「チャットに遅刻は罰金」「ひどすぎるハッピーバースデー」…クロップ監督の明るい近況報告!
コロナウイルスのパンデミックによるプレミアリーグ2019-20シーズンの中断と再開に関する議論を、最も気にしているのはリヴァプールの選手とスタッフでしょう。悲願のプレミアリーグ制覇まで、あと2勝。27勝1分1敗というパーフェクトなシーズンを過ごしてきたチームが、積み上げてきた成果を消されるショックは想像を絶します。ユルゲン・クロップ監督も、内心気が気ではないはずです。しかし、指揮官の口からは愚痴や恨み言の類は一切発せられません。3月にプレミアリーグの延期が決まった際にも、サポーターに対して「自分たちの健康を第一に考えてほしい。リスクを冒さないでほしい」とメッセージ。語られるのは常に「今」の話で、不確かな未来については口を閉ざしています。
「われわれは、お互いを守るためにできるあらゆることをしなければならない。人生のすべてにいえることだが、今はこれまで以上に重要になっている。観客がいないスタジアムでやりたくないし、中断してほしくない。しかし、それによって個々の健康を守ることができる。プレミアリーグの延期は、人々の安全のために決まったことだ。われわれは、それを支持する」(3月13日付「スカイスポーツ」より)
クラブのレジェンドであるケニー・ダルグリッシュのコロナウイルス感染が発覚したときは、「ショックだった」と語った指揮官は、われわれも共感できるいい回しで知らせを受けた際の気分を表現しています。「WhatsAppで共有されたときは、みんな『何てことだ…』という感じだった。ウイルスに感染した人を実際に知っているかどうかで、ここまでショックの度合いが違うのかと思った。仲間からひとり感染してしまった、と。本当にびっくりした。このひどい病気が世界中の人々を悩ませているのはわかっていたけど、自分たちにつながっている人が罹るのは初めてだったから」。退院の報が届いたときの言葉も、いかにも彼らしい優しさに満ち溢れていました。
「とてもいいニュース。みんながケニーを知っており、愛しているよね。われわれは、彼に祈りを捧げることしかできなかったけど、幸いなことに彼はそれを必要としなかった」
健康最優先、安全第一を貫くクロップ監督の最大の悩みは、選手たちと直接話せないことだそうです。リヴァプールの公式サイトや「ミラー」が、指揮官の近況とコメントを配信しています。「一緒にいたい、一緒にいたい、もっと近くにいたいよ」。ズームセッションで語り合うことしかできない熱血マネージャーは、「この状況を楽しんでいる」といいながらも、もどかしさを隠しません。「会えない時間が長くなればなるほど、痛切に会いたいと思うね」。セッションはおもしろいかと問われると、「遅刻すると罰金だ」といいながら、いくつかのエピソードを紹介してくれました。
「われわれのいつもの会議やセッションとは全然違う。でも、好きだよ。チャットは9時30分にオープンとなり、既に全員が参加している。かなり早い段階で入ってきた何人かは、すごく混乱してたね。今では、どんな機能があるかをみんな心得ている。ズームセッションに遅れると、罰金が生じる。2020年だから、こんなテクニカルな機会があるけど、1980年代ならとてもクレイジーだっただろう。サッカーのためだけでなく、これが私たちがのソーシャルコンタクトと相互作用なんだね」
「(ハッピーバースデーを歌うこともあるでしょうと聞かれて)もちろん!めちゃくちゃだけどね。外でやればもっとうまくいくけど、今はひどいよ。でも、大事なのはアイデアだろう。これまでに誕生日を迎えた選手は、セッションにとても感謝していた。何ヵ国語だろう…とにかく全部だ。全員を確認するにはスイッチを切り替えないといけないので、ひとつかふたつの言語を忘れているかもしれない。ハイライトはオランダの歌い方で、最後にHurrah, hurrah, hij leve lang, hij leve lang!(バンザイ、バンザイ…)だ。これだけは絶対忘れない」
