラキスががっちりキャッチ。ハーフタイムにジョレル・ハトをチャバリアに代えたシャビ・アロンソ監督は、70分にラヴィアをバルコにスイッチし、78分にはマロ・グストをウェルベックにチェンジしています。ミスをしたから代えられたように感じられるのですが、気のせいでしょうか。

84分に右から上がったコール・パルマーが、左足のアウトで出した逆サイドへのラストパスは絶妙でした。フリーだったモーガン・ロジャースの左足シュートは、コースを塞いだGKがセーブ。86分にはペドロ・ネトとフォファナが下がり、ラクロワとエステヴァンが入っています。ハル・シティの決定機は87分、スルーパスで左からスプリントしたのはジャイルズです。

アーリークロスが右から走り込んだチョーの足元へ。ダイレクトショットをエミ・マルティネスにセーブされたアタッカーは、ゴールラインの外で頭を抱えています。バルコが自陣でロストした94分のショートカウンターは、3対3。トーマスのクロスがラクロワに当たり、右に流れていきました。2-2という結果に胸をなでおろしたのは、ミスを連発したチェルシーのほうでしょう。

序盤は機能していたプレスは不安定になり、同点ゴールの後はマロ・グストの背後を狙われました。中盤はボールロストが多く、カウンターへの対応が遅れるのも気になります。開幕からの公式戦6試合のうち、2試合が3失点で3試合が2失点。既に10発ゲットのモーガン・ロジャース、ジョアン・ペドロ、コール・パルマーのトリオに、これ以上を要求するのは酷でしょう。

ロベルト・サンチェスと変わらず不安定なプレイが目立つエミ・マルティネスは、昨季のヨーロッパリーグ決勝の試合前に痛めた右手の薬指が癒えていないのでしょうか。コルウィルはピンチになると、ポジショニングの意図が曖昧になってしまうようです。どうする、シャビ・アロンソ。次節のブレントフォードのカウンターは、ハル・シティより鋭利ですが…。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す