【Tottenham×MAN.CITY】ラインの裏を突いたマンチェスター・シティがスパーズを圧倒!
エデルソン、カイル・ウォーカー、コンパニ、ラポルテ、デルフ、ギュンドアン、デブライネ、ダヴィド・シルヴァ、スターリング、ガブリエウ・ジェズス、サネ。4-3-3のペップのチームは、最近ミスが目立っていたオタメンディと、累積警告で出場停止のフェルナンジーニョの名前がありません。3分、右サイドでダヴィド・シルヴァのスルーパスが通り、スターリングがフリーでクロス。ファーサイドで左足を振り抜いたサネのボレーは、ポストに嫌われてしまいました。7分にハリー・ケインのパスを左でもらったデル・アリは、ボックスに入って放ったシュートをコンパニにブロックされます。縦パス1本で最前線に出たスターリングのシュートはバーの上。ダヴィド・シルヴァが右に流したパスを受け、クロスに狙ったデブライネの強烈なミドルも、左のポストすれすれを抜けていきます。
15分を過ぎ、スパーズの中盤と最終ラインが落ち着きを取り戻しました。20分、デンベレのミスを突いたマン・シティが右サイドから速攻。デブライネのスルーパスでフリーになったスターリングが中央に折り返すと、ボックスの入り口から放ったギュンドアンのボレーは、ダヴィンソン・サンチェスが足に当てます。22分、先制はアウェイチーム。右に張ったコンパニが前線にロングフィードを通すと、ダヴィンソン・サンチェスの裏を取ったガブリエウ・ジェズスがロリスと1対1となり、左足で冷静に流し込みました。24分のPKのジャッジは、ギュンドアンが左サイドに通した縦パスに飛び出したロリスが、スターリングを引っかけたということでしょうか。微妙な位置でのファールでしたが、ギュンドアンが右のサイドネットに沈めて0-2。ここまでは、マンチェスターダービーと同じような展開です。
31分、左からのクロスを受けたラメラが、右隅を狙うも枠の外。サネのクロスをフェルトンゲンがカットすると、こぼれ球を思い切りよく叩いたダヴィド・シルヴァの左足ボレーはロリスが外に弾き出します。カイル・ウォーカーのドリブルにはブーイング。スパーズの反撃は、サイドにボールが出るとことまではいいのですが、単調なクロスはことごとくマン・シティの守備陣にクリアされます。しかし42分、デンベレ、ベン・デイヴィスから前線のハリー・ケインにつながり、縦に通したスルーパスにエリクセンが反応。ラポルテがスライディングでカットしたボールがエリクセンの左膝にヒットし、ボールはゴールの右隅に吸い込まれました。前半は1-2。プレミアリーグ首位チームは、逆転負けを3つ続けるわけにはいきません。
後半に入り、スパーズの中盤の出足がよくなりました。52分、最前線に飛び出したデル・アリは、浮き球を競ったコンパニとともに転倒しますが、笛は鳴らず。60分を過ぎても、ハリー・ケインにシュートチャンスはありません。64分、ギュンドアンの素晴らしい縦パスでガブリエウ・ジェズスがダヴィンソン・サンチェスの裏に飛び出すも、力んだシュートは右にアウト。ペップがサネをオタメンディに代えると、ポチェッティーノ監督はラメラをソン・フンミンです。直後、左からオフサイドをかいくぐったのはダヴィド・シルヴァ。スターリングへのグラウンダーは決定的でしたが、7番はトラップからシュートまでに時間がかかり、左足の一撃をDFにぶつけてしまいました。
71分、カイル・ウォーカーのクロスをロリスが前に弾くと、拾ったスターリングがGKをかわして放ったシュートはトリッピアーの足にヒット。スターリングが決定機を逃し続けた後、逆転されたダービーの悪夢が脳裏をよぎりますが、今日は3点めをきっちり決めてくれました。72分の右からのCKは、ファーにいたガブリエウ・ジェズスの足元へ。右足のシュートにロリスは触るのが精一杯でした。GKの前にいたスターリングがプッシュし、1-3。ウェンブリーに大歓声がこだまします。ポチェッティーノ監督はデンベレをルーカス・モウラ、ペップはガブリエウ・ジェズスをベルナルド・シウヴァ。残り時間は10分を切りました。
84分、デル・アリが下がりシソコがピッチへ。3季連続となるプレミアリーグ得点王を狙う10番は、まったくシュートを打てません。87分、ルーカス・モウラがボックス右を崩してグラウンダーを入れると、エリクセンの左足は力がなく、エデルソンがキャッチ。ペップのデブライネをヤヤ・トゥレという交代は、いただきましたと宣言しているかのようです。34歳のセントラルMFは、今季プレミアリーグ7試合め。2017-18シーズンは、水色のシャツでプレイする最後のシーズンとなるでしょう。ルーカス・モウラの強烈なミドルはエデルソンがセーブ。マン・シティが1-3で完勝し、プレミアリーグ優勝に再度リーチをかけました。
連勝レッズと完敗スパーズの差は、ラインコントロールにあったのではないでしょうか。前からプレスにいって獲れないとわかると、最終ラインとアンカーでアタッカーをケアしていたレッズに対して、スパーズは不用意にラインを上げすぎました。攻撃においては手数が多く、強引な中央突破と狙いが不明確なクロスはハリー・ケインの高さや強さを活かせず。最前線にぶつけるロングフィードやアーリークロスを多用するなど、相手の最終ラインに難しい体勢を強いるボールを駆使した方がチャンスを増やせたのではないかと思います。今日は強かったマン・シティ。3連敗の反省を活かして、ハリー・ケインと飛び出してくる2列めに自由を与えず、縦に速いアタックでスパーズ守備陣のラインの乱れを誘発しました。
今夜、マンチェスター・ユナイテッドがWBAに敗れれば優勝が決まりますが、最下位に突然変異を望むのは酷でしょう。エティハドのサポーターが見守る来週のスウォンジー戦が、ペップと選手たちの満面の笑顔が見られる舞台となるのではないでしょうか。プレミアリーグ2017-18シーズンも、いよいよ大詰めです。
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スパーズがあまりにもザコすぎてビビりました。
6点くらい取れましたが向こうはラッキーでしたね
それよりなんでこんなビッグマッチのレフェリーにジョナサンモスを起用してくるのか?
相変わらずFAは謎です
サンチェスとロリスがあまり良くなかったのかなと思ってしまいました。
まさかシティにダブルを食らうとは……流石にペップですね。
サンチェスとロリスがあまり良くなかったのかなと思ってしまいました。
まさかシティにダブルを食らうとは……流石にペップですね。
プレミアリーグ大好き!さん>
煽るのはやめませんか。スパーズサポーターの方を不快にするのは、望むところではありません。ましてやハンドルネームなしは、書き逃げしますとおっしゃっているようなものです。
プレミアリーグ大好き!さん>
そうですね。いいときのスパーズではなかったですね。チーム全体に余裕のなさを感じました。