いや、いいですね、クロップ監督と仲間たち。「プレミアリーグ2019-20シーズンの再開が困難になったら、リヴァプールの優勝を認めるべきか」という議論があるわけですが、彼らのポジティブな言葉や姿勢に触れると、心情的・偏愛的に「優勝させてあげてほしい!」という気分になるのです。以上、ユルゲン・クロップ監督の近況報告でした。続きは、ネタがたまったら…で。
「われわれは、お互いを守るためにできるあらゆることをしなければならない。人生のすべてにいえることだが、今はこれまで以上に重要になっている。観客がいないスタジアムでやりたくないし、中断してほしくない。しかし、それによって個々の健康を守ることができる。プレミアリーグの延期は、人々の安全のために決まったことだ。われわれは、それを支持する」(3月13日付「スカイスポーツ」より)
クラブのレジェンドであるケニー・ダルグリッシュのコロナウイルス感染が発覚したときは、「ショックだった」と語った指揮官は、われわれも共感できるいい回しで知らせを受けた際の気分を表現しています。「WhatsAppで共有されたときは、みんな『何てことだ…』という感じだった。ウイルスに感染した人を実際に知っているかどうかで、ここまでショックの度合いが違うのかと思った。仲間からひとり感染してしまった、と。本当にびっくりした。このひどい病気が世界中の人々を悩ませているのはわかっていたけど、自分たちにつながっている人が罹るのは初めてだったから」。退院の報が届いたときの言葉も、いかにも彼らしい優しさに満ち溢れていました。
「とてもいいニュース。みんながケニーを知っており、愛しているよね。われわれは、彼に祈りを捧げることしかできなかったけど、幸いなことに彼はそれを必要としなかった」
健康最優先、安全第一を貫くクロップ監督の最大の悩みは、選手たちと直接話せないことだそうです。リヴァプールの公式サイトや「ミラー」が、指揮官の近況とコメントを配信しています。「一緒にいたい、一緒にいたい、もっと近くにいたいよ」。ズームセッションで語り合うことしかできない熱血マネージャーは、「この状況を楽しんでいる」といいながらも、もどかしさを隠しません。「会えない時間が長くなればなるほど、痛切に会いたいと思うね」。セッションはおもしろいかと問われると、「遅刻すると罰金だ」といいながら、いくつかのエピソードを紹介してくれました。
「われわれのいつもの会議やセッションとは全然違う。でも、好きだよ。チャットは9時30分にオープンとなり、既に全員が参加している。かなり早い段階で入ってきた何人かは、すごく混乱してたね。今では、どんな機能があるかをみんな心得ている。ズームセッションに遅れると、罰金が生じる。2020年だから、こんなテクニカルな機会があるけど、1980年代ならとてもクレイジーだっただろう。サッカーのためだけでなく、これが私たちがのソーシャルコンタクトと相互作用なんだね」
「(ハッピーバースデーを歌うこともあるでしょうと聞かれて)もちろん!めちゃくちゃだけどね。外でやればもっとうまくいくけど、今はひどいよ。でも、大事なのはアイデアだろう。これまでに誕生日を迎えた選手は、セッションにとても感謝していた。何ヵ国語だろう…とにかく全部だ。全員を確認するにはスイッチを切り替えないといけないので、ひとつかふたつの言語を忘れているかもしれない。ハイライトはオランダの歌い方で、最後にHurrah, hurrah, hij leve lang, hij leve lang!(バンザイ、バンザイ…)だ。これだけは絶対忘れない」
いや、いいですね、クロップ監督と仲間たち。「プレミアリーグ2019-20シーズンの再開が困難になったら、リヴァプールの優勝を認めるべきか」という議論があるわけですが、彼らのポジティブな言葉や姿勢に触れると、心情的・偏愛的に「優勝させてあげてほしい!」という気分になるのです。以上、ユルゲン・クロップ監督の近況報告でした。続きは、ネタがたまったら…で。
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