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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.UTD×MAN.CITY】キャリックの策は空転…10人のマン・シティがエースの一撃で4連勝!

エンツォ・マレスカを招聘したマンチェスター・シティは開幕から3連勝。マイケル・キャリックの下でジャンプアップをめざすマンチェスター・ユナイテッドは、1勝1分1敗という冴えないスタートです。プレミアリーグ4節のラストマッチは、オールド・トラフォードのマンチェスターダービー。両者ともに、ミッドウィークのチャンピオンズリーグは完勝でした。

ルーク・ショーを欠いたマン・ユナイテッドは、ドルグのサイドが最注目ポイントです。GKラメンス、DFダロト、マグワイア、リサンドロ・マルティネス、ドルグ。2センターはティーレマンスとメイヌー、2列めはエンベウモ、ブルーノ・フェルナンデス、ラシュフォード、ワントップにマテウス・クーニャ。対するマン・シティは、ベストメンバーといっていいでしょう。

ドンナルンマ、マテウス・ヌネス、ルベン・ディアス、マーク・グエイ、グヴァルディオル、エリオット・アンダーソン、エンソ・フェルナンデス、フォーデン、シェルキ、セメンヨ、ハーランド。立ち上がりから攻勢のマン・シティに対して、ホームチームは引いてスペースを消しています。4分のエンソ・フェルナンデスの左足ミドルは、マグワイアが足に当てました。

ブルーノ・フェルナンデスのFKが左サイドに流れたのは7分。ラシュフォードからドルグ、リサンドロ・マルティネスとニアでつながり、CBのダイレクトショットはドンナルンマがキャッチしました。ラシュフォードのボール奪取から始まった11分のカウンターは、マテウス・クーニャのロングシュートがミスキック。この時間帯は、ホームチームのペースです。

14分にドルグをかわしてゴールライン際に出たフォーデンは、リサンドロ・マルティネスに止められました。19分にブルーノのミスパスをさらってゴールに迫ったハーランドも、ボックス手前でリサンドロ・マルティネスがストップ。事件が起こったのは23分、ブルーノと競ったフォーデンが腹を蹴ってしまい、マイケル・オリヴァーのジャッジは一発レッドです。

27分のCKをラメンスがパンチでクリアすると、胸でトラップしたシェルキのボレーはメイヌーが足を出してカット。32分には、左からカットインしたブルーノが縦のスルーパスをラシュフォードに通しました。トラップが流れてドンナルンマに回収されましたが、ゴールの可能性を感じさせるプレイでした。41分のラシュフォードのクロスは、エンベウモの前でGKが押さえています。

45分のラシュフォードのFKは、左のポストにヒット。前半はマン・ユナイテッドのペースで、シュートは5対2、オンターゲットは1対0です。ハーフタイムにシェルキがアウトとなり、右サイドにエンディアイエ。47分のショートコーナーから、ラシュフォードが打ったシュートはマテウス・ヌニェスが足に当て、こぼれ球を叩いたダロトのボレーは右に逸れていきました。

51分、メイヌーが中央から放ったコントロールショットは、またも左のポストを直撃。オールド・トラフォードのスタンドはハイテンションです。55分のエンベウモのミドルは、狙い通りに曲がらず左にアウト。61分のグヴァルディオルのクロスがファーに流れ、ハーランドがプッシュしたシーンはオフサイドに見えたのですが、アングルの問題だったのか…。

VARの映像からもセーフだった理由がわからないのですが、ゴールは認められました。キャリック監督は、68分にティーレマンスをシェシュコにチェンジ。1分後、エンソ・フェルナンデスが右隅に打ったシュートにラメンスが触り、ボールはポストに弾かれました。70分のブルーノの強烈なミドルは、ドンナルンマが右手を伸ばしてセーブ。残り時間は20分を切っています。

73分のダロトのクロスはセメンヨの足に当たり、落下点にいたエンベウモのヘッドはファーポストの外。81分にエンソ・フェルナンデスに代わって入ったのは、ニコ・オライリーです。ラシュフォードをザークツィーは窮余の策に見えますが、機能するのか。マン・シティの最終ラインには6人が並んでおり、マグワイアは最前線に上がっています。

ブルーノの速いスルーパスで、エンベウモがドンナルンマと対峙したのは95分。右足の一撃はビッグセーブに阻まれました。シェシュコはミドル1本のみ、ザークツィーは空転。何かを変えるなら、9番を残してドルグを下げたほうがよかったのではないでしょうか。シュートは16対6、オンターゲットは3対2、しかしスコアは0-1。キャリック監督の策は、前線を混乱させただけでした。

試合後にあらためて横からの映像を見ると、ハーランドはセーフだったようです。いや、事実がどうあろうと、レフェリーがゴールといえば覆らないのがフットボール。2本のシュートをポストに当てたマンチェスター・ユナイテッドは数的優位を活かせず、ノーゴールでタイムアップを迎えました。ワンチャンスをものにしたマンチェスター・シティを称えるしかありません。

MVPを挙げるなら、ラシュフォードとドルグを封じたマテウス・ヌネスか、両チームを通じて最長の11.9kmを走破したエリオット・アンダーソンか。11対10で70分を過ごしたホームチームは、サイドでは優勢だったものの、精度が低いラストパスと不用意なボールロストが敗因となりました。左SBと前線を強化しなかったツケを払わされたような一戦でした。

手痛い敗戦となりましたが、気持ちを切り替えて前に進むしかありません。フラム、スパーズ、リーズに勝って、首位が見えるポジションに上がってもらえればと思います。開幕から4連勝のマン・シティは、アイユーブ・ブアディやエンディアイエがフィットすれば、さらに強くなるでしょう。スカッドの厚さに差があるとはいえ、この展開で負けるとは…。


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