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レッズ、スパーズ、ガナーズ、それとも…22歳のダニ・セヴァージョスの去就に注目!

プレミアリーグにおけるトランスファーマーケットの動向を伝えるニュースに、ダニ・セヴァージョスの名前が目立つようになりました。レアル・ベティスのユースチームから17歳でトップチーム昇格を果たしたMFは、2015年に行われたU-19欧州選手権を制覇した後、準優勝だった2017年のU-21欧州選手権では大会MVPに輝いています。スペイン代表でも6試合に出場しており、レアル・マドリードでもラ・リーガ23試合出場とレギュラーに近づいているのですが、途中出場が多い現状にストレスを溜めているようです。

ファールを犯さなければ奪えないドリブルと、狭いエリアでも正確に射抜くパスワークを武器とするオールラウンダーには、以前からプレミアリーグのビッグクラブの関心が報じられていました。「スカイスポーツ」は、アーセナルとトッテナムが狙っているとレポートしており、「デイリー・ミラー」はリヴァプールがオファーの準備万端と伝えています。

レアル・マドリードは、伸びしろがある22歳を完全移籍で売却することに躊躇しており、ローンか買い戻し条項付きの移籍を希望しているとのこと。補強予算が少ないアーセナルはシンプルにレンタル希望、スパーズは買い取りオプション付きのローンで、リヴァプールは移籍金4500万ポンド(約61億円)に加えて買い戻し条項を付与する契約をイメージしているそうです。オファーは三者三様、エル・ブランコがどこなら納得するのかはわかりませんが、常時プレイしたい選手目線で見ればアーセナルが最も魅力的に映ります。

ファビーニョ、ナビ・ケイタ、シャキリを加えた昨夏の補強で中盤が充実したリヴァプールを選べば、ワイナルドゥム、ヘンダーソン、ミルナー、チェンバレン、ララナにも勝たなければいけません。インサイドMFは激戦のポジション。時折見せる4-2-3-1のトップ下も、シャキリ、マネ、フィルミーノ、ワイナルドゥムに対して自らの強みを主張する必要があります。さまざまな役割をこなせるダニ・セヴァージョスですが、クロップスタイルをインストールして力を発揮できるようになるまでに、それなりの時間を要するでしょう。蓋を開けてみれば「赤いシャツのほうが出番をもらえなかった」となってしまうかもしれません。

エンドンベレが加わったスパーズも、シソコ、ワニャマ、ハリー・ウィンクス、エリック・ダイアー、デル・アリと中盤センターとインサイドは充実しています。ただしこちらは、昨季プレミアリーグで8ゴール12アシストのクリスティアン・エリクセンに移籍の噂があり、退団が決まれば後釜として頼りにされるかもしれません。ラムジーが抜けたアーセナルは中盤の層が薄く、攻撃において貢献度が高いタイプはメスト・エジル、ムヒタリアン、イオビだけです。4-3-3や4-3-1-2のインサイドに定着できる可能性は充分あるのではないかと思われます。

欧州王者のレッズ、若手が伸びるスパーズ、重宝されそうなアーセナル。22歳のタレントは、報じられている通りに出場機会にこだわるのか、チャンピオンズリーグで戦えるチームを選ぶのか。プレミアリーグ勢の争奪戦といわれている若きタレントの去就に注目です。(ダニ・セヴァージョス 写真著作者/Антон Зайцев)

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“レッズ、スパーズ、ガナーズ、それとも…22歳のダニ・セヴァージョスの去就に注目!” への1件のコメント

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    だいぶ前に本人が移籍したくないという報道があったので可能性は低いのではないでしょうか

    レアルも売りたがってないので蓋を開けてみないとわかりません

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