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【Aston Villa×Liverpool】SBコンビ&マネが躍動!リヴァプールがラスト3分から大逆転!

プレミアリーグ10試合で9勝1分と無敗をキープ。快調に首位を走るリヴァプールが、15位のアストン・ヴィラとアウェイで戦います。クロップ監督はファビーニョを休ませ、中盤にララナを起用しています。GKアリソン・ベッカー、DFアーノルド、デヤン・ロブレン、ファン・ダイク、ロバートソン。MFララナ、ワイナルドゥム、ヘンダーソン、前線はもちろんフィルミーノ、マネ、サラーの3枚です。開始30秒、強引に突破を図ったエル・ガジのシュートはアリソンが無理せず前に弾きました。3分を過ぎると、ポゼッションはレッズ。7分にヘンダーソンのバックパスをトレセゲに狙われますが、アリソンが飛び出して先着し、難を逃れました。

ヴィラの中盤の出足がよく、レッズは前線にボールが入りません。最初のチャンスは16分。序盤はミスが目立ったヘンダーソンが右から浮き球を送ると、ゴール前で競り勝ったマネのヘッドは惜しくも右に外れます。18分、ファン・ダイクのロングフィードでサラーが右から抜け出し、角度のないところから右足でボレーを放つもGKヒートンがセーブ。20分、マッギンが左から蹴ったFKに、ファーから走り込んだのはトレセゲでした。右足で合わせたボレーに、アリソンは触るのが精一杯。プレミアリーグ15位が先制し、ヴィラ・パークはハイテンションの歓声に包まれています。

24分、アーノルドが右から打ったミドルはDFに当たってCK。28分にマネの高速クロスを押し込んだフィルミーノは、VARによってオフサイドとされました。35分、マッギンが左に展開したカウンターは、クロスに走り込んだトレセゲがボレーを空振り。ヴィラの組織的な守備が冴え、レッズはサイドに展開したボールを中に戻すシーンが目立ちます。43分にフィルミーノがマネを走らせたカウンターは、ラストパスを直接叩いたサラーの一撃がクロスバーの上。1-0で前半を終えたプレミアリーグ首位チームは、オンターゲット1本に抑えられました。

後半が始まってすぐの47分、マネのクロスを左足で合わせたフィルミーノのボレーは枠にいかず。49分のワイナルドゥムのミドルも、直後のマネの左足もヒートンががっちりキャッチしました。54分に右サイドを完全に突破したヘンダーソンは、ボックス手前で迷ってパスミス。今日のレッズは、ラストパスが前線の3人に合いません。59分、アーノルドの絶品クロスがファーのマネに届きますが、至近距離からのヘッドはヒートンが体を投げ出すビッグセーブで同点を許しません。クロップ監督は、65分にサラーとワイナルドゥムを下げ、オリギとチェンバレンで勝負です。

67分、ロバートソンのラストパスをニアで受けたチェンバレンは、リバウンドを2回拾って打った3連打をすべてブロックされました。残り時間は20分。エティハドでは、先制されていたマンチェスター・シティが同点に追いいています。72分に右サイドで奪ったヘンダーソンからフィルミーノ、マネとつながったチャンスは、昨季プレミアリーグ得点王が打つ瞬間にスリップ。アーノルドが無理な体勢からクリアを空振りしたピンチは、トレセゲのパスでアリソンと1対1になったフーリハンがパスを選んでカットされました。

84分、アーノルドが2人かわして左足を振り抜くと、アウトにかかってファーポストの外。クロップ監督の最後のカードは84分、ララナをナビ・ケイタです。87分、右サイドにいたマネがゴールに向かうクロスを入れると、ロバートソンのヘッドがヒートンの手を弾いてネットに突き刺さりました。なおも攻めるレッズ、カウンターを狙うヴィラ。追加タイムは5分あります。93分のアーノルドのFKが壁にかすり、直後のCKがニアに入ると、競り勝ったのはサディオ・マネ!ファーサイドのネットに一直線に飛んだボールに、ヒートンは触れませんでした。プレミアリーグ首位チームは、ラスト3分からの逆転劇で善戦の15位を振り切りました。

サラーとフィルミーノが抑えられても、チェンバレンのシュートが枠に届かなくても、リヴァプールにはバロンドール候補と世界最高のSBコンビがいます。マネの素晴らしいクロスと、セットピースのスペシャリストの完璧なキックで強引に3ポイントをもぎ取りました。ファビーニョ不在の一戦は、ヘンダーソンが不安定で、前線へのパスがブレるシーンが多く苦しい展開。それでも勝つのが、修羅場を味わってきた欧州王者です。完璧だったタイロン・ミングスとエンゲルスのCBコンビは、自分たちの及ばないところで喫した失点で、勝利の立役者になり損ねてしまいました。

マンチェスター・シティとのシックスポインターの前に、接近を許さなかった貴重な勝ち点3。ミッドウィークに開催されるヘンクとのホームゲームをきっちり勝ち切り、満を持して決戦に臨みたいところです。水曜日にCLがあるライバルよりも1日休みが多いレッズは、アンフィールドでは負けないのではないでしょうか。プレミアリーグらしいエキサイティングなバトルを期待しています。いやー、素晴らしい!(アンディ・ロバートソン 写真著作者/Eric The Fish)

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“【Aston Villa×Liverpool】SBコンビ&マネが躍動!リヴァプールがラスト3分から大逆転!” への6件のフィードバック

  1. Macki より:

    早速の更新ありがとうございます。
    正直勝ち点落とす覚悟をしてましたが、マネが前半の失点責任をアシストとゴールで見事に取り返しましたね。しかしこれぞレッズ劇場ですね。最高なゲームでした!いよいよシティ戦ですね。楽しみです!

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    リバプールの両SBはまさしく世界最高ですね

  3. かみこっぷ より:

    最後までヤキモキしましたが、終わってみれば最高にエキサイティングな試合でした!

    アンカーララーナも機能しててよかった!

  4. アセットマネジメント より:

    最近はギリギリの試合が多いですね。
    ある意味、レッズらしさか。
    サラーは、足首の調子が良くないんですかね?なんか一時期の爆発的スピードがなくなったような。まあ速いんですけど。

    それにしても、今回、「誤審」はなかったと思いますが、モスとアホキンソンのセットでVAR使うのはやめてほしい。疑いたくなりますね笑
    大量得点して勝てばいいのでしょうけど、コイツらが試合に絡むと、何かあります。

  5. まさやん より:

    ここ数試合は先制されてキツい展開になってるのでいつもハラハラさせられます。
    今日は途中まではなんとかドローで終わりたいって思ってましたがまさか勝つとは。
    勝ち点6差でシティとの直接対決できるのは大きいですね。
    来週こそは先制して落ち着いて試合を見たいです。
    シティ相手に落ち着いては見れないでしょうが、、、

  6. じゃこ より:

    更新ありがとうございます。
    非常に疲れる試合でしたね。正直勝ち点落とすと思っていました。
    フィルミーノの同点弾がVARで取り消されたとこも、VARの判定している経過を見てたら、本当にそうか?と思える程微妙でしたね。
    チェンバレンのボレーが確実に相手DFの手に当たって真下に叩き落された場面はVAR判定にもならなかったし。
    アホキンソンだっていうから、これがまた疑惑を大きく・・・。

    とはいえ何とか3ポイント取れたのは非常に大きいと思います。
    ロボのゴールは最高でした。

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