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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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アルナウトヴィッチの後釜を探すウェストハム、本命はバロテッリかイグアインか⁉

先日、2300万ポンド(約31億円)で中国の上海上港に移籍したマルコ・アルナウトヴィッチについて、ウェストハムの女子チームに所属していたクレール・ラファティが、あまりに素行が悪いと非難していました。「私たちのトレーニングセッションは、彼が練習場の脇を通るたびに混乱させられた。軽蔑し、失礼なことを叫び、騒がしくて無遠慮で…」。昨季プレミアリーグで28試合10ゴールというスタッツを残したハマーズの元エースは、30歳になっても悪童というニックネームを返上できなかったようです。一時は3500万ポンドというタグを付けていたイーストロンドンのクラブが、お手頃価格で放出してしまったのは、ラファティさんが指摘したとおり「彼の振る舞いにウェストハムがうんざりしたから」なのかもしれません。

とはいえ、自由奔放過ぎたアタッカーは、ひとたびピッチに立てば頼れる男だったのは間違いありません。アンディ・キャロルとルーカス・ぺレスも放出したウェストハムは、最前線をまかせられるタレントを物色しているようですが、セルタのマキシ・ゴメスは4000万ポンドを超えるオファーを提示したものの獲得失敗。その後、報じられている名前はプレミアリーグファンにはおなじみのビッグネームばかりです。オリンピック・マルセイユを退団したマリオ・バロテッリは、悪童つながりのネタかと思いましたが、フリーエージェントで獲れるとなれば本気で健闘したくなるのはわかります。

インテル、マンチェスター・シティ、ミランではそれなりに結果を出していたバロテッリですが、素行を問題にされることも多々あり、セリエAとプレミアリーグを行ったり来たりしていました。2014-15シーズンにはリヴァプールに加わるも、16戦1ゴールと沈黙。翌年復帰したミランでも、セリエA20試合1ゴールと不振から抜け出せず、直近3シーズンはリーグアンでプレイしていました。ニースで過ごした最初の2シーズンは、51試合33ゴールと元イタリア代表の貫禄を示したものの、2018-19シーズンは開幕前に移籍を巡ってクラブと衝突。モチベーションが下がったバロテッリは前半戦をノーゴールで終え、パトリック・ヴィエラ監督から愛想をつかされて冬に契約解除となってしまいました。

半年契約で拾ってくれたマルセイユは「トラブルを起こさずに10ゴール決めたらボーナス」という条件を出していたとのこと。28歳になった悪童は、15試合8ゴールとまずまずの結果を出しながらも、FFP違反を回避する必要があったクラブはミーノ・ライオラとタッグを組むストライカーの条件交渉を嫌ったのでしょう。かくして現在、移籍金ゼロ円。チチャリートも退団となりそうなハマーズは、多少の揉め事とのセット商品に手を出したくなるところです。

バロテッリ獲得を検討していると報じられたハマーズは、ユーヴェで居場所を失いかけているワールドクラスの獲得も検討しているようです。元アルゼンチン代表のゴンサロ・イグアインは、チェルシーではプレミアリーグ14試合5ゴールと冴えず、サッリ監督の構想から外れてしまったと伝えられています。「フットボールイタリア」によると、ハマーズは買い取りオプション付きのレンタルを狙っているとのこと。31歳のベテランに、4000万ポンド(約54億円)の移籍金を一発で払うのはリスクと捉えているのでしょうか。

イグアイン&バロテッリという「プレミアリーグリベンジコンビ」に、スノドグラス、フェリペ・アンデルソン、ウィルシャー、デクラン・ライスという超攻撃的な布陣を見てみたい気もします。ペジェグリーニ監督とハマーズの経営ボードは、禁断の果実に手を伸ばすのか。より計算できるのはイグアインだと思われますが、果たして…!

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“アルナウトヴィッチの後釜を探すウェストハム、本命はバロテッリかイグアインか⁉” への3件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    ハマーズもなかなかのメンバーを揃えてますが、現在噂に上がっている2人がペジェグリーニが作った布陣にハマるか疑問が残るところです。
    アルナウトビッチはピッチに出れば動く選手でしたが、彼の代わりが務まるかどうか、、、。
    ハマーズもEL狙えるチームだと思うのですが、またしてもスタートダッシュ失敗なんてならないようしたいものですが、、、、。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    マキシゴメスの獲得失敗が全て

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    マキシゴメスの獲得失敗が全て

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