2月から急成長!現地メディアが絶賛するトレント・アレクサンダー・アーノルドに注目!
2016-17シーズンは、プレミアリーグ7試合出場という記録が残っていますが、3試合は追加タイムに入ってからの登場で、総出場時間は167分。直接FKや右からのクロスに光るものはありましたが、守備に不安を抱えており、粗削りな印象は否めませんでした。2017-18シーズンは、右サイドのレギュラーSBの長期離脱というチャンスをものにして、開幕のワトフォード戦でスタメン出場を果たします。さらに4節のマンチェスター・シティ戦でもスターターに選ばれましたが、この2試合はトータル8失点と、クラブにとって迷いの季節。アーノルドは評価を高めることはできず、プレミアリーグ前半戦は6試合の出場に留まりました。2017年の最大の収穫は、チャンピオンズリーグの空気を体感したことでしょう。スパルタク・モスクワ、マリボルとの4試合に出場した19歳は、「セヴィージャ戦では選ばれないSB」ではありましたが、この経験が年明けからの素晴らしいプレイにつながったのだと思います。
6歳でレッズに加わった生え抜きのSBにとって、2018年は忘れえぬ1年になるでしょう。マティプやジョー・ゴメスの負傷で最終ラインが薄くなり、クロップ監督がアーノルドを指名する機会が格段に増えたのは、2月になってからでした。26節のトッテナムとの激戦以降、プレミアリーグ10試合のうち、先発が7試合。鋭いFKと攻め上がりを評価されていたSBは、守備でもリスペクトされるようになりました。レロイ・サネに決定的な仕事をさせなかったCLのマンチェスター・シティとの2試合は、いずれも今季の彼のベストバウトといっていいのではないでしょうか。上下動のタイミングを間違えなくなったアーノルドの奮闘で、CBの負担は確実に減りました。
「スカイスポーツ」が紹介しているのは、プレミアリーグのTOP6のSBによるクロスの本数です。鋭いアーリークロスが持ち味のアーノルドは、1試合あたり4.94本を中央に届けていますが、この数字はベン・デイヴィスの4.36本を抑えて堂々の1位です。相棒のロバートソンが4.20本で3位、スパーズのクロス職人トリッピアーが4.04本で4位。上位にマンチェスター・シティの選手がいないのは、彼らのスタイルゆえですが、ルカクに合わせたいマンチェスター・ユナイテッドのアシュリー・ヤングやバレンシアを上回っているのは、まっすぐリスペクトしてもいいでしょう。
カイル・ウォーカーを3バックの右で起用することが多いサウスゲート監督のイングランド代表に、「WBとしてアーノルド抜擢」というサプライズはあるでしょうか。ウクライナで開催されるチャンピオンズリーグ決勝で、クリスティアーノ・ロナウドとマッチアップする貴重な機会を得た後、ロシアの舞台で世界を体験できれば、19歳の選手にとってはパーフェクトなシーズンです。本日は、ランチタイムキックオフのストーク戦。中盤センターに負傷者が多く、ワイナルドゥム、ヘンダーソン、ミルナーしか使えなくなってしまったクロップ監督は、アーノルドを1列上げるという実験的なフォーメーションを試すかもしれません。フィリップ・ラームのように、中盤のサポートもできる選手に成長したら、盛り上がりますね。今季のプレミアリーグとチャンピオンズリーグは、残り5試合。いずれの試合も、センスあふれる19歳にも多分に注目しながら楽しみたいと思っています。いや、素晴らしい!
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記事アップありがとうございます。
体はきゃしゃだしあどけない顔つきですがなかなかのプレー振りには目を見張るばかりです。
貴重なスカウサーですので大きく、たくましく育って欲しいと願わずにはいられません。(昔のCMのようなコメントになってしまいました・笑)
更新ご苦労様です。
トレントがまだ19歳とこれからの選手ですが、この時期にクロップに出会えた事は大きいのではないでしょうか。またスカウサーというのも最高です。どうしてもかつての#8と重ね合わせてしまいます。本日のゲームも楽しみです!
ダービーではスカウサーがいないと寂しいですし、順調に成長していってほしいです。
差しでがましいようですが、アーノルドはプレミアで1ゴール決めています。