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移籍志願(⁉)のGKから最高給の司令塔まで…アーセナルの売却候補リストをチェック!

「クラブに対して、プレイできると証明した。来季はもっと試合に出場する必要がある。それがアーセナルに残る唯一の方法だ。レギュラーに定着し、アルゼンチン代表でも背番号1として出場したい。止まるつもりはない。アーセナルでプレイできなければ、次に進むのははっきりしている」。

負傷したベルント・レノの穴を埋め、FAカップ制覇に貢献したエミリアーノ・マルティネスが、退団をほのめかしています。本人のコメントを報じたのは「イブニング・スタンダード」。プレミアリーグの最後の9試合に出場し、ヨーロッパリーグと国内カップで14試合に起用されたGKは、地元アルゼンチンのラジオ番組に出演し、同じ使われ方をよしとしないと明言しています。

キック力はプレミアリーグでもトップレベル、キャッチングはケパより確実で、ハイボール処理はデ・ヘアより上。出場9試合のみという但し書きが付くものの、セーブ率81%はリーグTOPのウーゴ・ロリスを上回っています。彼の希望が叶わない理由は、ただひとつ。戦う相手がベルント・レノであるということだけです。記事の行間から、発言の本気度までは窺えませんが、アーセナルはやっかいな悩みを抱えることになりました。説得して万全の体制をキープするか、新戦力獲得の資金源とするか。トーマス・パーティーを獲ろうとしているクラブは、GK以外にも離脱の噂が続出しています。

「プレミアリーグのクラブが2つ、ブンデスリーガがひとつ」。メートランド=ナイルズを複数のクラブが狙っていると報じているのは「スカイスポーツ」です。22歳のMFがチームを去りたがっているという話の真偽を問われたアルテタ監督は、「何も読んでいないし、知らない」とはぐらかしましたが、第2GKは止めてもこちらは本人の意向を尊重するでしょう。

放出確実といわれるグエンドゥジについては、「デイリー・メイル」が「バルセロナ、ユヴェントスに続いてパリ・サンジェルマンが獲得を検討」と報道。「フットボールロンドン」と「メトロ」は、アーセナルは4000万ポンド(約55億円)を期待していると伝えています。彼とメートランド=ナイルズを妥当な額で売れれば、トーマス・パーティー獲得にゴーサインが出るでしょう。さらにパパスタソプーロス、ムスタフィ、ムヒタリアン、ラカゼットまでキャッシュにできれば、ダニ・セバージョスの完全移籍かフィリペ・コウチーニョのレンタルが実現するのではないでしょうか。

最後に、もうひとり。「ミラー」によると、アーセナルはメスト・エジルをレンタルして1800万ポンドのサラリー負担を軽減したがっているとのこと。事実だとすれば、アルテタ監督は10番を構想外と見做しているということです。500万ポンド程度でOKなら、手を挙げるクラブもあるかもしれませんが…。ノースロンドンでグーナーに惜しまれながら、キャリアを終えてほしかった選手だけに、こういった記事が出るのは寂しい限りです。

トルコのトラブゾンスポルに移籍するという噂があるエルネニーまで入れれば、最大9人が出ていく可能性があるガナーズですが、実際に売れるのは何人でしょうか。バリバリの主力に移籍金ゼロで出ていかれたり、若い選手を投げ売りのような価格で手離したりすることが多かったクラブですが、緊縮財政の今、失敗を繰り返すわけにはいきません。とりわけグエンドゥジ、メートランド=ナイルズ、ラカゼットは安売りNGですね。どうなるか、見てみましょう。


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“移籍志願(⁉)のGKから最高給の司令塔まで…アーセナルの売却候補リストをチェック!” への2件のフィードバック

  1. ゆゆ より:

    大改革待ったなしなので、アルテタの希望通りの編成になることを願います。
    エミマルが一番難しいですが、あれだけの実力でセカンド扱いは本人も納得出来ないでしょう。。
    恐らく正ゴールキーパーはレノになると思うので出ていくのは濃厚かと思いますが、仮に出るとしても快く送り出したいです。

  2. ゆうま より:

    ナンバー1レノの回復具合が思わしくなく代役を取るかもとも言われていますので
    取り敢えずこの夏のマルティネスの退団は避けられそうでホッとしています

    両者の実力は拮抗していると思っていますので換金するなら
    トップリーグでの実績で上回り高く売れるであろうレノの方を売るべきだと思っています

    グエンドゥジは思った値段で売れなさそうなら「自分で自分の価値を上げてこい」とはっぱをかけて
    エメリが監督をするヴィジャレアルにレンタルに出せば良いのではと思っています
    自分的にはグエンドゥジを諦めきれないので一年後アーセナルでやり直したいとアルテタに
    頭を下げてくれる展開になったらベストなのですが

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