これは本気か!?「トッテナムが本田圭祐獲得に本腰」とイギリスの複数紙が報道!
本田圭祐は、夏にACミランと契約直前までいきましたが、ミランや本田の代理人の態度にCSKAモスクワが態度を硬化させ、難しいと判断したガリアーニ副会長がカカ獲得に方向転換したこともあり、破談になっています。本田とCSKAの契約はこの冬までとなっているため、1月のマーケットでは移籍金ゼロ円でどこにでも行ける状態。破談になった直後は、本田もミランも「1月には」といっていたものの、日本代表のエースは「ミランだけでなく、幅広い選択肢がある」といっており、ガリアーニ副会長もトーンダウンしているため、その去就に注目が集まっています。
そこに出てきたのがトッテナム。8月には、本田獲得に名乗りを上げたプレミアリーグ勢はエヴァートンだけでしたが、最近までリーグ2位につけながら得点力不足で失速したノースロンドンの名門が、本田を本気で狙うとのこと。「メトロ」によると、ミランよりも好条件を用意し、ヴィラス・ボアス監督本人が全力を尽くす構えだそうです。スペインから鳴り物入りで加入してきたソルダードが現状ではさっぱり点が獲れず、2列目のラメラやホルトビーも信頼を得られていません。トップ下ができるという観点ではエリクセン、デンベレもいますが、彼らについてはもうひとつ後ろのセンターMFでの起用が中心になるので、点が獲れる攻撃的MFがもう1枚ほしいという判断なのでしょう。
個人的には、ホルトビーやエリクセンをしっかり機能させれば問題ないという認識なので、「すいぶん気の短い話だな」と思う一方で、キープ力もドリブルでの打開力もある日本代表の4番は、かなりフィットするのではないかと踏んでいます。おそらくヴィラス・ボアス監督がめざしているのは、速いパスワークとポジションチェンジで相手を崩していくサッカー。これを実現しようとすると、ラメラやシャドリ、タウンセンドはサイドの突破はできても、ゴール前でキラーパスが出せるタイプではなく、ダイレクトプレーを駆使したコンビネーションも今ひとつ。エリクセンとホルトビーは、前線への飛び出しが少なく得点が期待しにくいということなのでしょう。選手の数は豊富ですが、絶対的なコンダクターがいないチームなので、CSKAモスクワでコンスタントにゴールを決めている本田圭祐がはまれば得点力不足を解消できるかもしれません。
そうはいってもあの選手層ですから、不安はついて回りますが、いいチャレンジになるのではないでしょうか。私は、今の香川真司ですら、「ゲームに出られないなら早々に移籍したほうがいい」とは思いません。試合に出られるチャンスが少しでもあるのであれば、チーム内の競争が激しいのはむしろ望むところでしょう。常時試合に出られる中堅クラブより、出られる試合が限られていてもトップレベルのなかでプレイできる上位クラブのほうが、自身の成長につながる要素は多いと思います。リヴァプールやユヴェントスも興味を持っているという話もあり(リヴァプールでのスタメン奪取はさすがに厳しそうですね)、まだ気が早いかもしれませんが、4人めのプレミアリーグ殴り込みが実現するのを影ながら応援しようと思います。そうそう、直接対決のときはお手柔らかにね、本田さん。いや、それこそ早すぎですね。失礼。
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スパーズって今6位じゃないんですか?