「99%確定」「今週発表」…エヴァートンのマルコ・シウヴァ招聘は、いよいよ大詰め!
若き指揮官の招聘を諦めたエヴァートンは、プレミアリーグの経験豊富なサム・アラダイスにターゲットをスイッチ。11月末にマージーサイドにやってきた元イングランド代表監督は、最初の6試合を3勝3分と順調な滑り出しを見せ、プレミアリーグ24試合9勝7分8敗という戦績でシーズンを終えました。アラダイスは降格回避だけを求められたワンポイントだったのか、今後もチームをまかせられるのか。エヴァートンのジャッジに注目が集まりましたが、プレミアリーグ2017-18シーズンの最終節から1週間も経たないうちに、デニス・バレット・バクセンデイルCEOは63歳のベテラン監督の退任を発表しました。「長いスパンでクラブ強化を考えている」。エヴァートンは、クラシックで守備的なスタイルに未来を託せなかったのでしょう。バーンリーの後塵を拝したクラブが選んだのは、7ヵ月前にラブコールを送った意中の指揮官でした。
それにしても、マルコ・シウヴァは不思議な監督です。2シーズン以上続いたクラブは、32歳の現役引退からそのまま監督に任命されたエストリルのみ。国内カップ制を制覇したスポルティングCPと、ギリシャリーグ独走優勝のオリンピアコスは、いずれも1年でチームを離れています。2017年の1月に、降格回避というミッションを授かったハル・シティでは、惜しくも残留ならず。それでもスノドグラス、リヴァモアという主力を引き抜かれながらの健闘が評価され、ワトフォードに請われて指揮権を預かると、ここでも半年でポジションを失うことになりました。勝ったクラブで2シーズンめに入ることはなく、負けても評価を下げない…。独特のキャリアを持つ監督にとって、次のエヴァートンは名将への道を駆け上がるための勝負なのかもしれません。
クリスタル・パレスで開幕から4試合全敗、プレミアリーグノーゴールのまま任を解かれたフランク・デブールの例もあります。前任者にオーソドックスなサッカーを植え付けられたトフィーズの選手たちが、新監督の攻撃的なスタイルをスムーズに吸収し、上位に怖れられる存在になれるかどうかは何ともいえません。プレミアリーグの複数のクラブで指揮を執った経験がある監督ゆえ、派手な空中分解はないと思われますが…。ポイントとなるのは、中盤の人材の活かし方でしょう。シグルズソンやボラシェの力を引き出し、クラーセンを蘇生させることができれば、エヴァートンは再びおもしろいチームになるでしょう。大型補強を結果につなげられなかったクラブと、直近の2つのクラブでミッションを達成できなかった監督の逆襲に期待します。
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アラダイスはモウリーニョのように、守備はしっかり 攻撃は人任せな所があります。
ちなみに、ウェストハムがビリッチで健闘した訳に、前任者のアラダイスの守備構築の功績が良く語られています。
今のエバートンは、攻撃に定評のある選手が多く、監督も攻撃的なサッカー、そこにアラダイスの守備構築…
ウェストハムの台頭に状況が似てます。
来シーズンのダークホースだと考えています。
(毎年 エバートンはダークホースだと言われたいる気がしますが…)