「ペップはリヴァプール恐怖症」…現地メディアがマン・シティの「今」を徹底レポート!
「彼はリヴァプールフォビア(恐怖症)に罹っている」と主張するのは、レッズのレジェンドとして語り継がれているジョン・オルドリッジです。「彼らのドキュメンタリー『fly-on-the-wall』のクリップでも、われわれのフロントスリーをいかに止めるか、クロップがドルトムントでやってきたことをどう活かそうとしているかをしきりに気にしていたね」。プレミアリーグ史上初の100ポイントに到達し、モウリーニョのマンチェスター・ユナイテッドに19ポイント差というぶっちぎりの優勝を果たした2017-18シーズンに、チャンピオンズリーグで2試合トータル5-1と完敗したのが発症のきっかけと喝破しています。
「欧州のリーグを制覇すれば、ペップのシーズンは救われるけど、現在はそれもまた遠い道のりに見える。後半のステージでもリヴァプールには怖れはない。クロップと選手たちが日和るとは思えない。シティはわれわれに対して、恐怖症にかかっているように見える。それはマネージャーに起因している」(「ミラー」のスポーツライター、リッチ・ジョーンズ氏のレポート「Pep Guardiola’s Liverpool “phobia” showcased in Man City documentary」より)
彼らがプレミアリーグのTOP4から陥落するほどの不振に陥るとは思えませんが、悲願のビッグイヤー制覇というハッピーエンディングに辿り着けるかといわれれば、前途多難といわざるをえません。「ミラー」のハッサン・ラシュド氏のレポート「Man City stars ‘told Pep Guardiola to stop tinkering’ in Spurs dressing room showdown(スパーズ戦後のドレッシングルームを閉め切り、マン・シティのスターたちがペップ・グアルディオラにいじくり回すのは止めたほうがいいと説得)」によると、最後の敗戦の後、45分に渡る緊張感の高いミーティングが行われたとのこと。マン・シティの事情に詳しい記者は、何人かのベテランが頻繁なフォーメーション変更に懸念を示したと伝えています。
今季のマン・シティが、2試合連続で同じメンバーで戦ったことは1度もなく、ミケル・アルテタが去った12月以降は「tinkering」に拍車がかかっています。フォーメーション変更76回は今季プレミアリーグNo.1で、フランク・ランパードの60回、ユルゲン・クロップの46回を大きく上回っています。ゲームの途中でも2回、3回とシステムを変えて膠着状態を打開するのはペップの真骨頂。数字を差し出されても「さもありなん」としか思わないのですが、いいときは「変幻自在」でも、歯車が狂えば「右往左往」。守備がうまくいっていない現状では、選手たちのストレスの原因になっているようです。
ウェストハム戦の後、ウィンターブレイクに入るチームには、レスター、レアル・マドリード、アーセナルという難敵3連戦が待っています。ジョゼ・モウリーニョに敗れた名将は、選手たちとのコミュニケーションをきっかけに、勝ち続けていた頃の感触を取り戻せるでしょうか。これからの4試合の注目ポイントは、スターティングラインナップとフォーメーションです。
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更新有難うございます。
攻め切れずにカウンターを食らって敗戦というパターンが続いてますね。でも、2点取られても3店取って勝つのがペップのフットボール。スパーズ戦はPK外して、フレームショットが2本あったし、ツキも無かったと思います。
フェルナンジーニョ、オタメンディ、ダヴィ・シルバもピークは過ぎてるので、過渡期なんでしょうか。
この10年くらいのナンバーワンの監督はやはりペップだと僕は思っているのですが、そんな彼でもやはり「3〜4年目あたりでうまくいかなくなる」というのがお馴染みになってきました。
2年前のシティを観ていると「このチームに勝てる気がしない…」と絶望したものですが、今ではどのチームも「恐れず勝ち点を狙いにいこう」という姿勢を感じます。
フットボールとは不思議だなぁと常々思います。
やはりファーガソン、ヴェンゲル、今ではシメオネもでしょうか、長期政権を築ける監督というのはそれだけで脅威なのだなと。
今のペップの興味はどこにあるのでしょうか。
チームの再建か、はたまた新天地か。
しばらく勝ち取っていないCLのトロフィーを、そろそろ我が手にしたいと考えていそうですが。。。