圧巻サラー&フィルミーノ、しかし終盤に2失点…ローマを圧倒したリヴァプールは微妙な先勝!
3バックが高い位置を取るローマは、レッズにとってやりやすいのではないでしょうか。15分、チェンバレンがスライディングで足を痛めるアクシデント。急遽ワイナルドゥムが呼ばれ、中盤の左に入ります。18分、CKのクリアを左のコラロフが遠目から狙うと、ロリス・カリウスは弾ききれずにボールはバーを直撃!プレミアリーグ3位チームは命拾いしますが、中盤を支配しているのはセリエA4位です。アンフィールドのサポーターは、担架で運ばれていくチェンバレンを拍手で送っています。マネが倒され、FKをもらったレッズは、波状攻撃をシュートにつなげられません。
29分、フィルミーノの素晴らしいパスでマネが完全に抜け出し、アリソンと1対1になると、焦った左足のフィニッシュは枠の上。1分後にフィルミーノが右から入れたグラウンダーも、腰が入らなかったセネガル代表FWがボレーをふかしてしまいます。どうした、サディオ・マネ!30分に右から仕掛けたサラーは、ワンツーをカットされながらもすかさず奪い、アリソンの左を狙うも冷静なセービングで先制はなりません。攻め続けていたレッズがようやくゴールを決めたのは、35分でした。敵陣で奪ったボールをマネがフィルミーノにつなぎ、ボックス右のサラーに渡ると、切り返しから放った左足シュートはパーフェクト。左隅ぎりぎりを襲うボールに、アリソンは届きませんでした。
マークのずれを修正できないローマ。38分のCKは、ノーマークのデヤン・ロブレンのヘッドがクロスバーを叩きます。この流れのまま追加点がほしいリヴァプール。40分に自陣からのロングフィードに走り込んだワイナルドゥムは、左からのシュートをアリソンにキャッチされてしまいます。ジェコにクロスを集めようとしていたローマは、時折見せる縦1本のカウンターしか攻め手がなくなりました。45分、フィルミーノがドリブルで持ち上がったカウンター。中央に絞ってきたサラーへのラストパスは完璧なタイミングでした。プレミアリーグ得点王の巧みなチップキックに、アリソンはなす術なし。レッズが2点をリードし、間もなくハーフタイムを告げる笛が鳴りました。
ディ・フランチェスコ監督はウンデルに代えてシックを投入し、3-6-1から3-5-2にシフトします。48分、アレクサンダー・アーノルドのFKは壁にヒット。フィルミーノは自陣に戻って相手のアタックを阻んでいます。敵陣でインターセプトに成功した54分のショートカウンターは、マネがオフサイドを取られますが、2分後にアーノルドのロングフィードから始まった速攻は鮮やかに決まりました。フリーでボックス内に持ち込んだサラーは、中央で空いていたマネを見て冷静にラストパス。イージーなボレーが左隅に転がり、ついに3-0です。58分にコラロフのグラウンダーを左足で引っ掛けたシックのシュートは、左にアウト。直後、マネが左サイドを突破した決定機は、こぼれ球に反応したミルナーのシュートが味方に当たってしまいます。
61分、アーノルドが右足のアウトで出した巧みな縦パスで、サラーが右サイドを蹂躙。ジェズスをあっさり抜き去った11番が右足で中央に送ると、フィルミーノが無人のゴールにインサイドで流し込みました。3人とも決めたゲームは、何試合めでしょうか。ローマのミッションは、アウェイゴールを持ち帰ってバルサ戦の奇跡を再現することです。ディ・フランチェスコ監督は、67分にデロッシをゴナロン。69分、右からのミルナーのCKを、競り勝ったフィルミーノがヘッドで叩き込みました。圧巻の5-0。71分にシックがデヤン・ロブレンのクリアをカットしますが、ゴール左に飛んだボールは枠にいきません。73分、ペロッティのクロスに合わせたシックのヘッドは、ロリス・カリウスがキャッチ。残り15分でサラーが下がり、プレミアリーグでゴールを決めたばかりのダニー・イングスが右に入ります。
81分、ナインゴランが左に上げたロングフィードにデヤン・ロブレンがかぶってしまい、裏に入ったジェコがニアに決めて5-1。ロバートソンのアーリークロスにノーマークで飛び込んだワイナルドゥムは、空振りで絶好機を逃します。85分、ナインゴランのシュートがミルナーの左手に当たり、ジャッジはPK。ペロッティが右上に決め、ローマはセカンドレグに望みをつなぎます。5-2、レッズ先勝。バルサ戦を観なければ手離しで喜べる結果ですが、相手は要塞ローマに戻ると圧倒的に強いチームだけに、レッズは「有利」としかいえません。
ラスト10分までは、7-0圧勝もあったワンサイドゲームでしたが、これぞレッズというべきか。とはいえ、5発を叩き込んだ攻撃陣は素晴らしかったと思います。2ゴール2アシストのサラー、2ゴール2アシストのフィルミーノに加えて、アーノルドもMVP候補に推したくなる活躍でした。セカンドレグは、早い時間に失点をしないことが最重要ミッション。先にゴールを奪えれば、ウクライナへの道が開けてきます。プレミアリーグ屈指の強力3トップが、ゼロに抑えられることはないと信じましょう。いやー、しかし。
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ロブレンとかいうクソのせいで余計な失点を重ねてしまいましたが、3点差の勝利はほぼ決まりでしょう。
普通に両手を挙げて喜ぶべきスコアです
更新ご苦労様です。
アディショナルタイムを入れて残り15分までは完ぺきな試合運びでしたが、ロブレンのまずい守備による失点で風景が少し変わりましたね。バルサとのゲームもありましたから同じ轍は踏まないと思いますが、こんな心配をしてしまうのもレッズという
チームなんですかね(苦笑)まあ前線3人がしっかり仕事してくれたので、アウェイでもきっとやってくれるはずです。
痛いのはチェンバレンの離脱ですね、、、、。
5-2で微妙な先勝とはジョークが効いてますね。
何にせよ久々のプレミア勢の戴冠を期待したいものです。
ロヴレンのプレーは確かに“まずかった”とは思いますが、選手自身が“クソ”とは如何なものでしょうか。
本来なら5-2は大差と呼ばれるべきですが、長くリヴァプールの試合を観ていると安心できません。結果的にサラーを下げた事で、ローマのDF陣が落ち着きを取り戻し、高いライン設定が攻撃に寄与したように感じます。何はともあれ、まずはアウェイで1点。それだけで決勝進出の可能性はかなり高まると踏んでいます。そしてチェンバレンの怪我の程度が気になります。
圧倒的な攻撃力・得点力と守備の脆さが同居していますね。ローマのホームが楽しみです。
ローマが3-0を再び達成すれば…、という状況をつくってしまったというのが、いかにもリバプールらしいというか…
リバプールには是非とも守りに入らず攻め勝って欲しいですね
ローマからしたら対バルサ1-4からの2ndレグより希望がある。リヴァプールからしたら対マンC3-0からの2ndレグより余裕はない。チェンバレンも離脱…。5-2というスコアのインパクトに惑わされるけど、怖いですね(笑)
CBはもう1枚補強ポイントですね。。。
ただ、決勝が見えてきましたね!!!
後半開始すぐ3点目を決めた時点で、翌日の仕事のことを考え寝てしまったのですが。。
まさかそのあと計4点も入っているとは思いませんでした。
グーナーである身としては中立的に観ているので、ホームに戻ったローマがどこまでやれるのかに興味があります。
それにしてもサラーやフェルミーノ。。。
あそこまでレベルの選手ですか。。
面白いように右サイドを崩壊させた前半を観ただけで「これはモンレアル一人でどうにかなる問題じゃないなあ」などと思ってしまいました。
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奇跡というのは滅多に起こらないから奇跡というのであって、ローマが2回連続3-0で逆転勝利の可能性はかなり低いと思います。
さらにポジると圧倒的な力の差を見せつけました。1ndレグで実質2点しか取れていなかったバルセロナと違って、リヴァプールは圧巻の5点。仰る通りこの攻撃力のあるチーム相手にオリンピコとはいえ無失点に抑えるのは難しいと思います。
更には似たような状況から逆転負けを喫したバルセロナという素晴らしい反面教師が存在するので、クロップなら二の舞は踏まないと思いますね。
2stレグで更に点を取りに行くのか、守りを固めるのか。クロップ監督なら間違いなく前者を選択するでしょう。
それでもローマが3-0でまたまた大逆転をした日には、もうローマサポーターにでもなります!
すみません1stレグ、2ndレグですね汗
寝起きにつき、許して下さい笑笑
リバプールが勝ち抜けるかは相手よりも自分たち自身の問題な気がしますね
さすが今のメンバーが揃って出れば無得点に終わるのも、4失点以上するのも考えにくいです
問題はチェンバレンが怪我をしてついに中盤、前線の控えが居なくなってしまったほうですね
後ろからチェルシーが迫ってきてる以上ストーク戦でターンオーバーする余裕はないですし、ここでもう1人でも怪我したらCL、4位どちらも黄色が点灯すると思います
リヴァプール、メチャメチャ強かったですね、いちサポーターとして観てても開いた口が塞がらないほど凶暴な試合でした。
確かに残り10分からの2失点はいただけないですが、ここはクロッポやヘンダーソンも「絶対にやってはいけないことをした」と良い意味で自己批判してるので、オリンピコでの2ndレグに向けて慢心など無いでしょう。
それよりもチェンバレンが今季アウト(※決定ではないけど…)になったことで中盤のローテーションが事実上不可能になったことの方が深刻だなあと。
元来CMF志望のアーノルドを中盤に置いてジョー・ゴメスとクラインで右サイドを回すか。
それとも新星ウッドバーンがいよいよ出てくるか。
最大で残り2試合となったCLはローマ戦から不変と思われるので、4位以内死守のプレミアでのやり繰りは注視する必要がありそうです。